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お米農家 momofarm 西岡さん
1年くらいhachiをやってくる中で、欠かせなかった存在の農家さんについて書きたいです。
栃木県北部の大田原市で農業を営む、momofarmの西岡智子さんです。
女性の農家さんで、17haほどもあるたくさん田んぼでお米を育てています。
東京農業大学卒で自分たちの大先輩でもあります。
開店当初からhachiにおいしいお米を送ってくれています。
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西岡さんが農業をしている大田原市の親園地域の水は、ものすごく綺麗で澄んでいます。
暑い時に行くとつい浴びたくなります。
例えば、北部を流れる那珂川は昔から天然鮎のメッカとして有名。鮎が沢山生息する、非常に澄んだ清流です。
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「那須や日光の山々に降った雨や雪を大地に貯え、きれいにろ過し、何百年もの歳月をかけて極上の伏流水として湧き出てきます。」
西岡さんがそう教えてくれました。
綺麗な水を利用して、美味しいお米ができあがります。お米の香りは水と山に答えがあるから、今でもその秘密を調べ中なんだとか。
大田原市の名前の由来を調べると「大俵」という言葉が由来だそうです。
それくらい米が盛んで、水も綺麗で、今でも関東では有数の米どころです。
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西岡さんは、そんな米どころの大田原から、とっても美味しいお米を届けてくれます。
前に伺った時に、米作りのどんなことに気を遣っているんですか??と聞くと、「バランスよく育てることかな」と。
詳しく聞くと、田植えの時に稲と稲の間を狭くしたら沢山植えられて、沢山量は採れる。でも、それだと一本一本への栄養が減っちゃうから、バランスよく植えることでみんなに栄養が行き渡るよね。というようなことを教えてもらいました。
特別なことよりも、伸び伸び育つ環境づくりが大事だよー、と勉強させてもらった気がします。
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米作りの工夫として、有機肥料を利用したり、農薬の量を少なくしたり、という取り組みもされています。 有機肥料を使った田んぼには、タニシが増えた!!という話もしていて、自然環境が良くなっていくのも楽しんでいるんだなぁということを感じました。(どじょうも増えたそうです!)
美味しくなるように作られたお米はとっても美味しい!イチオシは一番手をかけてあげてる「コシヒカリ」。ツヤッツヤでいい顔をしています。
栃木に行った時に何度もいただいてるんですが、現地で食べるとまた美味しいですね。田んぼを見て、ご飯を食べて、心が整います。
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地域とのいろんな取り組みをどんどん行っているのもいいなぁと感じるところです。 宇都宮の酒造さんと一緒にお酒を作ったり、地元の会社さんと一緒に甘酒を作ったり。
この甘酒もとっても美味しい!
米と麹だけを使ったシンプルな甘酒なんですが、ハマる人が続出しています。個人的には水割り、豆乳割り、牛乳割りがおすすめです🙋♂️
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そしてれちゃいけないのが、西岡さんの家族のみなさん。
長男のひろと君は、お母さんと同じ、東京農業大学へ通っています。継ぐためにお米の勉強をしています。
一人暮らしでもお米は必ず土鍋で炊いているそうです。お米を炊くのはお母さんより上手なんだとか笑
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長女のももちゃんも、大田原市の農業高校で農業の勉強中。学校や家の近くの空いている畑を利用して、野菜や大豆を育てています。 学校でダイズ100粒プロジェクトというのをやっていて、皆んなで育てるんですって。 「momo」farmの由来の人物でもあります。
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西岡さんの妹の優子さんはパティシエ。
大田原市内で「焼きたて焼き菓子工房 kabaco」さんという焼き菓子屋さんを開いています。
https://www.momo-kabaco.com/k
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ケーキも焼き菓子ももちろん美味しいのですが、
西岡さんのお米の米粉を使った、米粉のクレープがとっても美味しい。
もっちもちの生地がたまりません。その他の素材も地元のものを多く使っていて、そういうのもいいなぁと思います。
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西岡さん一家の柔らかい雰囲気がとても好きです。
西岡さんと大田原の自然と西岡家と地域と、全部丸ごといいなぁと思える環境で、行って帰ってしばらくすると、また行きたくなります。
いつかお客さんとも一緒に大田原に行けたらねー、なんて思ったりもしています。会いに行って、体験して、普段はそのお米を食べて、なんて絶対楽しい!って勝手に妄想しています笑
書こうと思ったらまだまだ書けそうですが、一旦ここまで。きっとまだ何回も大田原に行くと思うので、その度に続きを書けたらいいです。
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momofarm 西岡智子さん
栃木県大田原市
momofarm HP:https://www.momo-kabaco.com/m/