12月3日: Bad Pritt ファーストEP「EP1」リリース決定!
暗がりに座り込む仮面男。
こちらはイタリアの音楽アーティストLuca Marchetto氏。
なんともモノクロの質感と古い建物と相まって絵になりますね。
さて、12月3日にそのLuca Marchettoによるソロプロジェクト「Bad Pritt」によるファーストEP「EP1」をリリースします。
Bad Prittは2018年にアーティスト名を冠したファーストアルバム「Bad Pritt」でデビュー。
ハリウッド映画のサウンドトラックやUlrich SchnaussやThe FieldやFour Tetなどのエレクトロニカにも通じる鮮烈なビートと壮大なシンセサイザーサウンドは、100%ハードウェアの電子楽器のみで制作されており、古いデバイスと新しい感性が混ざり合った電子音楽作品に仕上がっています。
しかし、今回リリースされるファーストEP「EP1」はアルバムとは違い、全編、アップライトピアノを中心にヴァイオリンやノイズなどのほんの少しの追加サウンドで構成された美しいポストクラシカル作品。
EPは1週間を表す全7曲を収録しており、優しく静かに奏でられるピアノのメロディーがその日常の隙間を埋めるかのように響きます。
その内省的なサウンドはAnoiceやSontag ShogunなどのRicco Labelのアーティストはもちろん、Jóhann JóhannssonやNils FrahmやSylvain Chauveauなどのポストクラシカルミュージックアーティストのファンの琴線にも触れることでしょう。
このリリースはRicco Labelとイタリアの音楽レーベルShyrecとのコラボレーションにより実現したもので、11月12日にはLuca Marchetto本人が制作したミュージックビデオ「Day 3」も公開されますので、お楽しみに。
喪失とそのプロセスをテーマに制作された、儚くも美しいポストクラシカルの名盤です。
詳細:
http://fleursy.com/riccolabel/discography/ric077_japanese.html
BandCamp:
https://riccolabel.bandcamp.com/album/ep1
これからの季節におすすめ。