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見せ方のコントロールできています?


東京・神保町にある未来食堂の店主、小林せかいさんの著書。
「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」

小林さんの「始める・続ける・伝える、それらを行動に移すための仕組みとツール」の具体例がぎゅーっと詰まって、素晴らしい本。
で、その内容は本を読んで頂くとして、ずっと気になっている章があります。


ーーー ”自分”をどうみせるか 

あなたが新しいことを一人・小規模で始めたならば、ひょっとしたら取り組みそのもの以外にも”あなた”に注目が集まるかもしれません。
 というのも、未来食堂を始めた私自身が『元エンジニア』『元会社員』『数学系の理系』という切り口で、想定外の注目を集めてしまったのです。
〜略 「普通だったら飲食業界に立ち入らない人が飲食業界で革命的なことをやってる」という取り上げ方を何度もしました。
 わたしのようにあなたも、思ってもみない角度からスポットライトがあたることがないとはいえません。そうった時も先述した通り、「何を伝えないか」が一番大事です


小林さんは「母であること」であることは公表しないと決めていらっしゃる。
これは「母として頑張る=家庭的なお店」のイメージを持たれたくないから。
小林さんの様に自分や仕事に対して発信を選り分けて、見せ方をコントロールすることはとても大事。大事。大事。(←大切なことなので3回)
大事とわかっていながら、noteを頻繁に更新しようとすると、どうしてもボロボロ自分がこぼれ落ちてしまう。


私はリネンや革でバッグや小物を作っているのですが、お客様はナチュラルな雰囲気や手仕事を好きな方が多いと実感しています。
私自身もナチュラル志向派で、部屋に花を飾り、梅の季節には梅仕事もがっつりするし、廊下には手製ヒンメリも飾っています。
でも、3DモデリングやAI、デジタルの未来もすごく興味があるのです。Instagramの革仕事の合間にでてくるモデリング画像の違和感よ…。



ナチュラルで丁寧な生活を見せたいのに、「自分って仕事ってどうなっていくのだろう」と仕事の迷いやお金のことが気になってnote書いちゃったり。
発信を頻繁にすると、どんどん自分の見せ方がコントロールできなくなってきている。
自分を飾ることはもちろんできなくて、自分がボロボロこぼれちゃうよね。


反面、自分はこんなことに興味があるんだ、と客観的に自分を知ることができるのは良い点。
そして、その興味をちゃんと人に伝えれられるようにまとめる過程は私自身とても勉強になっている。



最近、最所あさみさんのnoteをリツイートした時に書いたコメントが自分に向けてブーメラン真っ最中なのです。
自然体も大切だけど、にじみ出た自分もちゃんとコントロールできるようにならないとあかんねぇ…。





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