苦手を越えた先のワクワク
こんにちは。
絵を描いたり字を書いたりしたものを投稿することもある私ですが、
両方とも「できない」と思い込んでいたものです。
絵は、小学生の時に先生を描く授業がありました。
見たものを描くことも難しかったですが、水彩絵の具が滲んでしまい…
それはもう大変なことになりました。
先生は「私のモヘアのセーターがよく分かる絵ですね」とフォローしてくださいましたが、悲しくて悔しくて恥ずかしくて、もう二度と描かないと決めてしまったほどです。
書は、小学校低学年の頃、近所の書道教室に行きましたが、利き手で筆を持っている右手まで墨で真っ黒に…
びっくりしましたし、親にも呆れられるは叱られるはで、2回目は行かなかった気がします。記憶が曖昧というかほとんど無い時期なので明言できないのですが、お習字は続かなかったと記憶していますのできっと…
そんなこんなで、絵も書も自分には無理なんだと思い込んでいました。
が、2023年の3月にポロッと「絵本が作りたい」と呟きました。
そのころは「でも絵が描けない」とも言っていました。
2023年7月にある企画のためにジャケット画像を作っていて気に入らなくて悶々としていました。
100円均一でラッピング用品を探していた時、絵の具コーナーを通り、ふっと画材が目に飛び込んできました。
紙・絵の具・筆を買い帰宅(道具が2つ足りないですね)。
描き方は忘れていますから、紙の上に絵の具を置いて筆で伸ばそうとするも、筆は硬いは伸びないわでキョトンとしました。
しばらくすったもんだしてから、パレットに絵の具を出して筆に含ませた水で薄めるんだったと思いだしました。
パレットない!筆を洗ったりするバケツない!
とりあえず手元にあるもので代用して再び描いてみました。
なんだか…楽しい…
そんなこんなで絵を描き始め、SNSで知り合った書家さんとの交流から筆で書いた文字に惹かれ…和歌の先生が書道サークルで指導なさっているので苦手なサークル活動も始めました。
一つのキッカケで世界がガラッと変わった2023年7月でした。
そうして生まれたのがオラクルカード【空のメッセージ】。
苦手を越えた先のワクワクが生み出してくれた作品です。
2024年7月に発売した【空のメッセージ】は、占いをしない方にもお届けしたいと思い、画集【空のメッセージ】として2024年10月にKindleから上梓。
12月には文字での方が受け取りやすい方に向けて言伝【空のメッセージ】がKindleから発売予定。2025年3月には詩も含めた作品集として羽ばたく予定です(現在猛執筆中)。
カバー画像は挿絵の一枚として顔彩で描いた日本画です。
与謝野晶子の銀杏の短歌を書きました。
小学生の私は、まさか絵や書を使った作品を作る日が来るとは思っていなかったと思います。
いつも作っていた写真などを合成して作るジャケット画像に抱いた「なんかコレじゃない」という小さな違和感を素直に受け止め、無意識の直感に従い、遊んでみた。したことはたったのこれだけです。
絵を描いた色紙に筆で短歌を書く時、緊張して手が震えるかなと思いました。
が「失敗したらまた色紙を買ってきて描けばいいからいいや」と開き直れました。かなり図太いと笑ってしまいました。
1枚しかない料紙に和歌を書く時は怖かった。
自分で描いた絵、手描きだから同じものはもう二度と描けないであろうそれに書く時は怖くなかった。
自分で賄える意味を感じつつ、この部分のメンタルコントロールができたらもっと自由になれるなと確信しました。
できないと思い込んでいることでも、やってみると世界が変わることがあるものなんですね。