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医者になりたくてもなれなかった私が行き着いた「医師に対してのコーチング」
私は今までもたまに話題に出しているように
父が医師である家に育ちました。
正直言うと私はなれるなら医師になりたいと
ずっと思っていて、社会人医学部編入試験を受けた経験も
実はあるのです。
学費のことはもちろんですが、基本的に能力的に足りず
(平たく言うとアホだった)
本音では今でもなれるならなりたいです。
根底にはどこか、ずっと大きなコンプレックスを持ちながら
生きてきた半生でした。
そんな人生の中、
父は大学病院勤務心臓外科医、それはそれはハードワークで
夜中に呼び出されることは当たり前、
役職を巡っての選挙戦と過ごす中、とうとう
燃え尽きたことがあるのです。
(その時のことを書いた2020年の頃のこと)
父から死にたかったことがあると告げられるというビックリな娘の話
https://note.com/rica2525/n/n76b573ad3a17
そして、父の関係で周りに医師も多い中、
いろんな悩みを聞く機会もありました。
・開業したものの患者さんとの接し方がうまくいかない、
・これから、私はどうやってキャリアを積むのか、何が正解なのか
・医師同士の結婚で、夫が医師の仕事をさせてくれない(なんでやねん事案)
・医師の仕事以外、するのは邪道?でもやってみたい
そして、医師にももちろん「介護離職」の問題もあるのです。
こんな感じの内容などなどを話してくれる際は、
第一声に
「もう、りかちゃん聞いてー。あんまり人に言えへんからさあ・・・」が多い。
これは、父も医師であることから結構心を開いてくれる方が多いんですね。
ありがたや。
そして友人の女医から聞いた
「私、結局医者しかやったらあかんのやろ、普通にウエイトレスさんとか、
雑貨屋さんとかで働いてみたいわ」という他愛もないけれど
切ない一言。
「勝手にやれば」で済ませてはいけない、いろんな気持ちを含んだ一言でした。
そんなこんなございまして、
医師の働き方改革(なかなかうまくいかない)、女医のキャリア問題、
そして一番は「人生」について疎かになりがちなのが医師なのでは・・・と
思うようになり、
医師にはなれなかったけれど、今まで見聞きしてきたことを
糧に医師に対してメンターであり、コーチングもする、みたいな存在になりたいと考え去年から地味に始めています。
更年期でしんどくても、しんどいって言えないし・・・
そして、考え方の多様性も認められるべきで、私の知っている方は
外科医として生きていくため、子供は作らないという女医の方もいました。
逆に、結婚後ご自身の意志で仕事から離れる方ももちろんいらっしゃいます。
決してキャリアが積めないから諦めるとかそう言うことではなく家庭にしばらく入りたいという選択です。
ただしそれも、
その方々それぞれの考え方であり尊重すべきと思っています。
いずれにせよ、どんな選択でも結構なある種特別な見られ方をされてしまうのも医師の特徴かもしれません。
私の大切なクライアントで
今、一緒に歩んでいるのは20代の若き地域医療に携わる女医。
空間デザイナーとしても一歩を踏み出します。
メンターとしてはもちろん、人としても心の底から応援しています。
ある女医の方でコーチングをしている方の記事を見つけて、すぐにこのクライアントにもシェアしました。
このように、人生を切り開きキャリアを方向転換する先輩もいるんだよ、と・・・
私は医師ではないのでその辺りは同じ立場の方の方がいいのかなと
思いつつ(ここでコンプレックスがまた出てしまう笑)・・・
これからも私は医師とは違うけれど気持ちはわかる視点で
医師はもちろん、更年期でお悩みの方にもセッションができたらなと
目標においております。
※この記事は日経クロスウーマンの記事を参考にしています。