【中間報告】新しい働き方実験 掛川東病院指定企画に挑んでいるパッションだけのフリーランスの現在
勢いのまま、縁もゆかりも無い静岡県掛川市にある掛川東病院にフリーランスが集うプラットフォーム「ランサーズ」の新しい働き方LABの研究員として参加、半分の期間が過ぎました。
当初の計画はコチラ↓
パッションだけで制作物など作れない元人材育成・人事出身、現在研修講師とイベントコーディネーターが主な仕事である、フリーランスは何が一体できるのか・・・。手探りで過ごしながらとりあえずどうなったかを報告したいと思います。
◾️1番の成果・幸せ
まず、当初スタート時「異業種」と示していたのですが、よく考えてみると「異業種」には出会えていたと思います。
例えば、私の場合は小売業出身なので、製造業、製薬、商社の方などは出会えていたのですが「異職種」には出会えてなかったのが気づきでした。
そして1番の成果であり幸せは、
きっとこの企画に参加していなければ出会えなかったベテランデザイナー、グラフィックデザイナー、作業療法士の方々と出会い、話をして「与え合い」をしていただいたことです。
仕事の特性上「与える」姿勢になっていた私にとって親身になってご自身たちが培ってきた経験、考え方、スキルを快く与えてくださったことは、私にとって非常に嬉しく有難いことでした。全く違う仕事の人と出会ってなかったと痛感もしました。
◾️ここまでの活動
・ミーティングへの参加
→病院の現状や仲間の動きを見ることで自分ができること、やらなくてはいけないことが見えるので、可能な限り参加しました。
・ひまわりビールプロジェクト ラベルシール作成ワークショップへの参加
→掛川東病院主導のもと動いているひまわりビールプロジェクトのなかで、ビールのラベルをみんなで作ろうオンラインワークショップがありました。私も初めて触れるAdobe expressというソフトを使いました。浜松医科大学の学生、掛川東病院宮地院長、フリーランスの仲間と参加しました。
オンラインでどのようにするのだろう・・・
と思っていたのですが
ベテランデザイナーとAdobe expressアンバサダーでもあるグラフィックデザイナーが運営してくださり、つつがなく楽しく、また大学生と一緒に、という初めてづくしの有意義なワークショップが行われました。
私はリアルでの会話や気持ちを伝えるなどで「つながり」的なものを見出すのはできるかもしれませんが、このようにデザインを一緒に作っていくというものをオンラインで・・・と私には出来ないことを実行していくフリーランスお二方に脱帽でした。とても良い経験となりました。
・私の成果
→当初焦っていたことに「成果物が出せなない問題」がありました。
人材育成やトレーニングを生業とする私に、何が一体・・・と考え続けていたのです。「私にはなんにもできない・・・」というネガティブな考えに対し励ましてくれたのも、ここで出会った仲間たちでした。
そしてある時、青天の霹靂的にそうだハンドケアしながら病院職員の方や患者さんと対話することで何かお役に立てるかもしれない、と思いついたのです。
ということで
イベントでも使えるよう、ハンドケアの勉強をしていたので、こちらを活かすことにしました。
私は、自分の思いを文章にしたり、PRするのが極度に苦手です。
テキストは作れるのですが、面白みのない物しか作れません。
そして、医療向け、となったときに専門家の意見も取り入れたい、
そのテキストをどうでしょうか?と確認したい・・・と思ったとき、
仲間に頼ることにしました。→自分の性格上かなり前進
思い切って、仲間に相談したところ
医療従事者ではない私が作った「人の体に触れる」テキストの監修を
作業療法士であり医療系HPライターに、
全体的なデザインを
Adobeexpressアンバサダーのグラフィックデザイナーに
完成物の確認を
ベテランデザイナーに託し、
お陰様で、テキストを完成させることが出来ました。
9月中旬にはハンドケア講習に病院に伺い、予定している9月29日開催 「希望の丘マルシェ」(掛川東病院主催)
と2回に渡りハンドケアも実施する予定です。
◾️全体を通して
中間報告を書く際、あらためて感じたのは、「相互理解」と「助け合い」の大切さでした。
私の取り組みも私さえ良ければいいわけではなく、
掛川東病院の受け入れ態勢も必要であり、他のフリーランス仲間あってこその成果だと思っています。
これは改めて関わってくださっているみなさんに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
◾️今後について
今後は前述にある1回目のハンドケア講習実施、希望の丘マルシェの際(院内のみ予定)の実施後、どのような効果、成果があったかを見ることが第一段階です。
その後はまた、模索しながら進んでいきたいと思います。
そして、「出会った仲間たちと仕事が作れないか」も考えていく予定です。
せっかく出会った人たちと、また新たに何かを生み出す・・・
楽しみです。