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ゆごほくの『真っ赤な嘘』




『真っ赤な嘘』に心を奪われました。



私はゆごほくが大好きです。以前に書いた記事でひたすらゆごほくの好きなところを語ったわけですが、今回はゆごほくのユニット曲『真っ赤な嘘』についてひたすら書こうかと思います。



正直、最初に『真っ赤な嘘』を聴いたときはあまりピンと来なかったんです。私の好きな曲調でもなかったし、歌詞がエモいとかそういうわけでもなかったので、曲だけではあまり「聴きたい!」とはなりませんでした。

ゆごほくにはどちらかといえば“エモい曲”を歌ってほしかった気持ちがちょっとあったし…。

アルバムは通常版しか持っていないので、曲を聴く機会もあまりありませんでした。



しかしFeel da cityのライブ映像を観てそれは180°ひっくり返されました。

ポジティブのこーちくんとネガティブの北斗くん。

あれはゆごほくを象徴するようなパフォーマンスだったと私は思います。






まず衣装。二人とも白でユニットっぽさを出しながらも、北斗くんはゆるいパーカー、こーちくんはロングコートで対照的。元の衣装の上に一枚羽織っただけなのに、二人をよく表していて素敵なチョイスだなって思いました。






こーちくんが歌詞を間違えたところ。私は、歌詞を間違えた、それも含めてあのパフォーマンスは出来上がっていたのだと思うんです。


もし北斗くんが歌詞を間違えたとしたら、こーちくんのように「ごめんね!」って感じに明るく謝ったりしなかったと思うんです。なんとか誤魔化して曲の雰囲気を保てるようにしたと思う。でもこーちくんはニコッてして謝ることすらパフォーマンスに昇華させた。これこそが我々の理解するゆごほくなのです。



「陰と陽」。彼等が「この二人でやるならこれしかない」と言ったテーマの意味が、あのDVDに収められたパフォーマンスを観てよくわかりました。






声の対比も好きです。低くて独特の雰囲気を纏う北斗くんの声と、優しくてひたすら真っ直ぐなこーちくんの声。ソロパートが交互に来て違う曲のようでありながら、ユニゾンを歌うとやっぱり私達の聴き慣れたゆごほくという一つの歌声になる。


RIDE ON TIMEで真っ赤な嘘のレコーディング風景を見ることができるんですが、北斗くんがレコーディングした後、こーちくんの歌声を聴いて、「こーちって優しい声してる」って言うんですよ。その時の北斗くん、ニッコニコで本当に弟の顔してるんですよ。「こーちとできて嬉しい」の北斗くんも本当に嬉しそうに笑っていて、北斗くんのこういう顔ってこーちくんにしか引き出せないんだなって感じるのです。





終盤、前後に二人並んで踊るところ。

彼等は切り離せない二人ですが、あくまで「シンメ」なのです。2人の間にはいつも京ジェがいるし、あくまで左右の同じ位置で踊る2人なのであって、2人でパフォーマンスすることは少ない。
シンメでありながら何もかも正反対な2人。前後に並んで踊ることにより踊り方の違いを見せつけられながらも、彼等がどうしようもなくシンメであることを突きつけられるわけです。





そしてなんといっても最後、照明が消える瞬間に目を合わせるところ。

この一瞬に私はやられました。

お互いが実は近くにいたことに気付いたような、そんな一瞬。いつも隣にいるけどさっぱりしているゆごほくの関係性とどこか重なるようで心がぎゅっとなりました。









書きたいことを書き散らかして繋がりの無い文章になってしまいましたが、とりあえず、ゆごほくユニット『真っ赤な嘘』の素晴らしさが伝わっていればと思います。



またゆごほくユニットやってくれ!!!






DVD発売の時期に書いていた文章を放置していたので今更感ありますが。どうしてもアップロードしたかったのです。

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