坂田 美優
うた としての詩、 この世に新しいものを生み出すものとしての詩、 乗り物としての詩、
書店などで販売しているZINEの紹介や序章の投稿のまとめ。 suikanoyuge@gmail.comまでご連絡頂けたら直接郵送も可能です。 ①『大船渡 ハウルの船』1100円 ②『TALEnt』1200円 ③『花瓶の淵の波を追う』1200円
2023年11月25日に東京からはじめてヒッチハイクで神戸まで帰ってきたときの記録
屋号のような、レーベルのような気持ちでつかっている「すいかのゆげ」ということばが何なのか、それにまつわるさまざまな思考をまとめています。
日々生活をする中で自分が感じている「不快」を敏感にキャッチし、誠実に丁寧に言葉にすることで私自身を”癒す”ことができるのか!?という実験。
物流センターの壁のみどり フェニックスたゆたう曲がり風 サイコーの路 生命の渦 しゃりっ。くす玉を3錠 Pの居場所 Hの隠れ家 はってすすめはってすすめはってすすめ! …
6月から、メールマガジンの配信を始めました。 毎週土曜日です。 これまでは、ごく身近な人の中で快く受け取ってくれる人のみを対象に配信していたのですが、今後もうすこ…
昨日のこと。 今一緒に生活をさせてもらっているご夫婦と、外で飲んで3人ともかなり酔っぱらって24時近く。 家への帰路、坂道をぴよぴよと歩きながらの冗談の中で、 その…
缶ビールとパンフレットをそれぞれの手に持って 映画館からの道すがら 海沿いをひとり、歩いていた。 やっぱり夜もすきだ。 都市だと、夜にひとりで歩いていても、みえな…
逃げ水かと思ったら海。 いや川か。 ホラ沢と呼ばれていた、金沢のランドセル。 世界。たぶんカリフォルニアの大地にあまねく大樹の末柄。 まる張ったカルチャースクール…
2023年の夏のよく晴れた日に、みほさんの写真を撮った。 時間にしておよそ1~2時間ほど、短くも鮮やかな、透き通る海と光の記憶。 撮影をする中で、みほさんは今、別な世…
vol.1はこちら ↓ vol.2 2台目の方からは緑茶をいただいたりして、いろいろお話ししていたら岡崎SAに到着。楽しかった。にこにこぺこぺこお礼をしながら車を出て、お互…
静岡SAでそのおじいちゃんに教えてもらった場所にて再度スケッチブックを開き、なんとなく目についた岡崎SAが良い具合にそこから1時間半の距離にあるとのことで「岡崎まで…
ヒッチハイクをした。 東京から西宮まで。 3台の車に乗せてもらって帰ってきた。 1人目の方は用賀の東京ICから静岡SAまで、 2人目の方は静岡SAから岡崎SAまで…
自分の生命はこれまでのたくさんの人間の連なりの上にあり、 その人間たちのしてきたことを考えると、 今自分がこの世に、この地に、ただ生きているだけでもうすでにたくさ…
物事を自分のできる限りの最後まで追っかけて行って考えるということを諦めることが習慣となってしまっている自分がいる。一人で考えていると自分が現実から浮遊していくよ…
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こないだ夜の本屋で、ヒッピーのことを映画と絡めながら研究してた、という若い女の人と話した。 今は働いていると言ってたので、ヒッピー的考え方を持ちながら都会の会社…
2024年7月31日 23:49
物流センターの壁のみどりフェニックスたゆたう曲がり風サイコーの路 生命の渦しゃりっ。くす玉を3錠Pの居場所Hの隠れ家はってすすめはってすすめはってすすめ!目減りした砂漠のえら下の、ややよい匂いのする冷えたふくらみを耳に煤けたパスタの角を落とすしんしんと湧き落つるコンクリートのたまご阪神に酢ってかけて煮て食べて満足ついでに首も這わせて南国へテトラポットは風情、何個ま
2024年7月30日 12:15
6月から、メールマガジンの配信を始めました。毎週土曜日です。これまでは、ごく身近な人の中で快く受け取ってくれる人のみを対象に配信していたのですが、今後もうすこしいろんな方に見てもらうのもいいかもしれないと思い、こちらでお知らせします。***今私は、大学生のときにやっていた夜間の福祉バイトをしながら、畑をしたり料理をしたり勉強したりつくったりする日々を過ごしています。言ってしまえば、
2024年3月8日 23:03
昨日のこと。今一緒に生活をさせてもらっているご夫婦と、外で飲んで3人ともかなり酔っぱらって24時近く。家への帰路、坂道をぴよぴよと歩きながらの冗談の中で、 その夫婦にとって私は桃太郎のようなものだ、という話がなされた。分かれ道で家とはちがう方に行って、「うちの桃太郎さんはまだ道がわかってないみたい」と言われたのが発端。次いで、「もう鬼退治は自分たちがしっかりしといたからね!」と。
2024年2月27日 11:42
缶ビールとパンフレットをそれぞれの手に持って映画館からの道すがら海沿いをひとり、歩いていた。やっぱり夜もすきだ。都市だと、夜にひとりで歩いていても、みえない他者の存在をいつでも感じられるからよい。他者の存在がない中で、自分の行動や生命の責任や一部始終の記憶を自分自身で負うことの自由もよいが、人の存在を感じながらこうして孤独にひたれることも贅沢だ。こうしてひとりでひっそりお酒を飲みな
2024年2月5日 15:50
逃げ水かと思ったら海。いや川か。ホラ沢と呼ばれていた、金沢のランドセル。世界。たぶんカリフォルニアの大地にあまねく大樹の末柄。まる張ったカルチャースクールを居所になんて、梨と蟻が、食べ合って、その四肢を着られて、足か針か、2人がけでとぶとびばこ。マウンテン、オヴ、ニードル。淹れた発砲スチロールのその水が、ここを下った先の飛び地に住民票をうつした。ことばは多分銃の中に眠り、
2023年12月2日 01:49
2023年の夏のよく晴れた日に、みほさんの写真を撮った。時間にしておよそ1~2時間ほど、短くも鮮やかな、透き通る海と光の記憶。撮影をする中で、みほさんは今、別な世界を見たいんだ、という印象が強く残った。 この冊子に文章を載せ、その中の写真に写っている煙山美帆(けむやま みほ)さんは現在、岩手県のとある漁師町で暮らしている。東京で生まれ育ち、東日本大震災のボランティアをきっかけにその町に移
2023年12月1日 00:51
vol.1はこちら ↓vol.22台目の方からは緑茶をいただいたりして、いろいろお話ししていたら岡崎SAに到着。楽しかった。にこにこぺこぺこお礼をしながら車を出て、お互いに名前も知らないことに気付いた。暗い車内の私は後部座席に乗っていたので、ほとんど顔もしらない。最後挨拶するときに車から出てくれて、その時すこしだけ見たけれど。さっきあんなにもじっくり話していた人なのに、車から離れてしまう
2023年11月28日 09:20
静岡SAでそのおじいちゃんに教えてもらった場所にて再度スケッチブックを開き、なんとなく目についた岡崎SAが良い具合にそこから1時間半の距離にあるとのことで「岡崎まで」とでかでかと書く。1回目にやたらと丁寧に書いたが、その割にすぐに役目を終えたので、今回はかなり手早く、1分程度で書き終え、早速掲げてみる。3台ほど車を見送った後、スケッチブックを掲げてからおよそ1分ほどで車が止まってくれた。うし
2023年11月26日 23:30
ヒッチハイクをした。東京から西宮まで。3台の車に乗せてもらって帰ってきた。1人目の方は用賀の東京ICから静岡SAまで、2人目の方は静岡SAから岡崎SAまで、3人目の方は岡崎SAから甲子園まで。甲子園からは阪神電車で三宮まで帰ってきた。1人目・2人目の方はスケッチブックを掲げて立って1分ほど、3人目の方は3分ほど歩きまわって乗せていただけることになった。14時に東京を出て、22時ご
2023年10月17日 17:31
自分の生命はこれまでのたくさんの人間の連なりの上にあり、その人間たちのしてきたことを考えると、今自分がこの世に、この地に、ただ生きているだけでもうすでにたくさんの罪を負っているようなものなのに、さらなる罪を為してしまうような可能性がすぐそばにありすぎる。不条理なことばかりがあるし、太刀打ちできないはずはないと思うような、人間、自分と同じ人間がしているはずのことの中にも、どうしようもな
2023年10月2日 16:11
物事を自分のできる限りの最後まで追っかけて行って考えるということを諦めることが習慣となってしまっている自分がいる。一人で考えていると自分が現実から浮遊していくような感覚になり、地に足をつけて生きていくことができなくなる。そうして思考しているうちに自分のキャパが足りなくなる。そのキャパをじわりじわりと負荷をかけながら大きくしていくというスリルみたいなものを引き受けて、自分の脳や心の筋肉の可動域やスタ
2023年9月28日 00:14
いやいやいやいやていうかさぴっとした何処の端っこの磯!いずれは鳶の鼻緒にもいかんいかん雫が耽美な川の畔に悲観しても美観地区結局米菓ってのはすぐに辛く、返還してもとうにウィーっとまともな文章を書こうよそんなのは結局、逃避でしかないと思うよプラスチックの膨大な棒耳につんざく誕生日おめでとうこんなもののどこに点滅する迫りゆくばらつきのある 橙の傾いた数多のひ
2023年9月26日 18:49
抜歯ばっかりしてるから、その場所に行ってもそばセットしかバーテンダーなんじゃんそばは細いからねとはいってもちょっと骨がアレだけどシルコットのウェット笑でも!コチュジャンジャン舞え場のかみ合わせがね階段と会談どこでだってランデブー踊ってたってアンテロープそろそろ食事の時間かな。研究ってのは2:8つまりはポンデライオンの前髪。左の耳を肩につけて見なほんで石鹸は南の島まで
2023年9月23日 19:20
ティーカップに入ったコーンスープをすする猫アスファルトの上で静電気がゆうメルヘンティックに減るメトロポリスのせせらぎにまるでクラインガルテンさすがに人参くらいかもしれないって暗闇の中で少女が天を吸うこの危機において必要なものは恐らく雅楽か科学か形見か空手か、それとも手のひらの様子をじっと眺めてみる?つまりはおひつが発するその蒸気葉脈の間にある家十を数えれば君の長靴が実は
2023年9月20日 18:53
「どこからどう見ても、楽しく生きているようには見えない」 初対面、会って1時間もしないほどの人にそう強く言い放たれてさすがに泣いた、初夏の午後。 結局、面白いも楽しいも遊びも美味しいも、あるようで無いようなものだと感じるときがたくさんある。そんな私の本当の感覚、正直な思考をそのままに話せば、私がどれだけ悲観がなくフラットな気持ちを持っていようと、そのときの私は目の前の相手にとってまたた
2023年7月25日 16:35
こないだ夜の本屋で、ヒッピーのことを映画と絡めながら研究してた、という若い女の人と話した。今は働いていると言ってたので、ヒッピー的考え方を持ちながら都会の会社で働くのって難しくないですか?と問うと、アマゾンで買い物をしないとか、そういう小さいことを真面目にやってる、みたいなことを言っていた。その人の放つアマゾンという言葉の響きが私にはどうしてもあの植物生い茂るアマゾンのイメージばかりを想起