#25「流行歌」
最近、日帰り温泉によく行く。
よく行くと言っても毎日とか数日に一日とかそんな高頻度ではなく、少し疲れが溜まった時や自分を甘やかしてやろうと思ったタイミングでなので、大体月数回レベルではある。
で、先日露天風呂でチルアウトしていたところ、若い親子が同じ湯船に入ってきた。
お子の年齢はまだ3、4歳と見受けた。無邪気にどこかを指差してあれは何それだ、なんてパパと答え合わせをしていて、温泉も相まって非常に癒された。
しかしながら、ふいに「ばばんばばんばんばあん!」なんて歌い出すもんだから、僕は意表をつかれ我に返った。
令和の世になってもなお、お風呂の歌といえばドリフなのか…。
流行歌の力ってのはすごい…と。
僕は胸の中で静かにビバノンノンと続いた。
***
「歌」なんて有史以来何兆曲も作られていそうなもんだが、その中でも何かのシンボルとして「これといえばこれ」と定番に歌い継がれる曲というのはなるほど確かに数限りあるかもなと思った。
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特に有益な情報はありませんが、読んだ方にとって普段目も向けないような他愛のないもの・ことに改めて触れるきっかけ、あるいは暇潰しになったら幸いだなと思っています。
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