【体験記】中高一貫校からカナダの高校に進学するまで
私が中学生の頃、海外高校についての情報の少なくて試行錯誤しながら情報集めをしていたのを覚えています。このノートは海外の高校探しから留学中の経験までをまとめています。
日本にいた時の成績
地元の私立中高一貫校を受験して、中の下くらいの成績で入学しました。当時、地元の公立小学校では中学受験をするだけでも珍しい方だったので海外受験なんて考えてもいませんでした。入学後、周りに感化され、勉強に本気で取り組み始めたのが中学1年生の冬。
- 学力
徐々にですが学力が伸びていき、中学3年生では校内上位5%をキープするように努めていました。内申点は45/45 でした。苦手だった国語を毎回英語で無理やりカバーしていましたが…
私は勉強だけで精一杯だったので、部活動には一度も入りませんでした。しかし、学生時代に何か勉強以外に時間を費やせるって凄く貴重なので今となっては後悔しています :((
- 英語力
英語は親に進められて地元の英会話塾に小2から通い始めました。小学生の時は英語の必要性を感じる機会が全くなかったので、なんで?と疑問に思い泣きながら習い事に行っていたのを覚えています。笑
自分の中で火が付いたのが、中学生かな。他の人よりも強いてできるのが英語くらいだったので、どうせなら学年1番になるしかないと思い自主的に猛勉強を始めました。その後、一年に一回英検を重ねていき、英語力を伸ばしていきました。
小2 英会話スクールに通い始める
小6 英検3級取得
中1 (英検準2級落ちた)
中2 英検準2級、英検2級
中3 英検準1級、Ielts5.5→ 6.5
※Ielts…特にイギリスやカナダに留学、就労、または移住するためによく使われる英語試験
8年間お世話になった英会話塾↓
- 課外活動
正直中学時代はかなりの時間を勉強に費やしていたので、課外活動は全くもってノータッチでした。6年間習っていたピアノ、英語スピーチコンテストや探究大会優勝などを捻り出して課外活動のリストを作り上げました。海外の高校や大学では必須で提出が求められます。
志望校選び
志望校を決める際に情報が溢れすぎていて、分からなくなります。
特に親が英語を喋れないという人はエージェントに頼るのもおすすめ。留学会社によって値段もサポート体制も様々なので色々な所を見てみるのをお勧めします。志望校選びから、留学中のサポートまでしてくれるので私的には頼ってみて良かったです。
志望校の条件として私が提示したのは…
- 日本人が比較的少ない
- ボーディングスクール(寮がある)
- アメリカよりも安全なカナダ
という3つでした。提示してくれたいくつかの学校の中で、特に目に留まったのが私の今通っている高校Appleby Collegeでした。
APPLEBY COLLEGE
海外の高校に関して英語力の基準は様々ですが、Appleby Collegeは
- ESL(英語のサポート) なし
- Ielts 6.0(英検準一級相当)必須
だったので、入学以前からハイレベルな英語を求められていました。
成績条件はわかりませんが、カナダでもトップ5に入る学校だったのでかなり狭き門みたいです。現在日本人は全校で4人だけなので、admissionの方は日本人にもっと来てほしいそうですが!!
日加併願
Appleby College 一筋に絞ってからは本当に一瞬でした。私の通っていた中高一貫校はなぜか高校受験もあったので、日本の受験とカナダの受験を並列して進めていきました。エッセイや先生に書いてもらう推薦状など海外受験に関して初めてだらけでしたが、なんとか10月に初めて応募をしました。
そして結果は…
不合格。
通知が届いたとき、悲しくて落ち込むというよりも、なんでここまで頑張っているのに取ってくれないの?なんで?という気持ちが大きかったです。とても生意気ですね。後日、審査員の方に何がダメだったのかを聞くと、根本は英語力不足にありました。
といっても、ここまで刻苦してきたのにあっさり不合格。の3文字だけで引き下げれません。二カ月間オンラインでIelts用のクラスを受講しながら、スコアを5.5から6.5に上げました。そして自分の今までのAccomplishments(課外活動)をまとめたプレゼン資料を作って送るなどして、12月に入学を許可されました。
一応、日本の高校も合格したので、海外の高校が始まる9月まで日本の高校に通っていました。
外れた道に進む意義
留学の意義ってなんでしょう。高校から留学する必要性ってあるのでしょうか。
つまるところ、目には見えない経験値と出逢いが一番の宝物だと思います。高校生のうちに沢山の人と出逢うということ。会えば会うだけ、視野が広がるというのは本当で、3年前までは考えてもいなかった教育、観光業、行動経済学などに興味を持ち始めたのも様々な経験や人との対話を通じてです。
最近大学留学はよく耳に挟みますが、やはり高校留学というのはあまり聞きません。15歳から家を出て、海外で過ごすということ。想像していたものよりもずっとリアルで寂しいものでした。英語が喋れず友達を作るのでさえ難しかったり、小麦が主食である食生活に耐えられなくなったり、洗濯物をすべてオレンジに染めてしまったり。あまり留学のことを聞かれた時には話さない内容ですが、当然何か外れた道に行くということはその分辛いことも沢山隠れています。今となっては、こんなことも留学の醍醐味なのかとも思いますけど :)
海外留学一年目で感じたことをノートにまとめています。良かったらこちらもご参考までに。
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