増えているビジネスケアラー!介護離職や経済にも影響している
こんにちは!
弟が障害手帳持ちで、おばあちゃんの在宅介護も経験あり看護師の松本有加です😊
前回は、「ヤングケアラー」についてお話しました。
今回お話するのは、「ビジネスケアラー」に関することです。
1.働きながら家族などの介護をする人「ビジネスケアラー」
「ビジネスケアラー」とは、名前の通り働きながら介護する人のことを指しています。
高齢者が増える中で、働きながら介護する人も同じように増えていますね。
仕事をしながら、家に帰っても介護をするのはとても大変です。
そのため、介護離職や経済にも影響が今後問題とされています。
20230年の経済損失が約9兆円はやばくないですか?
少子高齢化もあり、年々働く人が減ってきている中で、介護の負担が原因で働けなる人が増えるのは問題ですよね😓
だからこそ国も問題視しています。
介護負担を軽減するためにも介護サービスの利用や、企業でも介護休暇などの支援をするなど支援できる環境づくりが大事です。
私の働いている有料老人ホームにも、見学に来られる方が話されるのは「一人で親が生活できなくなったが、自分は仕事があってみれない」「もう限界」などいろんな悩みがある印象ですね。
家族を施設に入れようとしてもすぐに見つからないなど、私の職場も待機待ちが10名以上います。
そうなると施設に入れるまで、在宅で介護が必要になってきて両立していくしかない人も多いのではないでしょうか。
2.私も実際ビジネスケアラーでプライベートな時間が減っていました
私は看護師7年目になった時に、おばあちゃんと住むことを決意しました。
仕事で普段高齢者と接する中で、人生一度きりで自分のおばあちゃんと関わろうと思い最初の職場を退職しました。
最初は山口県で看護師をしようと考えていましたが、認知症の進行と緑内障の悪化による失明もあって一人では厳しいと感じ父親と2人で在宅介護をすることに。
実際、おばあちゃんを大阪に連れてきて介護スタート。
介護認定も受けていなかったので、まずその手配からでした。
失明しているため、常に介護が必要な状態です。
そのため、昼は父親、夜は私がお世話をすることになりました。
そのことをきっかけに、夜勤がない有料老人ホームに勤務することになったのです。
父親は夜勤の仕事をして、昼間はおばあちゃんのお世話をしていましたが排泄介助に悩んでいました。
私は職業柄介護することは慣れていましたが、父親は全くの知識もなくどう接していいのかもわからないところからのスタート。
要介護認定で要介護3に決まり、そこからデイサービスを利用できるようになったので昼間の負担は軽減されました。
私自身は夜にお世話をしていたので、その期間友人と飲みに行ったりもすることなく、定時に帰ってはおばあちゃんと過ごす毎日。
半年間その状態でしたが、ある日勤務していた老人ホームに空きが出て、施設長に相談しておばあちゃんを入所させてもらえることになりました。
それによって、介護負担はなくなり父親も喜んでいました。
まとめ
いかがですか?
超高齢化社会になりいろんな問題が起きています。
経済にも、めちゃめちゃ関係があることがわかりました。
私は半年間だけでしたが、それを何年も在宅で介護されている方は本当にすごいと思います。
心身共に疲労が出てくるため、サービスとしてショートステイやデイサービスなどを利用して介護負担の軽減を図るようにしていただきたいです。
国も経済産業省の主導でプロジェクト化して動いているようで、その名も「OPEN CARE PROJECT」
特に、在宅介護における介護負担の軽減をしていくように法律も改正されつつあり、今後の国の動きにも注目です。
また何か情報があれば発信していきたいと思います。