良質なInsightに触れられるwebsite
ありがたいことに、私のような片手間個人投資家でさえ、アクセスできるアイデアリソースは多岐に渡ります。
個人投資家の諸先輩方がSNSで発信される情報は、同じ立場であるため、言い換えると、アセットオーナーから期間内の確実なリターンを課せられることが無いという根本的な共通点があるため馴染みやすく、また、手軽にアクセスできることからも重宝しています。
他方、自分を棚に上げて言ってしまうと、玉石混淆は否めず、マクロの経済動向から個々の企業分析まで、ざっとチャートや数字をなぞっただけに見える発信が少なくないとも感じます。
勿論、投資はリターンを得るのが目的ですので、直感やテクニカル分析に基づく売買を否定する気は一切ありませんし、彼是と深く思い悩むよりもまずやってみることは(投資に限らず)非常に重要だと思っています。
ただ、大切なお金を投資する以上、そして、その行為に有限の時間を割く以上、そこに至る過程を重視したいと個人的には強く考えています。
今日、ほぼ全ての上場企業がIRサイトを持っており、私たちも証券会社や機関投資家のAnalystと同等の情報にいつでもアクセスすることができます。
こういう性格のため、自然、各社のIR情報を見て、自分自身である程度考えた上で投資するか否かを決めています。 (知識、経験、稼働いずれも足元には遠く及ばないながら、Sellside Analystのレポートを頭の中で作ろうと試みています)
このやり方、コレと決めたところはある程度の深堀りはできますが、なかなか視野の広がりに欠けるのが悩みです。言い換えると、自分なりのリサーチ対象を見つけ、絞るのが下手だと思っています。
そんな私が新たな投資対象を探すため、新たなテーマ・アイデアを探すために重宝しているリソースが2つあります。
一つは日経新聞です。
今更感が満載、また、プロの金融関係者には「日経は経済を分かっていない」とか「日経に書かれる頃にはもう遅い」という声があるのも聞きますが、上のような課題感を持つ身としては、コンスタントに幅広い情報を届けてもらえるのはとてもありがたいことだと思っています。(金融のプロでもないですし・・・)
もう一つが、機関投資家が公表しているレポートです。
プロのPortfolio ManagerやSenior Analystが、日々のリサーチや上場企業のトップマネジメントとのディスカッションを通じて得たInsightを記名で公表するレポートですので、読み応えがあります。
個別銘柄への言及は(当然ながら)ありませんが、マクロ動向をどう捉え、それを投資判断にどう活かすかを分かりやすく教えてくれます。
長々と書いてしまいましたが、ここでそういったレポートが掲載されるサイトを幾つか挙げておきたいと思います。ご覧になったことがなければ、一読されることを是非お勧めします。
(道のりが遠いことは承知の上で、いつか、こういった質の高いInsightの発信を、という目標もここにひっそり記しておきたいと思います)
キャピタルの視点
アメリカ有数のアクティブ投資家であるCapital groupのサイトです。
コンパクトながら、何故その業種・テーマに注目しているかが丁寧に解説されており、読み応えがあります。流石はCapitalと思いながら読んでいます。
知の広場
AllianceBernsteinもアメリカの大手機関投資家です。こちらもCapital同様、読み応えがあります。
下のリンクの執筆者は日経でも何度か拝見したことがありますが、紙面に載った短文コメントを見ただけでは(私のような素人は)得られなかった納得感を得られます。
プロの視点
こちらもアメリカの大手資産運用会社であるFidelityです。上2つと比べて更新頻度が高い印象を受けます。
これらの他にも、大手機関投資家は自社サイトでInsightをオープンにしているところが多数あります。
特に海外投資家はその傾向が強く、また、内容も読み応えがあるものが多い印象ですので、備忘も兼ねてリンクを貼らせていただきます。
どうてもいいですが、PDF化されているものはPDFで見ています。
配置やフォント、色使いなどを仕事のプレゼンテーション資料の参考にしています。意味があるかは知らんけど。
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