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“ポチる勇気”が人生を変える。英語コーチング「90 English」代表が教える「やりたい」を叶える習慣化メソッド

「新しいことを始めても継続できない」「モチベーションが続かない」

こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。フルタイムで仕事をしていたり、日々忙しく過ごしたりしていると、新しいことに挑戦する気持ちも薄れてしまいがちです。

今回インタビューするのは、英語学習の習慣化に特化した英語コーチングスクール「90  English」を運営している、タカショーさんです。

もともとは継続することが苦手だったというタカショーさん。彼が実践している方法や、習慣化の先に訪れる変化とは?

タカショーさん
90株式会社代表。ドバイで生まれ育つが、英語が話せないまま帰国。「英語が話せないドバイ出身」の肩書きがコンプレックスに。その後、大学時代に英語学習に力を注ぎ、英語学習の楽しさに気づく。大手日系企業を1年で退職し、路上で靴磨き修行をしているときに出会った2名の執行役員と共に、2019年に英語コーチングスクール「90 English」を立ち上げる。
X(Twitter):https://twitter.com/takasho90

「200万円かけても英語が話せなかったのに…」習慣化で人生が一変した日

——英語学習の習慣化に特化したスクール「90 English」を運営するタカショーさんですが、かなり珍しいコンセプトだと感じます。なぜ習慣化に特化したスクールにしようと思ったのですか?

タカショーさん:
そもそも言語学習って、ものすごく時間がかかるもの。諸説ありますが、数千時間は必要だと言われているぐらいなんですよ。つまり逆説的に考えれば、学習を習慣化させてしまえば、英語は自動的にうまくなるということなんです。

僕自身、ドバイ出身なのに、もともとは英語が話せない人間で、それがずっとコンプレックスでした。そこで、大学生になってからはいろんな英会話スクールに投資したのですが、なぜかまったく上達せず…。

気がつけば、3年で200万円を無駄にしていました。そこまでやって、ようやく自分には「インプット」が圧倒的に足りていないことに気がついたんです。

そこで、着目したのが通学時間です。「通学時間は毎日必ずあるものだから、アクションを習慣化しやすいかもしれない」と考え、片道1時間の通学時間を利用して、電車では文法、バスではリスニングをやると決めました。

すると、思考に淀みがなくなり、自分の英語学習が“自動操縦”に切り替わった感覚があって…。これを続けるうちに、次第に英語力が伸びていき、習慣化の威力を実感したことが、「90 English」着想の原体験となりました。

——なるほど。自動操縦に切り替わる、というのはどんな感覚なんですか?

タカショーさん:
学習における最大のストレスって、「やるか、やらないか」を決めることだと思うんです。

それが、習慣化することによって、特別な意思決定をしなくても生活に組み込まれるようになる。このモードに入ってしまえば、ストレスなく学習を進めることができます。一周まわって、「習慣化したほうがラク」なんです。

そして、日本人が英語を学ぶときの1番の課題は「続かない」こと。筋トレやダイエットと同じで、続けるためには適切なメソッドを教えてくれる存在=コーチが必要です。

そこで「90 English」では受講生に習慣化のための学習方法とメニューを提示し、専属コーチが伴走しています。

「90 English」のペルソナは、大学生のころに200万円をドブに捨てた自分そのものなんです。「英語学習って1人だと続かないよな」と惰性で毎日を送っていた自分の経験から、このビジネスモデルが生まれました。

最終的には「90 English」の専属コーチがいなくても勝手に勉強してしまうような身体になってもらいます(笑)。

——実際に習慣化できた受講生の方々にはどのような変化がありましたか?

タカショーさん:
「学習することが当たり前に。やらないとムズムズするようになった」と言っていただくことが非常に多いです。

その効果は英語の上達だけにとどまらず、海外留学や外資系の企業への転職など、皆さんの生活にダイレクトな変化を与えています。夢が叶って、人生が変わった人は多いですね。この前もオフィスに特大サイズのお花が届きました。喜んでいただけた瞬間は全ての疲れが吹き飛びます!

今までの自分の経験や生徒さんの飛躍を見ても「習慣化が人生を変える」と言っても、過言ではないと思います。

習慣化するための4つのメソッド

——そんな習慣化の鬼であるタカショーさんですが、そもそも、習慣化できる人とできない人の違いは何だと思いますか?

タカショーさん:
習慣化できない人は、自分の意思を信じすぎている人なんだと思います。「頑張ろう」という意思だけで終わってしまっている。一方で、自ら環境を作ろうとしなければ習慣化はできません。

——耳が痛いですね…。実際に習慣化する方法を教えてください!

タカショーさん:
もちろんです! 実は僕は昔から継続することが大の苦手でした。自分のことを怠惰だと痛感しているから、習慣化の力に依存して生きているんですよ。

なので、僕のような怠惰な人でも習慣化ができるようなメソッドを4つお伝えしていきますね!

1.「いい習慣」「悪い習慣」をリスト化して見極める

タカショーさん:
まず、習慣には「いい習慣」と「悪い習慣」の2つがあります。そこで、何か新しいことを始めたいと思ったタイミングで、今の習慣を書き出してリストにし、引くべき習慣であればマイナスに、足したい習慣はプラスで残していくのがオススメです。

たとえば、YouTubeをダラダラ見る、お酒をたくさん飲む、友だちと必要以上に長電話するなど、辞めたいと思うことはマイナスへ。ストレッチ、筋トレ、ランニング、瞑想、英語学習など、自分が続けたいと思うことはプラスとして残します。

ここで大事なのは、足すよりも引くほうが重要だということ。引かないと新たにいい習慣は入ってきません。「時間がない」のは無駄な習慣があるからです。

——なるほど。私はダラダラすることが好きなのですが、これもマイナスとして引いたほうがいいんでしょうか…?

タカショーさん:
もちろん、ダラダラする時間もときには必要です。ただ、それがどこまで自分の幸福度を上げてくれるのかを見極めたほうがいいですね。「人生が豊かになるか?」「自分が幸せになるか?」を判断軸として、必要な習慣を残せたらいいですね。

2.「習慣化の時限爆弾」を生活動線にセットしておく

タカショーさん:
何となく足すべき習慣が見えてきたら、次にやってほしいのが、習慣化のハードルを下げて、動線に置いておくことです。

たとえば僕は、「水を1日2リットル飲む」と決めてから、500mlのボトルを買って、つねにデスクに置いておき、1日4回はおかわりするようにしています。おかわりした回数を手元の付箋にメモしているので、確実に2リットルを下回らない仕組みになっています。

これを僕は、「習慣化の時限爆弾」と呼んでいます。

——習慣化の時限爆弾!?

タカショーさん:
「目に入ったら、やらざるを得なくなる」トリガーのようなものです。

たとえば、英語学習もノートにまとめておいて、枕元に置いておけば、寝る前に「せっかくだし復習しておくか」と簡単に復習できますよね。この時限爆弾を自分の生活動線のなかにセットして、起爆するようにしておくんです。

ここでポイントなのが、習慣のハードルを下げること。「1日5時間は英語を勉強しよう」とか「1日5リットルは水を飲もう」だと、ハードルが高すぎて絶対に続きません。できる範囲で、続けられる指標を決めています。

——なるほど、ハードルを下げるんですね。習慣が途切れてしまうことはありませんか?

タカショーさん:
もちろん、旅行に行ったり、イレギュラーな予定が入ったりしたときは習慣が途切れてしまうこともありますが、水を飲む習慣は「ボトル」がトリガーになっているので、自宅に戻れば再開できます。

タカショーさん愛用のボトル

タカショーさん:
裏を返せば、僕はこのボトルがないと水が飲めないんです…。このボトルそのものに習慣が紐づいているので、ある意味で依存しているのかもしれませんね(笑)。

習慣のハードルを下げることと生活動線に置くことの2つができれば、新しく定着させたい習慣の足し算がうまくできると思います。

——逆に、悪い習慣を引き算したい場合は、どうすればいいですか?

タカショーさん:
たとえば、テレビをダラダラ見てしまう場合は、テレビを売ってしまうなど、悪い習慣にリーチできないようにするのをオススメします。

反対に、早く取り入れたい習慣は自分の半径5メートル以内に入れておく。僕には今、部屋の隅にあるダンベルが目に入ってるんですが、身体が筋トレしたくてうずうずしています(笑)。見える場所に置くと、習慣化のスイッチが入りやすくなりますよ。

3.「場所・学び・人」との出会いに投資する

タカショーさん:
次にやってほしいのが、「場所・学び・人」との出会いに投資することです。
 
僕が大学生の時の話なのですが、「フィリピン留学に行きたいな」と思い立った5分後に、留学エージェントに30万円を即入金したことがあります。

自分の意思を過小評価しているからこそ、「留学に行きたい」と思っているだけでは行動しない人間だと知っていたからできたことだと思います。

環境をセットアップするためには、時間とお金の投資を惜しまない。絶対にやったほうがいいと思ったのであれば即決するべきです。僕は先にやらざるを得ない状況を作ってしまってから、その行動や決断を正解にするようにしています。

——なるほど、環境に投資して身を任せるんですね。とはいえ、サボることもできてしまいますよね?

タカショーさん:
そうですね。どんなスクールでもサボろうと思えば、いくらでもサボれてしまう。でも、ある人は劇的に人生を変えて、ある人はクレームを言って去るんです。僕は前者になりたいので、「投資をしたら絶対に元を取る」と決めています。

…とはいえ、人間は1人だと弱く、いくらでもサボることができるので、まわりの人を巻き込んだり、おしりを叩いてくれるような人を見つけるのもひとつの手です。

たとえば、「90 English」では専属の日本人バイリンガルコーチが英語学習を徹底的にサポートしてくれます。また、僕は定期的に食生活を見直してデトックスをしているのですが、そこでもヘルスコーチをつけています。サポートしてくれる存在に投資するのも大切なんです。「自分でもできそう」なことって、意外とできないですからね。

4.定期的に習慣をトラッキングする

タカショーさん:
最後に、習慣をしっかり定着させるために、定期的に習慣をトラッキングします。諸説ありますが、新習慣が定着するまでには66日間もの月日が必要だと言われています。

たとえ最初は辛くても、途中から幸福な習慣に転換する場合もあるので、一定期間続けてみるのが重要です。見切りは早くつけすぎないほうがいいですね。

——タカショーさんは、習慣のトラッキングをどのぐらいの頻度でしていますか?

タカショーさん:
人にもよると思いますが…僕は感情を敏感に察知する人間なので、「今、不幸だな」「自分と向き合えてないな」と感じたタイミングで行っています。特に日数は決めていません。

もし決めたいのなら、毎月第3金曜日、3ヶ月おきなど、「習慣トラッキングの日」をカレンダーに登録しておいて、定期的に見直すのもいいと思います。

「検討する人」の成長は遅い。挑戦と習慣化が人生を変える

——これまで習慣化の力を使ってさまざまな夢を叶えてきたタカショーさんですが、新しい挑戦を始めるときに大事にしているマインドはありますか?

タカショーさん:
僕は自分の意思や能力を疑っているので、まずは環境に飛び込んでみるようにしています。これを「ポチる勇気」と呼んでいて。ポチって環境を変える、そして自分を追い込むだけで人生は驚くほどカンタンに変わっていきます。

予約する、申し込む、お金を払うなど、未来の予定を作ると背水の陣になるんです。

——ポチる勇気! 悩むよりも、まずは環境に飛び込んでみるということですね。

タカショーさん:
そうですね。じゃないと、人生は絶対変わんないんですよ。僕は、「検討している人は、人生の進捗が超遅い」と思っていて。

「検討する」が1番嫌いなんです。この記事を読んでいる方には、「悩みつづけるのはやめて、まずは行動してみてほしい」と伝えたいです。

——ありがとうございます。最後に「新しいことに挑戦したいけど、踏み出せていない人」に向けてメッセージをお願いします。

タカショーさん:
「やってみたい!」と思ったことに素直になってほしいです。その気持ちに背くことは、自分自身への虐待行為だから。

「『やってみたい!』をあたりまえに」が、僕の会社のビジョンです。

それを実現する手段のひとつとして、「英語学習が続かない」「効率的にできない」という悩みを解決する「90 English」を立ち上げました。

一人ひとりが「やってみたい!」を当たり前にできれば、国全体の活力が増すだろうし、みんなが楽しく生きられる世界になる。だから、「やっちゃえよ! みんな!」と思います!

・・・

タカショーさんの「ラクだから習慣化に依存している」という言葉がとても印象的でした。やるか、やらないかを考えている時点では、まだ習慣化できていません。生活のリズムに組み込んで自然と身体が動くようになれば、いつの間にかいい習慣を作ることに成功してるはず。

私も今の習慣を見直して、悪い習慣は排除し、幸福度を高めるいい習慣を取り入れていきたいと思います。

続かないこと、挑戦できないことに困っている方は、“ポチる勇気”で環境作りに投資してみてはいかがでしょうか?

英語学習が自然と「習慣」になる『90 English』

今回お話を伺ったタカショーさんが運営する「90 English」は、英語学習の習慣化に特化した英語学習コーチングスクールです。忙しい人でも、無理なく生活のリズムに組み込んで習慣化できるようなプログラムになっています。

「英語学習に興味があるけど続けられるか不安」「過去に英語学習で挫折したことがある」そんな方にこそオススメです。

気になった方は、ぜひ「90 English」をチェックしてみてください。

【90 Englishとは?】

【公式Instagram】
https://instagram.com/90english.online?utm_medium=copy_link


〈取材・文=ゆかりーぬ(@merryyyyyysan)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉


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