なんとかシタイング②企画書を送る理由/自分を開いて企画を広げる
この続き。
改めて、第三回の課題に掲げていた目標を振り返りたいと思います。
以前の投稿で書いたように、企画を考える上で立てていた「そもそも」
つまり、思考の基盤としておいていた常駐していた問いは、以下の三点。
・【自問自答】どこから「なんとかしたい」を見つけるのか?
・【相手を調べる】読み手が企画生ということは…?
・【企画の目的】阿部さんの企てにこめた願いって?
そして、大前提として
・【熱量の確認】本当にやりたいことなのか
・【実現可能性】本当にできるのか
前提にある問いは、企画メシに参加する前から愛読していた「超言葉術」で繰り返し心に留めていたことだったので、
「ああ実際にアウトプットできる日が来たのか…」としみじみ思ったりしました。
これらを踏まえて、
相手「歴代企画生の皆さん」「阿部広太郎さん」への問いかけ
×
自分「第三回目の課題に挑む自分」「過去から今、そして未来に向かう自分」への問いかけ
を大切に、本気の企画書を作る
これが、私の第三回の企画に対する目標だったように感じます。
自分目線の問いかけ
【熱量の確認】【実現可能性】
「なんとかしたい」のテーマを「自分の声」に決めた私は、どうしたら
【弱点→出発点】に変えることができるのか企画を考えました。
はじめに、パッと思い浮かんだものは、ラジオ。
もちろんいつ収録しよう、留守番中しか恥ずかしくてできない…など
「本当にできるのか?」「本当にやりたいのか?」を繰り返し問いました。
でも、どこかやってみたかった気持ちはあった。ワクワクもしている。
ならば、話すことの練習として、ラジオを企画にしてみよう!
(今思うと…「ラジオを始めます!!」ピピー!終了!
というような企画書が頭の中で決定されていたように思います。)
ということで「声の苦手意識改善」「ラジオ」という方向性が見えてきた私は一時、ほっとしました。
でも、どこか物足りないような気持ち。
一旦隠して終っていました。
なぜどこか不安を感じていたのか。
きっと、相手目線が足りていない自覚があったからです。
相手目線の問いかけ
【相手を調べる】どんな想いで、どんな企画をしたい?
「声の克服」→「ラジオ」!という思考回路と課題の方向性が見えたことによる嬉しさで固まっていた私でしたが、
早くも企画メシ参加効果でしょうか
企画を広げるためには、偏りがちな視点を変えること。
自然と、自分から相手に視点を置きかえて
思考する時間を作ることができていました。
「広告の企画」で、
相手に自分の心を開いた状態を持つことで「伝わる」力が強くなる
と実感していたこともあり、
できる限り歴代企画生の方のnoteに足を運んでみました。
noteでは、歴代の企画生が紡いだ言葉にたくさん触れることができます。
なので、媚を売るとかではなく、ただ少しだけ
一瞬であっても事前に「こんにちは」の挨拶を、と思ったのでした。
「どういう想いを持って、どういう企画をする人」たちが歴代企画生にいるのかを知ること。それによって、自分が強く共感するポイント(相手と自分の真ん中)が見つかる。
そこを書き留め、企画に対する方向性に加えていきたいなと感じました。
声を好きになることによってどういう状態を目指したいのか。
自分が企てる声の企画はどんな形容詞がつくのか。
そして何より、一緒にやりたいと思っていただけるような、ワクワクするものって何だろう?
もっと楽しい要素を加えるにはどうすれば?
【企画の目的】阿部広太郎さんの目指す「なんとかしたいの企画」って?
「自分一人で完結できるなら、企画書はいらない」
さて相手のことを踏まえつつ、どう企画を広げていこうか。
このままラジオ一本でいいのだろうか。
色々なことを調べて入れていくことによって、考えられる幅も広がるけれどその分モヤモヤ曇っていく思考回路。
そんな時、私の心を揺らがす一通のメールが。
阿部さんからの言葉でした。
ドキッというか、ギクゥッっとしました笑
自分のモヤモヤ消化不良にまっすぐに、シャキッとせえと言われたような。
不思議な厳しさというか、でも傷つくとかではなく
まさに自分では掘り起こせなかった言葉、
必要だった言葉に触れた瞬間でした。
一人で完結できるものに逃げている自分
私は気づくのです。企画メシにエントリーしたときに自分と約束していたはずなのに、勇気が出ていない自分がいることに。
これまで誰かと一緒に、というよりは自分だけで、できることを探してきた私。
その蓄積か、思いつくものは、どれも自己完結型のものばかり…
いや、思いついても、どこか人を巻き込むものがあると、隠してしまう。
そんな自分に心のどこかでは気づいてはいました。
もちろん私が先にやってみました!をたくさんやっていって、
それを発信するでも、いいと思う。
けれど、それの前提として、輪を広げる含みや可能性をおいていないと
こちらから手を伸ばすことをしないと、
企画書はいらなくなる。
相手の入る余白がない場合、それは宣言書…?になってしまうのかも。
企画と自分を広げよう
壁を壊すのではなく、デザインする
待っているだけじゃもったいない。
一人一人、それぞれ、やることがある。忙しい。
「旗を振るように企画書を出してみる」
「本当にできるのか」という実現可能性を気にするあまり縮こまってしまう。そうではなく、まず出してみる。言葉にして表明してみる。
心にある企みを知ってもらうだけで、何かが変わっていく。
まずは自分で決めてしまった壁をノックして、低くして、薄くしなければ。
でも、壊すことは私の性格上、難しい。
それでも、その壁を受け入れること、越えやすいように変えていくことならできるかもしれない。
何より、自分が超えることばかりでなく、相手にも壁の向こうから超えてきてもらいやすいような、そんな壁を作ろう。
そう思い、ガッと、企画の入口を広げてみました。
少しでも、誰かと一緒にできるような形に。
自分以外の人も入ることができる余白のある形に。
そうしたらぽんぽんと、企画が生まれていきました。
カラオケで最初は少し恥ずかしがりながら歌っていたのに
1時間半を超えたあたりから
オラオラ歌いまくろうぜ!なモードになるあの感じに近い。
さあて調子上がってきたな?と感じたあなた。
というよりここまでスクロールしていただいたことに、ありがとう。
実はこのとき、すでに締め切りイブイブでした。
企画書という形にはまだ落とし込めていないし、
ぼんやりとしか構想がなっていません。
でも、想いや覚悟はしっかりできた。
あとはもう、自分の好きな企画書を作るのみ。
ええい期限内に提出するんだ!!の一心でした。
企画書を「好きなように」演出する
企画書に落とし込むときは
「放送の企画」の学びが自然と意識されていました。
王道に「自分ならでは」を加える
大井洋一さんがおっしゃっていた言葉。
自分の中でもすごく重なる考え方で、より大切にしようと思いました。
なぜ重なるのか。大井さんはラジオでハガキ職人をしていた過去があり、それは私も同じで。もしかしたらその時の試行錯誤かなと思いました。
ラジオのメールに必死だった時、オリジナリティの薄いもの、つまらないな…と思わせるものは、何十何百も来るメールの中から目立たないし、覚えてもらえないかなぁ…と、少しでも面白い引っ掛かりを作ることを意識していた日々でした。
だから、自分ならではの企画書を作りたい、
たくさん読む中で、少しでも、まずは「ん?」と思わせたい。
「ん?」「おお」「ほうほう」
ニヤニヤと、読み進めてくれることが理想。
そこで、思い切って阿部さんの包容力に飛び込むように。
「超言葉術」で学んでいた企画書の基本形式を含めながらも、
自分なりにストーリー性を加えてみました。
攻めてみました。
読み進めたくなる工夫=物語を込める
文章を初めから終わりまできっちりと読めることってなかなかないと思います。このnoteだって、一文字一文字しっかりと読み続けてくださった方はおそらく…ねぇ。長いもんねぇ。自分でも、長いなぁと思うもん笑
でも、物語には、読み進めたくなる力があると思います。
ブログでも、「 」を用いて会話式で書かれている形式をよく目にしますよね!そういう感じのです。
だから、ラジオの台本風にしてみました。
なんとかしたいという想いを、なりたい方にいる自分に対して投げかける。
「なんとかしたい」企画の姿を、物語に込めてみました。
考えて考えて、考えた先に光るもの
ほとんどが、締め切りイブイブ〜前日に初めて出会ったアイデアです。
こういうひらめき、私は心から面白がって楽しんでいないとなかなか出てこないと思っていて。
こういう「手が考えてくれた」と思えたときは、自分の中で、「よくここまで頑張ったね!合格よくできました!」のハンコを押すことができます。
パッと出ではある。けれど、そのパッは決して思いつきではないと思う。
思いにたどりつく、が、思いつくなのだとしたら。
思いに追いついたからこそ、たどり着いたのだと思うし、
そこに至るまで追いかけ続けた証拠だと思う。
宣伝会議賞のコピーを考えているときにも信じてやってきたこと。
これからも、思いつきは逃さずに大切にしたい。
いいこと思いついた!!って、ご褒美のような瞬間だと思う。
思いを追いかけ続け、やっとの思いで辿りつくような経験を
これからも大切にしていたいです。
企画書を作るなかで【学んだこと】
・自分一人で完結できるなら、企画書はいらない
→「誰かに企画書を送る意味」
・壁をどう変えていくかで、企画も広がる!
→この指とまれの指を差し出す人の強さ、凄さを実感
企画書を作ることに必死になりがち
作る理由、目指したい方向。強い想いがあるから企画書を作る。
このことを忘れたくないと思いました。
今回は、自分のために、振り返りのために書き綴りました。
だから非常に長く、配慮に欠けるなと思います…。
それでも、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
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