人生初、ボイストレーニング体験記!
たらならたらなら、カレーライス、とろろご飯、あらあらあら、おろおろおろ......
1人留守番中、とある一室。怖いなぁ怖いなぁ。
低い、ボソボソとした、しかし何かを変えようと必死になっている女の声が。
これは妖怪じゃなく、紛れもなく私の仕業だ。
自宅で、ボイストレーニング!話し方の練習を始めました!!!
いやぁ、Youtubeって本当に便利ですね...。
知りたい情報全てヒットするような気がします。
家なので、あまり大きな声ではできないのと、
いくら1人の時とはいえ、いつ家族が帰ってくるかわからないという心配で、なかなか思いっきりはできないのが難点。
(できるだけ声が隠れるようにクローゼットの中に向かって声を出していたもので、客観的に聞いたら怖い怖い笑)
私は声が低いことがコンプレックスだと前回記事に書きましたが、どうやら低いだけでなく、その自信のなさが長年の話し方にまで影響を与えていました。
口を動かして喋れない!お腹から声を出せない!声がこもる!
挙げればキリのない数々の問題点を改善することで、低い声でも聞き取りやすい、いい声を出せるようになるんだ!と感じ、今、諦めていた声の改善を目指しています。
そして声のこもりの改善を調べた結果、この動画にたどり着き、ある発見がありました。
どうやら、舌が奥に引っ込んでいると、声がこもってしまうようなんです..。
動画の通りに、舌を前歯で軽く挟みながら少し歌ってみると、あら分かりやすい舌ですこと。
低い音域を歌おうとするときすごい勢いで奥に引っ込もうとしました。
ちょまてよ!必死に止める前歯。
声の出し方一つとっても、知らないと意識することの難しい癖などがたくさんあるんだなと、なかなか奥が深い学びだな…と感じました。
初のボイトレ体験(教室)
そしてそして、さらに自宅を飛び出し無料のボイストレーニング体験に友人と行ってきました!!
お互い、話すことに苦手意識があったので、話し方という視点でのボイストレーニングを体験できる場所をネットで探し、マンツーマンレッスンを受けてみたんです。
なっかなか「話し方コース」に、20代手前の娘2人が一緒に来ることは無いようで笑(ですよね)
受付の方と軽く雑談しつつ、リラックスした状態で講師の方とご対面!
滑舌、自分の声が通る方法、人前で話すことに対する苦手克服...など、話し方に関する疑問だったり悩みを伝えて、レッスンスタート。
(新型コロナウイルスの感染拡大防止に際して、マイクとカメラが用意されている中、別室で講師の方とリアルタイム中継のような形でやり取りをする形でした。)
まず、アイウエオ、アオエイウ、イウエオア、というような五十音の表が渡されて、それを読み上げ、講師の方がチェック。
そして最後に、1分間だけフリートークとして自分の好きなことを話すという、大チャレンジタイム!!
30分間でどんどん新しい気づきや改善点が見つかり、
とにかく濃い、貴重な時間を過ごすことができました。
急いで携帯にメモしたことを抜粋すると
こんな感じです。
「め」の上唇 かめにならない
「な行」一音ずつきる
「ち」「つ」先に口の形をつくる
「た」舌が硬くなる、こもる、母音を意識して舌はゆっくりめ
「は行」 腹式 一音一音お腹から息を吐く
思っているより滑舌は悪くない。
真面目に話そうとしたり、不安になると声のトーンが低くなってこもりがち。
リラックスして話せたら声の響きも改善する
巻き舌はとろろ 5回は言いまくる
「ま」と「ば」力んだら「ま」が「ば」に聞こえたりする
「め」 カメにならないように上唇意識
「か」クックックの練習 軽く
k+a=クァ=か
亀にならない宣言
よほど亀というワードがパンチあったのでしょう。
二回もメモしていました笑
なんでも、「め」の時、上唇が前歯を隠すように下がってしまって口が下に伸びてる、亀みたいになってるって言われたんです。
えええええ!!!!
えええええ!!!
思わず、亀ですか!?と聞き返す笑
今まで全く「め」に関しては問題意識なかったので新発見...。
「めんどくさいな〜」とか言っているとき、一瞬カメ化していたのかと思うとちょっと。ねぇ。
少し、上唇をすぼめて、やや上気味にあげるみたいです。口を立たせて縦に広げる感じ...?言葉で表すの難しい...!
記憶には定着しているので、これから自主練するときには意識して、コツをつかんだ暁には、思いっきり
「は(腹式)、し(空気意識)、る(口の形)、よ、
め!!!!!!!!(カメならない!)」って歌ってやろうと思います。イケボで。
最後にフリートークの練習
1分間、「好きなこと」について話してください。
みなさんは、これに対してスラスラと話せますか...?
私はもう、全く、ダメでしたっ!!!大学生ながら恥ずかしい!!
ギターやベースなど趣味の楽器演奏について話したのですが、自分でも何からどう話せばいいのかわからず、ヘラヘラ、おどおどしてしまい...。
普段そんなにいうほど意識してないのに、「演奏よりも機材の方をたくさん見るようになって〜」など言い出してて。えっ何言ってんの自分、おいおい、という状態のまま、ふわふわと謎の思考回路を辿っていく言葉たち。(まずベースかギターどちらかに絞るべきだった、と気づく)
あわあわしながらの1分間。1分って意外と長いなと思いました。
講師の方は、もしこれから鍛えていくとしたら、
論理立てて話す意識、組み立て方に注力する方向でもっと学んでいけたら良くなるとのこと。
自分の中で、話を組み立てるテンプレートのような型が、頭の中で何パターンか用意できていたらいいのかなと思いました。
自然とできるようになるまでは、今回のように真っ白になってしまうので!
本をたくさん読んで、論理的な話の構造だったり言い回しを頭に染み込ませるのもいいかもしれない。読書にはメリットしかない!とつくづく感じます...!
自分の心の声も聞いていこう
少し長くなってしまいましたが、今回改めて自分の声と向き合ってみて出会ったのは、嬉しいという感情です。
苦手で自信がないことでも、改善したいと思って、いざその行動をしてみると、終わった時にはちょっと晴れ晴れとしたように感じることができるのではないでしょうか...?
それって、極端かもしれないですが、
実はもともとは好きなことだからだと思います。
自信がないから、好きなのに、やってみたいのに、
そのための行動が取れなくて距離を置いて。
その期間が長くなればなるほど、苦手という言葉で埋め尽くしてしまう。
私は、自分の声に対してそう思いました。
本当は人前でもっと喋ってみたいのかもしれない。
自信の無さ、そしてそれがあることで消極的になり、
いまでも圧倒的に少ない経験。
まだ成功もしていなければ、失敗だって数えられる程度しかしていないことに気づきます。
そこから生まれる不安で、できないと思い込み、その結果「苦手」は作られていく。
本来、苦手というレッテルを貼ってしまうのは、もともとこうやりたい!という憧れや願望があったからじゃないかなと、じんわり考えています。
だから、どこかにずっとあった苦手の裏にある願望を忘れず、大切にして、「(今は)苦手」なことと、これからも向き合っていけたらなと思います!無理なく!
明日も元気に、とろろ言いまくろう!
最後まで読んでくださってありがとうございました!💟
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