利介

はじめまして。利介(りかい)と申します。 親が事故で介護になり、あれやこれやと右往左往した様子や、趣味のことなどをつらつらと。

利介

はじめまして。利介(りかい)と申します。 親が事故で介護になり、あれやこれやと右往左往した様子や、趣味のことなどをつらつらと。

最近の記事

母さん、発赤ができたって……(褥瘡突発帰省編)

 母との日課であるLINEのやり取り。   そのホットワードがある頃から『発赤』になっていました。  まだ赤みがある。薬とガーゼを張られたなど、日が経つにつれ気になる内容へとなっていきましたが、訪看さんも週三で入ってくれているから大丈夫だと思っていた矢先。  貼っていたガーゼを剥がしたら皮膚が一緒に剥がれました。  えっ? えっ? 発赤って剥がれたっけ?  それってもしや、悪化してない!?  そもそも母のような頸髄損傷の人にしてみれば『発赤』という二文字でも恐怖新聞並の

    • 親の介護は突然にー 3話 知識じゃないのよ介助は ー

       時はコロナ禍真っ最中。  入院した母へ面会も行けず、私に接触したことで父もデイサービスに行けなくなってしまいました。  当初は二週間デイに行けないことぐらいと軽く考えていたのですが、季節は夏。  食事と他人との会話はどうとでもなるとして、デイで入浴をさせてもらっていた父にとって、夏場に風呂へ入れないのは、本人はもちろん、一緒にいる私と妹にとっても、深刻な事態であることに気がつきました。  とはいえ、まだ家がとんでもない状態になり一週間程度のこと。我が家にとって最大の推しで

      • 最強で無敵のケアマネ!

         推し。  私にも二次元三次元問わず、複数の推しが存在します。  推しという言葉は推薦と同じ一文字を持つことから、好意的な感情に加え「私の好きな人の良いところを、広く他者にも知ってほしい」という意味合いを含んでいるのではなないでしょうか。  家族がそれぞれ推しを持っている家庭は数あれど、なかなか家族全員の推しが一致することは少ないですよね?  しかし私の実家では、満場一致で推している人がいます。  それはケアマネのEさん。    ケアマネとはケアマネージャーの略で、私

        • ヲタ活は子に習い、介護は子に教え

           もしも明日、自分に介護が必要になったら?  夫も子供も共に成人済みではありますが、おそらくパニックになることでしょう。    まさに私自身が、しっかりと親の介護でパニックになりましたから!    何をすればいいのかもわからず、とりあえずネットや書籍で集めた情報。  必要最小限の情報ではありますが、家族に残しておければある程度の不安や手間が軽減されるかな、と。  そして自分がネットの情報でお世話になったように、誰かの目に止まってお役に立てれば幸いです。  そんな気持ちでここに

          親の介護は突然にー2話 zoomとLINEと高齢母ー

           前回、なんとか枚数をかき集め、とりあえ母の元へと届けたタオル。  母からは後日、父のデイケア用のタオルだったと苦情が来ました。    元医療関係者ということもあり、父の介護をしていた母ですが「お父さんの洗濯物と私の洗濯物、一緒に洗わないでって言ったじゃん!」という年頃の娘並みに、父のことが嫌いな母。  そんな母が情けない声で「看護師さんが『顔を拭きますね』って、目の前にお父さんの名前が書かれたタオルを近づけられても、イヤですって言えないじゃない? でも本当にイヤだった」と後

          親の介護は突然にー2話 zoomとLINEと高齢母ー

          親の介護で高額入院費!?颯爽と助けに来たのはヒーロではなく高額療養費制度でした

           特撮、面白いですよね。  好きな戦隊はゴーカイで、好きなライダーはエグゼイドです。  なんて話しはさておき、親が怪我や病気で高額の治療費や入院費が必要になったとき、助けてくれるのはヒーローではなく、とある制度でした。  とまぁ書きはじめてはみたものの、私は母が入院するまで高額療養費制度も知りませんでした。  出産時に利用したのかもしれませんが、ほぼほぼ記憶がありません。  そしてそのまま平穏な日々を過ごし、母の入院した病院から教えてもらい、無事にその制度を知る事ができま

          親の介護で高額入院費!?颯爽と助けに来たのはヒーロではなく高額療養費制度でした

          親の介護は突然に ー1話 ……がないー

           階段から転落した母は、父との二人暮らし。  数年前まで妹も一緒に暮らしていましたが、結婚し隣県へ。  父は脳梗塞で倒れて以来片麻痺になり、母が老々介護をしていました。  しかし父に関しては家族が何度止めても酒もタバコもやめなかったので、自業自得だと思う節がありそこまで気にはしていませんでした。母が医療に関わっていたこともあり、大丈夫という母の言葉に甘え、介護を任せきりにしてしまったのを今ではとても後悔しています。  そんな母の介護ありきで生活していた父。  一人取り残された

          親の介護は突然に ー1話 ……がないー

          親の介護は突然に(プロローグ)

           晴天の霹靂。  ありがたいことに数十年こんな言葉を使わずに過ごせていた私に、妹から母が救急車で運ばれたと連絡がありました。  ちなみに父も現在要介護状態ですが、倒れたとの連絡が来た時の驚きは「晴天の糸雨」程度だったと記憶しております。  まぁそれはさておき、階段から転倒した母の元へと飛行機で駆け付けたのは、コロナが猛威を振るっていた時期。  現在私は関東在住なのですが、実家はかなりの田舎で、関東からの人間を病原菌そのもののように扱っていると、当時はニュースなどでも取り扱

          親の介護は突然に(プロローグ)

          親の介護は突然に ー概要ー

          突然きて嬉しいのはラブストーリーですが、元気だった親の介護などは、突然きても冷や汗の出るようなドキドキしかありません。 色々とあった出来事の備忘録、介護に関わる方への感謝を込めつつ、もしも自分たちに何かあった時、子供がスムーズに事を進められるようにと考え書き記したエッセイです。 今は少し事態も落ち着き、適度な距離を保ちつつ遠距離介護をしています。 何をすればいいのかもわからず、右往左往していた時期。 ネットから得られる情報に救われた日々を思い返し、何か参考になればとも思って

          親の介護は突然に ー概要ー