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白い布を暮らしに取り入れるすすめ

生活感とすっきりのちょうどいい具合を探る暮らしをしたいと思い、家のモノの見直しをしています。

ミニマリストではないから、何にもない生活をしているわけではないのだけど、真っ白い壁、というものが時に恋しくなります。
気分がすっきりしないとき、心がざわつくとき、「何もない白」を見ていると体の中にある余計なものが出ていって心が軽くなるような気がするんですよね。

賃貸築古物件に住んでいるため、どうしても家の中には茶色が目立ちます。それもわりと濃い方の茶色が。趣あって好きですけどね。

フローリングはもちろん、キッチンの棚の扉にそれぞれの部屋の戸…そしてそこに古家具好きときて家の中には茶が増殖。

そんな中、気持ちをリセットするための白を意識して取り入れるために布を活用しています。
現在家には、サイズもまちまちの白い布が数枚あります。
素材はリネンだったりコットンだったり。
これがなんとも使い勝手がよく、実用的にもインテリア的にも重宝しているアイテムとなっています。

キッチンに白い布

キッチンには使っていない勝手口があります。そこにはつっぱり棒で掃除アイテム等をかけているのですが、キッチンに入ると一番に目に入る場所なだけに、その棒が目立ちすぎて気になっていました。
そこで、白い布をかけることに。

ただ、隠すことをメインにしてしまうと、せっかくつっぱり棒のおかげで取りやすくなっていた道具たちが使いにくくなってしまいます。布の位置に注意して、道具の取りやすさは布をかける前と変わらないよう配置しました。

棒は隠れるけれど掃除用具は取りやすいまま

↓つっぱり棒のお話もよろしければ

和室に白い布

入居当時から和室には緑の砂壁風壁紙が貼られています。このくすんだ緑色が、落ち着いた和室としてはとてもちょうどいい雰囲気。ただ季節によってなのでしょうか、時にどうしても暗く見えてしまうことがあって…

今は、和室の格子付き窓に布をかけて過ごしています。格子が隠れることで和風要素が少し抑えられ、窓を開けたときには程よく目隠しにもなっています。
この格子窓、以前は娘の友だちが顔をのぞかせて「○○いる~?」なんて便利に使ってくれていることもありました。
でも、ここは個人の家の中。
プライベートな空間です。

その夜余っていた布をかけてみると、外から中の様子は見えにくくなり、それ以降小さなお客さんたちとは玄関でお話するようになりました。
布一枚の存在が、心強く感じられたエピソードです。

また、風にふわっと揺れる布を見ていると自然と心が落ち着きます。畳に寝そべり、風になびく布を下から眺めつつお昼寝をする休日は、私の楽しみでもあります。

半分めくりあげるとそれまでとは違う雰囲気として楽しめる。布の柔軟性の高さはお気に入りポイントです。

もう一つ和室には掃き出し窓があり、そちらには短いサイズの布をかけています。道路から多少見えやすい場所にある窓なので、歩く人の目線の高さにかけて。

大きいガラス窓みたいな視覚効果も

空間を分ける白い布

ふすまを取り払ってつながっている和室とリビングダイニング。
普段は一つの部屋として広く使用しているこの空間を仕切る際に白い布を使っています。

リビングの方を手っ取り早く温めたいときに。
子ども達がわいわい遊んでいる和室とリビングで静かに読書をしている大人の空間とを分けたいなあというときに。
布一枚あれば視覚的に区切りをつけられ、気持ちをリセットできる効果があると思っています。

秘密基地感も出るとか出ないとか

テーブルに白い布

クリスマスや誕生日など特別感を出したいときなどに白い布をクロスとしてテーブルの上にかけています。
気分はちょっといいレストラン、とはいかないまでも日常にほどよい変化を与えてくれます。

おやつも特別に見えていたらいいな

一枚あればいろいろな場所で活躍してくれる白い布。
布をかける手軽な方法が、視覚的、空間的、心理的に暮らしにちょうどよい変化をもたらしてくれていました。
身近なもので気分の変化を楽しめると、ちょっと得したような気持ちがしますね。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。



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