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いつの間にか好きになっていたものは本当に好きなのかもしれない

香りに関して、これまでは対した関心もなく暮らしてきたかもしれません。不快でなければどれも同じかな、と。

そんなもんだから長い間香りものは自分には縁のないものだと思ってきましたが、気が付いたらいくつか生活の中にピタッとはまっているではないか…と最近気が付いたものがあって、お話ししてみようと思います。

一つ目は、ロールオンコロン。
ヒバの香りがふわっと流れる保湿オイルです。
青森のヒバを使っているようで、東北を溺愛する身としては気になって手に取ったのですが、香ばしいといえばいいのか森林の中で深呼吸しているような解放感があります。

ロールオンなのでつけ過ぎを防ぐことができ、手軽で使いやすく、人に向けてというよりはつけている自分のまわりで香ってくれる、そんなイメージです。

試験管のような華奢な見た目もよい。
プレゼントにも喜ばれそうです。

カバンの中身は帰宅後、
家で全部出しています。

二つ目は、スプレーです。
こちらは、岩手の遠野で作られたもののようです。遠野は、今や里山暮らしを求めて県外からの移住者が増え、古民家をリノベーションしたり新しく農業を始めたりする方が増えている印象があります。

このスプレーは寝室で使用中。朝、家族が出払った後に毎日ルーティンにしているベッドメイキング(嘘、布団メイキングです。)が終了すると仕上げに4プッシュしています。
(布団一枚につき1プッシュ(笑))

写真の左側、黄色いミストを寝室で、右側の灰色の方は夫が出勤前にシュッシュッと衣服にかけています。


三つめは、お香。
今愛用しているのは、薫玉堂さんの白檀の香りがする線香です。

これは、お寺で手を合わせているようなちょっとありがたい香りがします。空間のリセットにも最適で、人の出入りがあった時にわが家のモードに戻したいときや不安なことがあるときなどに心を穏やかにしてくれます。

場のリセットと言えば、パロサントもよく使っています。いい匂いのする木の枝です。

火をつけて(点けるとすぐ消えます)その後出た煙がよく香ります。浄化の効能もあるのだとか。

パロサントの主な効果はスマッジングです。スマッジングとは、「浄化」を意味しその起源はネイティブアメリカンの儀式にあります。
火を焚くことで邪気が焼かれ、煙で空間が浄化される作用があると言われています。

botanicfolkより
そうじの後に玄関でひと焚き。
煙がひとしきり出ると消えていくので、 
しつこくなく、枝も長持ちしています。

目に見えないものが見える特別な能力があるわけではないけれど、場の浄化力があるというのはなんとなく感じられような、焚き終わるとすっと気持ちが体に収まるような感覚になります。

香ればどれも同じで、どうせ持つなら他のものより強く、長持ちする香りのほうがいいと思っていたこともありますが、今は流れる香りを穏やかに楽しめるものが好きなのかもしれません。
香りものが好きだなぁと気がついても、これからますます手持ちを増やそうとは思っていません。

気がついたら増えていた、そんな自然な好きを集めていきたいと思っています。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。




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