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「憧れを超えた侍たち」映画観てきました


2023年WBCの死闘の記録映画、「憧れを超えた侍たち」

昨日観てきました。

この映画、全試合の名場面を振り返り、あの感動をもう一度!

はもちろんのことなのですが、

それ以上に期待を超えたのは、舞台裏に起きていた

「そうだったのか?」シーン。


始まりは2019年の栗山監督やコーチ陣が一堂に介する初会議から。

選手たちへの出場オファーや選抜方法、メジャーリーグへの交渉方法など、様々な議論が繰り広げられ進んでいくのですが・・・。


そこで異彩を放ったのが栗山監督のチームマネジメント、

数々の学ぶべき点が満載なのです。

既存のルールやマニュアルにとらわれず組織を創るのか?

どうすれば人の心を動かせるか?

どうすれば、熱い思いを伝えられるのか?

魂をぶつける、心を揺り動かす。

そんな言葉が何度も出てきます。

経営者や人を率いる立場の方は必見かと。


そして、スポットライトは何度も訪れる感動の勝利の瞬間に当てられてはいくのですが、

光は、影があるからこそ際立つんですよね。

表舞台には出てこなかった、選手たちのさまざまな苦悩や迷い、悔しさや絶望に打ちひしがれた姿が物語を盛り上げます。


源田選手の小指の骨折、

何が何でも出場し続けたいという彼の強固なまでの意思、

迷う栗山監督の苦渋の決断、

準決勝でホームランを浴びせられ失点した佐々木朗希選手の、裏で一人で涙を流す姿。

吉田選手の同点ホームランで号泣する朗希選手の歓喜の涙。

怪我で戦線離脱を余儀なくされた栗林選手の悔しさ。

不信にあえぐ村神様の苦悩と弱音を絶対吐かない強靭な精神。

決勝戦の重圧に襲われた若手投手陣たちは、緊張の渦へと巻きこまれていく。


彼らが通り抜けてきた「闇」があったからこそ、

勝利のシーンはより輝き、

たくさんの人に勇気と感動を与えたのではないだろうか?


なぜスポーツはこんなにも人を歓喜させ乱舞させ魅了させるのだろうかと考えてみた。

スポーツ、特に野球は人の人生を凝縮して見せるからではないだろうか?


生きていると、時には壁にぶち当たり、失敗に後悔し、立ち向かうことを恐れ、悔しさに泣くときもある。

努力が実り目標や夢をつかみ最高の瞬間に乱舞するときもある。


誰しもが、大谷選手やダルビッシュ、村上選手のように、スーパースターになることはできない。

でも、自分の人生という大舞台で自分史上最高の自分になるために戦い生き抜こうとする。


私たちはスポーツに自分の人生を照らし合わせ、力をもらい自分を信じることを教えられる。


映画館から出たあと、しみじみとそんなことを考えていました。

あ、エンドロール終わった最後の最後、お見逃しなく。

大谷選手のオオボケぶりとキュートな一面が暴露されます。

思わず吹き出しちゃった!

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