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わたしのオーケストラ記念日

わたしは、小さいころから楽器の演奏をしています。
今も続けているのが、高校時代からはじめた打楽器。大学時代の途中からは、出身高校吹奏楽部OBOGを中心メンバーにした団体で、活動しています。

オーケストラの活動にも興味はあったのですが、(ティンパニ以外の)打楽器の出番の少なさ・活動の掛け持ちのしづらさなどから、演奏会へのエントリー・団員になることには消極的でした。

昨春のある日、いつものように、ボーッとSNSを見ていると、とても興味を惹かれたオーケストラのアカウントがありました。

ステージ衣装は、色とりどりのドレスにお着物など。自分の着たいもの・自分がいちばん輝けるものを着て、演奏をする。
これだけでも、わたしの心は躍りました。
これほど、わたしの心を鷲掴みにされたオーケストラは、はじめてでした。

年内にそのオーケストラは最終公演を迎えるとのこと。
曲目は、『ワルキューレの騎行』・『惑星』全曲・委嘱新曲の関西初演。(世界初演は、エントリーしようと思っている関西公演の2週間前(東京での公演時) )

「ということは、打楽器、わりと人数要る…これって、エントリーできる最初で最後のチャンスでは???」
「でも、手持ち楽器、ひとつもないけど、ええんかな…」

いろいろな感情が混ざりつつも、「えい、やー!」と勇気を出してエントリー。

エントリーフォームには、そのオーケストラの活動を知っての率直な感想に加え、このような文も記しました。(一部抜粋)

「ワルキューレも、惑星も、「女性だけで演奏すると、どのような響き になるだろう」とワクワクします。 (中略)普段は、弦楽器とアンサンブルすることもほとんどないため、この機会に、管弦楽でアンサンブルができること、未知の世界へ飛びこめること を楽しみにできたらと思っています。」

*

昨年5月11日。
エントリーしたオーケストラの運営事務局から、「是非(中略)一員となっていただきたいと考えております。」というご連絡をいただきました。
すなわち、それは、わたしのオーケストラ生活のはじまりでした。

そのオーケストラは、コロナ禍後しばらくして、主にX(旧Twitter)でTLを賑わせた、L' orchestre de femme fatale(オーケストラ・ファムファタール)。通称・強い女オケ

・管弦楽の常設団体には所属せず
・企画オーケストラのエントリーは、はじめて
・もちろん、オーケストラ関連の知り合いは、ほとんどいない

そんな中で、初合奏の準備をするのは、不安でしかありませんでした。

でも、運営のみなさまに『惑星』のスコアリーディングMTG(オンライン上で)や決起集会を開いていただいたおかげで、練習の取りかかり方がクリアになり、第1回目の合奏も、変に緊張せずに臨めましたね。(「今どこ?」ってなった部分もあったけどw)

初回合奏は7月末でしたが、コロナ罹患や仕事の都合で、合奏への2度目の参加が、10月半ばと大きく空いてしまいました。

そこから、どうやって、さらにモチベーションやテンションを上げてきたのか。
それは、また後日に。

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