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蛇口から誤字

パソコンの打ち間違い、ただの打ち間違いに、
驚いたり気付かされたり、ちょっと感動しちゃったり、なんてことはありますか。

「行き方」と検索したいのに、何度打っても「生き方」と変換されてしまい、自分が探したいのは生き方なのかな、なんて思ったり。

「背景」が「拝啓」に何度も変換されて、ずっと連絡をとっていなかった旧友や親戚を思い出したり。

そんな、ジーンと沁み入ってしまう打ち間違いもあれば、
驚きや大発見をもたらしてくれる打ち間違いもある。

今日もまた一つ、大発見がありました。

事の起こりは、とあるMTGでの事です。
画面共有をして議事録をとっていたある人が、「報告」を「放屁」と打ち間違えてしまったんですね。
そういうのは見なかったふりをするのが一般的かもしれませんが、「放屁て」とつっこんでしまいまして。
それをきっかけに、「あれ、放屁ってほうへだっけ?ほうひだっけ?」と読み方が気になり始め、調べてみたところ読み方は「ほうひ」でした。

で、ですね。

フーン、「ほうひ」なんだとGoogleを閉じようと思ったその瞬間、とある文章に目が釘つけになったんです。

そこには、

音の鳴る放屁が「おなら」であり、音のしない屁は「おなら」ではないのである。 元々は、音の鳴るものも鳴らないものも「屁」と言ったが、「おなら」という言葉が広まっていくと、音の鳴らないものを「屁」、音の鳴るものを「おなら」と区別されるようになった。

違いがわかる事典

と書いてありました。
つまりどういうことか。
はしたないとか汚いとか無視して言いますね。

すかしっぺは、おならではないということです。

音が鳴る、から「おなら」というのです。

この事実を知って衝撃が走りました。衝撃が私の脊髄で徒競走を始めたのかと思うほど、痺れました。

おならは音が鳴るからおなら。
おならとは、匂いやその不格好さを表した音ではなく、
音が鳴るという事象そのものを真っ直ぐ捉えた言葉だったんです。

そう思うと、なんだかおならもかわいく見えてきますね。

今週のテーマ: 「父母への手紙」とします!これが最期のつもりで書いてくださいませー」


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