
覚えてなくていい日記
嘘か真か、アインシュタインは、自分の電話番号を覚えていなかったそうです。
まごうことなき天才物理学者なのに、なぜ電話番号ひとつ覚えることができなかったのか。問われてアインシュタインは「調べて分かるものをいちいち覚える必要があるのか?」と言い放ったそうです。知らんけど。
検索の精度を追い求め、AIがもてはやされ、やれこの商品がおすすめだ、興味があるに違いないとレコメンドされる時代。私たち人間が本当に覚えておくべきことと、そうでないもの。その違いあるところに、大切なことが潜んでいる気がする今日この頃です。
というのは建前で、本題は「どっちがどっちか、いまだに覚えられないものってありません?」というどうでもいい話です。
例えば「円安・円高」これは毎回「えーと、円の価値が高いということだから…」とワンテンポ考えないといけません。
それと、太陽が昇る方角。これも「バカボンで『西から昇ったお日様が〜』だから、東か」と毎回考えてしまいます。
そして「売り手市場・買い手市場」これに関しては、いまだにどっちがどっちかわかりません。覚える気もあまりありません。調べればわかるので(天才)
これを読んでいるあなたが「どっちがどっちか覚えられないもの」があれば、今度飲みながらでも聞かせてください。
今週の質問:「これまでに一番熱中したこと」
一番と言いながら、選び切れず。3つ挙げますね。
1つはグランツーリスモ4。中学生の時に死ぬほどやり込んでました。
レースゲームではなくカーライフシュミレーションゲーム。ライセンスを取って、レースに出場し、速い車を手に入れ、いじり倒して、写真を撮る…。クルマが好きだけど当然免許なんて持ってない当時のおかじは、みんながモンハンやる横でずっとグランツーリスモに熱中していました。どれくらい熱中したかといえば、PS2本体がディスクを読み込めなくなるくらい摩耗し、買い直したくらいです。
なぜそんなにもプレイしていたのかといえば、「24時間耐久レース」があったからです。信じ難いかもしれませんが、本当に24時間走り続けるレースがあったんです。ゲーム内時刻とかではなく、リアルガチの24時間です。ニュルブルリンクを200周以上します。PS2の崩壊はすでに始まっちゃってたってことなんだよね。やばいでしょ。(都市伝説)
とはいえ、オートCPUに3倍速でプレイしてもらう「Bspec」なるモードがあったので、本当に24時間コントローラーを握っていたわけではありません。寝ている間や学校に行っている間にCPUに走ってもらう。3倍速で8時間。しかもピットインするたびに倍速を設定し直さなきゃならない謎仕様だったので、1レース10時間以上はディスクを回していたと思います。
そしてさらに、レースに勝つともらえるプレゼントカーというものがありまして。これをどうしてもコンプリートしたかった。しかも、24時間耐久レースでもらえる「フォーミュラグランツーリスモ '04」は20色以上あったんです。しかもしかも、もらえるカラーはランダムです。24時間走って、持っているカラーがダブった時の絶望は何も代え難いものがありました。
たぶん100回くらい出場して、ようやくコンプリートした記憶があります。それも、当時は今のようにSNSはおろかインターネッツもさほど発達していませんでしたから「これだけ走って新色が出ないということは、全カラーコンプしたはず」という感じだったと記憶してます。
一体何が当時のおかじを突き動かしたのかはわかりません。それ以来グランツーリスモとは距離を置いてしまいましたが、先日友人宅で最新作をプレイしたときは、あまりのグラフィックの進化に脱帽しました。そして、ついに免許を手に入れ購入した愛車・シロッコで鈴鹿を駆け抜ける喜びを味わいました。いやあ、素晴らしいゲームだ。シロッコはFFにて最強(日向一族)
2つ目は、映像制作です。
おかじは埼玉県立芸術総合高校という世にも珍しい高校に通っていました。所属していた映像芸術科と、美術科・音楽科・舞台芸術科の4学科からなる変な学校です。
そしてそこでの経験が、おそらくおかじの創作活動の原点です。この学校は、某キングの名言「悪いことすんなって言ってんじゃないの、ダサいことすんなって言ってんの」を地でいくようなカルチャーでして。どんなに勉強ができようが、足が早かろうが、垢抜けてようがモテようが、ダサい作品つくってるやつは「ここじゃ何の役にもたたないの」そんな文化でした。おかじがそう思ってただけかもしれないけど。
3年間。本当に映像制作に熱中してました。夏休みも毎日学校に通って、映画撮ったりクレイアニメ作ったりしてました。所沢の田舎にある学校なので、コンビニまで歩いて20分くらいかかって。夏休みの教室で同級生とコンビニ弁当を食べたら、PC室に戻ってひたすら映像を編集する。ちょっとした賞をもらったと思ったら、同級生の作品に嫉妬して、うまくいかないことに苛ついて……甲子園球児のような青春とはすこし違うけど、本当に楽しかった。
そして3つ目は、サザンオールスターズです。
幼稚園の送り迎えの日産キューブで流れていた『TSUNAMI』から現在に至るまで、おかじの人生のほとんどを形成するほどの熱中になりました。この話を始めると連載持てるくらい長くなってしまうので、またの機会に。
(TUBEのサイトを貼っているのは渾身のボケです)