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準備は念入りに、でも軽やかに。

何かをするとき、私はいろいろなことを考えてから行動に移すようにしている。いわゆる「臨機応変に」「とりあえずやってみて調整する」というのが苦手だからだ。

考えられるリスクは考えて、ある程度の対処法も見つかって、「よし大丈夫」と思えたら、初めて行動する。

お菓子作りと同じ。材料を揃えて、ちょっとしたコツを知っておけば、美味しく作れる。


何か起これば、「あ、考えておいてよかった」と思える。でも、結果的に、考えたことのほとんどは起こらないもので、「なんだ、意外と大丈夫かも」と思うこともある。

それでも、この性格に助けられる機会は多くて、危うく大きなミスにつながりかねないこととか、方法を考えておかなければ慌てていたであろうことがある。

だから余計に、慎重な自分から抜け出せずにいる。


時々、「もっと軽く行動できたら、どうなっていたんだろう」と考えたりもする。後悔とはちょっと違う、興味。


慎重なのが悪いとは思わないけれど、何かをやるのに適切なタイミングはある。逃してしまえば、ゼロにはならないけれど、少し減ってしまうものもある。

100%慎重になってしまったら何もできない。でも100%軽快になってしまったら、私にとっては恐怖心が強すぎる。

だから、”いい感じ”に慎重さと軽快さを併せ持てたら。


時と場合によって、その割合は違う。それでいい。

私は好きなことならやりたいと思うので、好きなことが絡んでいることなら、少しだけ軽快さを大きくする。初めてやることは、いろいろ調べたり考えたりしたいので、慎重さを少しだけ大きくする。

80%と20%の時もあれば、50%と50%の時もある。


そうやって、その時その時、自分の心地よい心の状態を保てたら、生きやすい。



いつでもそうできるわけではなくても、無理しない範囲でやっていけたら。

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