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相手へ。

相手のことを考えるのが好き。
相手が、どんな反応をして、どんな表情をして、どんな言葉を発するのか。その後の私との関係がどうなるのか。




1年とちょっと前のこと。

私は大好きな人に向けて、誕生花を刺繍して、プレゼントした。普段お世話になっている人で、感謝しても仕切れない。そんな相手。


そんな相手のお誕生日となれば、かなり前から何をプレゼントしようか、考え始める。もちろん、何かを贈ることだけが相手を考えているということではないけれど、相手に伝わりやすい方法ではあると思う。

その人は、私のことを信頼して、私の本質を見ようと考えてくれて、いつでも私のことを想ってくれる。本当のお姉さんのような人。

その人から、自分ができることで、相手のためにやれることは何かを考えることが大切だということを考えさせられた。だからこそ、私がその人に何をプレゼントできるか、考えたかった。


私だからできること。喜んでもらえること。相手の好きなもの。

いろいろなものを組み合わせて、プレゼントを考えた結果、その人の誕生日のお花を刺繍してプレゼントするという結論に至った。

私が勝手に考えていることだから、言ってしまえば自分本位で、自己満足のことかもしれない。でも、日頃その人から頂いている気持ちが、私にも届いている、という感謝を伝えたかった。


いろいろな、本当にいろいろな気持ちを詰め込んだ刺繍の作品とお手紙を、彼女はとても喜んでくれて、大切に、ふとした時にいつでも見えるような場所を選んで、飾ってくれている。

そんな彼女を見て、「この人は人を喜ばせる天才なんだな」なんて思いながら、嬉しくなっている私。


そんなに頻繁に会っているわけではないし、頻繁に連絡をしているわけでもない。でも、その人とはお互いに信頼できていると思っているし、お互いに愛が伝わっている。

毎日でも会いたいけれど、会わなくても大丈夫、お互いに見守っているという感覚がある。




いつもありがとうございます。

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