面接では,99%が完璧でも,1%の不安材料が不合格の原因になります!だからこそ,合格のための戦略の相談が必要です!

不合格には,必ず理由があります。

受験戦略的に言えば,不合格になったのは,不合格の理由を,あらかじめピンポイントで予測して,カウンターメジャー(対抗策)を打っておかなかったからということになります。

まぐれで合格することはあっても,

不合格には必ず理由がある。

これは,普遍の原則です。


そうであるなら,あらかじめ,不合格になりそうな理由を予測し,その不合格になりそうな理由に対して,有効な対応策を講じていくことが合格の絶対的な条件になります。

そして,これは,個人ごとにやる必要があります。


次のような真理があります。

ある人の99%が合格水準に達していたとしても,1%の不合格の理由があれば,人物評価(面接等)では,不合格になる。

筆記試験であれば,99%の得点は,ほぼ満点であり,素晴らしい成績です。

筆記試験で99%なら,必ず合格します。

でも,人物評価では,そうではないのです。

人物評価では,そもそも,99%の得点などというものは存在しません。


喩えで説明しますね。

自動車を買うとします。

自動車ディーラーに行きます。車を見ます。欲しい車を見つけました。

値段も満足できます。車体の色も,オプションも好みのものです。

とてもいい車を見つけたと思いました。

でも,その時,後ろのバンパーに小さな傷を見つけました。

さあ,その車を買うでしょうか?

バンパーの傷は,車の性能には関係ありません。

そもそも,バンパーは車を守るための,衝撃吸収のためにあります。

でも,バンパーに小さな傷があれば,買うのをためらいますよね。

もし,近くの別の自動車ディーラーに,同じ車が同じ値段であり,しかも,バンパーに傷がなかったら,どちらの車を買いますか?

99%は良くても,残りの1%で,買うかどうかを決めますよね。

人物評価(面接)も,これと同じことが起きるのです。

99%は満足できても,残りの1%で,不安材料があれば,その人は採用されないのです。


いわゆる面接講座では,99%の部分は,完璧と言えるくらいに磨き上げることができます。

もちろん,99%まで,磨き上げるのは,そう簡単ではありませんが,戦略的に,効率的に,効果的にやれば,99%まで,面接のレトリック・パフォーマンスを磨き上げることは可能です。

問題は,個人ごとにあるかもしれない1%の不安材料です。

人によっては,この1%の不安材料がない場合もあります。

不安材料がなければ,99%が自動的に100%になりますから,面接講座で完璧に学べば,確実に合格します。

しかし,1%の不安材料があれば,残りの99%が完璧でも,合格することはできません。

採用側は,1%の不安材料のために,採用を見送るのです。

先程の,自動車のバンパーの小さな傷と同じです。


この1%の不安材料を特定するのは,かなり難しい場合もあります。

この1%には,なかなか気づけないものです。

そして,その1%にたとえ気づけたとしても,どう対応していけばいいのか,そう簡単には,わかりません。

ちょっとやそっとでは,解決できない1%もあります。

その1%への有効,かつ,合格に到達しうるカウンターメジャー(対抗策)を編み出すのは,かなりハードです。

この1%への必勝戦略は,集団講座で学ぶだけでは,なかなか見つかりません。


過去の教員採用試験を振り返ってみました。

奇跡のような合格は,常に,この1%へのカウンターメジャー(対抗策)を適切かつ戦略的に行っていました。

超難関,あるいは,合格定員1名での合格のようなきわどい合格は,常に,1%への対抗策を完璧にやっていました。

1%の対抗策は,通常の集団講座では,なかなか難しいものがあります。

もちろん,集団講座の最大の目的は,99%の部分を完璧にすることです。

この99%の部分がダメダメなら,そもそも,出発点にも立てませんから。

しかし,1%の対抗策は,なかなか難しいのです。

これまで,1%の不安材料への対抗策が完璧にできたのは,集団講座の受講生の中で,受講のプロセスで,1%の不安材料を見つけて,それに対するカウンターメジャー(対抗策)を,時間をかけて,つくり上げた場合です。

1%の不安材料がある場合,徹底した戦略・対策・計画がないと,合格は難しいということなのです。


これまで,「奇跡」と言われた教採合格が,いくつかありました。

定員1名の志望先に民間企業から初挑戦で合格とか,ここでは書けないような複雑なバックグラウンドがあり,そういう人が合格した前例はないと言われながらの合格とか,多くの「奇跡」がありました。

でも,そんな「奇跡」の裏には,必ず,99%を徹底して磨き上げながら,1%の不安材料を戦略的に克服するということを徹底してやっていたという事実があります。

そして,1%の克服の部分は,執念で,取り組んでいました。

やはり,これがなければダメです。


私(河野)は,その昔,選挙プランナーをしていたことがあります。

選挙プランナーも,同じようなことをします。

1%の落選の材料を徹底的に排除するための広報戦略や,選挙戦略を練ります。

教員採用試験の人物評価(面接等)も,同じようなレベルの対策が必要なのです。


そんなことを考えていたら,アメリカン・エキスプレスカードのプラチナカードを持っている人のためのサービスを思い出しました。

アメックスのプラチナカードは,日本人で持っている人は,わずか12万人(全人口の0.1%)で,年会費が税込みで15万円近いカードです。

アメックスのプラチナカードには,ものすごいセクレタリーサービスがあります。

24時間,プラチナメンバーの相談に乗ってくれるのです。

「Noと言わないサービス」として有名で,例えば,いきなりそのサービスに電話して,「1週間後,恋人の誕生日なので,ヘリコプターをチャーターして,夜景を見せてあげたい!」というと,ちゃんとヘリコプターを準備してくれます。

もちろん,ヘリコプターのチャーター代は,きっちり,何十万円も請求されますが。

ヘリコプターだけでなく,海をクルージングしたければ,船長付きのクルーザーを電話一本で手配してくれて,海でパーティーできます。

もちろん,何百万円の請求はされます。

何かを個人輸入したいとき,今夜のデートで普通はなかなか入れないフレンチのレストランを予約したいとき,電話一本で,ほぼ確実に,望みをかなえてくれます。

クレジットカード会社が,まさに,コンサルティングというか,素晴らしい相談役になってくれます。

(画像はイメージです。)


やはり,こういうコンサルティングが,教員採用試験の対策講座にも必要かなと考えています。

ヘリコプターやクルーザーの予約ではありません。

受講生の1%の不安材料をどうやって消していくかのコンサルティングということです。

解決への方向性を決めるためのコンサルティングを行い,必要な学習方法や講座やレッスンがあれば,それをお奨めする。

そういうことが必要だと考えています。

その受講生さんが,確実に合格するためには,何が必要かということを真剣にコンサルティングすることが重要だと考えています。

レトリカでは,そういうコンサルティングを個人レッスンで,精力的に行っています。

是非,ご活用ください。


河野正夫
レトリカ教採学院

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