【教員採用試験を突破するための6つの鍵:不合格から合格への道を開くために】

【教員採用試験を突破するための6つの鍵:不合格から合格への道を開くために】

これまで、合格者と不合格者の特徴についてお話ししてきました。

そして、多くの方が私のアドバイスをもとに合格を勝ち取りました。

それは本当に嬉しいことです。

一方で、毎年残念ながら不合格となってしまう方々には、同じような特徴が見受けられます。

今日はその特徴を具体的にお伝えし、自らの弱点を克服し、合格への道を切り開くきっかけにしていただきたいと思います。

1.前年度の成績開示をしていない。

教員採用試験で不合格になった場合、自分の成績を開示していない人が多いです。

例えば、成績開示を利用していれば、「面接での評価が低かった」など、具体的にどこが弱かったかを知ることができます。

不合格の原因を把握しないまま再挑戦しても、同じ結果になってしまいます。

例えば、面接での評価が低かったとわかれば、模擬面接やコミュニケーションの練習をするなどの対策が可能です。

自分の弱点に真摯に向き合い、次のステップに繋げてください。

2.不安に悩むばかりで行動しない。

悩むことは自然なことですが、その悩みが行動を止めてしまっていませんか?

例えば、1次試験に合格しているかどうかを心配しすぎて、2次試験の準備が手につかない人がいます。

こういった人は、合格発表の直前になって慌てて準備を始めますが、時間が足りず、結局力を発揮できずに不合格となります。

不安は行動で打ち消すものです。

2次試験の準備を早めに始め、常に先を見据えて行動することで、合格に一歩近づけます。

3.「能力」と「適性(資質)」の区別ができていない。

例えば、「自分は英語が得意だから英語教師になれる」と思い込んでいる人がいます。

しかし、英語ができることと、教師として子どもたちに英語を教えられることは全く別です。

教師に必要なのは、子どもたちとの信頼関係を築き、共感できる人間力です。

教える内容よりも、どのように子どもたちに伝え、彼らの成長を支えるかが重要です。

英語が得意でも、子どもたちからの信頼が得られなければ、教師としては不向きと言えます。

自分の能力だけでなく、人間的な適性を見直してみましょう。

4.添削の「はしご」をしてパッチワーク文案になっている。

周りの人に何度も添削をお願いして、最終的に自分の思いが薄れてしまう人もいます。

例えば、先輩や指導教員にそれぞれ意見を聞いた結果、それぞれのアドバイスをそのまま取り入れ、パッチワークのような文案を提出してしまうことがあります。

こうした文案では、面接官に自分の考えが伝わりにくくなり、不合格になる可能性が高まります。

大切なのは、他人の意見を鵜呑みにせず、自分の教育観や信念をしっかりと持ち、それを自分の言葉で伝えることです。

添削はその補助に過ぎません。

5.他人を無批判に信じる、または他人を信じられない。

たとえば、ある人は先輩の言葉を無批判に信じて、「この県の教採は簡単だから、自己アピール文は適当でいい」と思い込んでしまうかもしれません。

また、別の人は多くの人にアドバイスを求めすぎて、結局どれも信じられず、自己アピール文が定まらないということもあります。

信頼できる一人の師を見つけ、その人と自分の考えをしっかりとぶつけ合いながら、自分の信念を固めていくことが大切です。

誰の言葉を信じるか、慎重に選び、自分自身を磨いていきましょう。

6.社会人としての会話ができない。

例えば、初めてのメールやLINEでいきなり「教採受験者です」とだけ送ってくるような人がいます。

挨拶や自己紹介を欠くこのような行動は、教師としての基本的なコミュニケーション能力に欠けています。

社会人としてのマナーや礼儀を身につけていなければ、子どもたちからの信頼を得ることは難しいでしょう。

教師は、子どもたちだけでなく、保護者や同僚とも信頼関係を築く必要があります。

日常生活の中で、基本的なコミュニケーション力を鍛え直すことが必要です。

これら6つの特徴に当てはまる方は、まずは自覚を持つことが大切です。

そして、自らの行動を変えることで、不合格から合格への道が開けます。

教員採用試験は自分との戦いです。

今ここで、自分を見つめ直し、成長する機会を手にしてください。

あなたの努力次第で、必ず合格への道は拓けます。


レトリカ教採学院
河野正夫


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