【超重要】(必読です!)現在、【超ハイレベル教採面接講座】、及び、【定期個人レッスン】では、受講生さんから提出された「戦略的指導のための個人カルテ」に基づいて、その受講生さんの合格可能性・合格への方向性に関して、【暫定的中間レポート】を作成しています。
【超重要】(必読です!)
現在、【超ハイレベル教採面接講座】、及び、【定期個人レッスン】では、受講生さんから提出された「戦略的指導のための個人カルテ」に基づいて、その受講生さんの合格可能性・合格への方向性に関して、【暫定的中間レポート】を作成しています。
これは、河野が担当する【超ハイレベル教採面接講座】と【定期個人レッスン】のみで行っています。
一例をご紹介します。
(実際の受講生さんのものではありません。)
以下のような「個人カルテ」があったとします。
<受験者>
年齢:30代
性別:男性
出身大学:あまり名門校ではない、平均以下の私立大学
現在の身分:特別支援学校の常勤講師
経歴:
民間企業A社 1年で退社
民間企業B社 半年で退社
公立中学校 常勤講師 半年で自己都合で退職
民間企業C社 1年で退社
公立中学校 常勤講師 3年間勤務
公立特別支援学校 常勤講師 2年目
懸念される事項:
民間会社を短期間で転職を繰り返している。
公立の学校を、半年で自己都合で退職している。
教育委員会の人事の都合ではあるものの、現在、特別支援学校で講師をしていて、高校教諭としての経験がない。
これまでの勤務も中学校で、高校での経験がない。
過去に、8回、教員採用試験を受け、ほとんどの場合、2次試験の面接などの人物評価で、不合格になっている。
面接に関する受験者の自己申告:
インパクトがある語りができない。
わかりやすく話せない。
原稿を作っても覚えられない。
面接官から追加質問が来ると答えられない。
面接本番では緊張して、実力が発揮できない。
上記のカルテの受験者が、X県での高校教諭の教員採用試験に合格するための方向性を論じ、併せて、合格するための戦略を立案する出発点となるのが,【前提的中間レポート】です。
【暫定的中間レポート】
この受験者がX県での高校教諭の教員採用試験に合格するためには、以下の方向性と戦略が有効です。
過去の経歴や面接における課題を克服し、効果的にアピールするための具体的なアプローチを考慮します。
方向性:
懸念事項の克服と強みのアピール
1.経歴の安定性と経験の多様性をポジティブに捉える
民間企業での短期転職や公立学校の早期退職といった経歴は、一見するとネガティブに見えるかもしれません。
しかし、この点は「多様な職場環境で得た適応力」としてアピールできます。
また、特別支援学校での講師経験は、生徒の多様なニーズに応じた柔軟な指導力や、個別対応のスキルを身につけたことを強調することが重要です。
高校の経験がないことをカバーするために、特別支援教育の知識やスキルが、一般教育にも応用できることをアピールします。
2.特別支援学校での経験を強調
現在、特別支援学校での講師経験は2年目に突入しており、これは独自の強みにもなります。
特別支援教育で得たコミュニケーション能力や、生徒一人ひとりのニーズに合わせた指導法が、一般の高校でも活用できることを明確に伝える必要があります。
特に、生徒へのきめ細やかな配慮や個別指導の実績をアピールします。
3.面接における話し方と自信の強化
面接に関しては、インパクトがある語りができず、緊張で実力が発揮できないという課題があります。
これを改善するためには、以下のアプローチが有効です。
短い回答を心がける:
わかりやすく話せないという課題を克服するため、シンプルで短い回答を準備し、要点を絞った話し方を練習します。
焦点を絞ることで、追加質問に対しても柔軟に対応できるようになります。
模擬面接を重ねる(脚本と共に):
面接の場に慣れるために、複数回の模擬面接を実施し、緊張を和らげるとともに、リラックスして答える練習をします。
ストーリーテリングを取り入れる(脚本の充実):
覚えやすく、伝わりやすいエピソードを準備し、自分の強みを示す具体的なストーリーとして話せるようにします。
たとえば、特別支援学校での生徒指導における成功例や、難しい状況を乗り越えた経験を中心に語ります。
4.高校教育への貢献を具体的に説明
特別支援学校や中学校での経験が、高校教育にもどのように応用できるかを明確にすることが重要です。
高校生は多様な背景を持っており、特別支援教育で学んだ生徒理解のスキルや、個別に対応する力が高校でも有効であることを強調します。
また、学力差が大きい生徒への対応や、困難を抱える生徒への指導力を強調し、高校教育に即戦力として貢献できることをアピールします。
戦略:
合格のための具体的アプローチ
1.経歴の多様性を積極的にアピール
民間企業での経験は、柔軟な対応力やコミュニケーションスキルの向上に寄与したと説明します。
特別支援学校や中学校での講師経験も、幅広い教育現場での適応力を示す要素としてアピールし、特に特別支援教育で培ったスキルが高校でも役立つ点を強調します。
2.面接対策の強化
面接での課題を克服するために、以下のステップを取ります。
模擬面接の徹底的な実施:
さまざまな質問に即座に対応できるように、模擬面接を繰り返し行います。
自分の弱点である「質問への対応力」を強化するため、追加質問に焦らず対応できるよう、脚本・シナリオを練り上げます。
短い回答の練習:
長く複雑な説明を避け、簡潔で明確な答えを準備します。
これにより、緊張してもスムーズに話せるようになります。
また、話し方のペースを練習し、早口にならないよう気をつけます。
失敗を克服するストーリー:
これまでの失敗(短期間の退職や中学校での退職)について、成長のプロセスを示すポジティブなストーリーを準備し、失敗から学んだ教訓や成長を語ります。
3.高校教育に対する具体的な貢献を示す
高校教育における指導力をアピールするために、特別支援学校での経験を高校の文脈に合わせて説明します。
たとえば、特別支援教育で培った「生徒の個別ニーズに対応する力」を活かし、学力差が大きい高校生にもきめ細かい指導ができるとアピールします。
また、高校生に求められるキャリア教育や進路指導に対応できるスキルを具体的に示します。
4.リラクゼーション技術の活用
緊張しやすい性格を改善するために、リラクゼーション技術や呼吸法を活用し、本番でもリラックスできる状態を作ります。
面接前の練習として、深呼吸や簡単なストレッチを取り入れることで、緊張を和らげます。
結論:
この受験者がX県での高校教諭の教員採用試験に合格するためには、多様な経験をポジティブにアピールし、特別支援学校で培った指導力を高校教育に応用できることを強調する必要があります。
また、面接での緊張を克服し、簡潔でわかりやすい話し方を習得することが鍵となります。