2011全日本インカレ直前記事~青森大学
インターハイの余韻も冷めやらぬ間に、もうインカレが始まってしまう。
年に一度の楽しみが1週間のうちにかたまっているとは
贅沢ではあるが、後が寂しくなりそうだ。
インカレ企画のはじめは青森大学団体。
なぜ青森かといえば、インターハイがああいう結末だったから。
青森の仇は小山で返す? ではないが、高校生達の敗戦が青森大学を
より奮起させてくれればよいと思うから、だ。
今年は楽な戦いではない。
それがわかっているからこそ、青森大学には頑張ってほしいのだ。
2週間前に取材に行ったとき、青森大学はとてもいい雰囲気で練習していた。
中田監督もとても充実した表情だった。
これは「演技に魂を込める作業だな」と感じる
そんな練習ぶりだった。
いいものを見せてもらった。
そう思う練習だった。
私は小さいころからアンチ巨人だった。
私が子どものころは、巨人は本当に強くて
勝つのが当たり前のチームだったから応援する気になれなかった。
連覇なんていつかは止まるのだ。
それが健全なのだ。
青森大学よりも強い大学、強い演技が現れれば、負けるべきなのだ。
だけど、理性ではそう思いながら、青森大学が負けたときのことを
想像するだけで胸が痛くなる。
それは、こうしてあまりにもまっすぐな彼らの目を見てしまったから。
青森大学には、本当に頑張ってもらいたい。
やっぱりまだ試合後に彼らの笑顔が見たいから。
8月4日、栃木県小山市で、全日本インカレは開幕する。
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