【カタン・エネルギー】をソロで遊んでみた
ボードゲーム界隈では超有名なゲーム「カタン」に、新たな環境問題などの要素が加わってなかなかやりごたえのあるゲームとして登場しました。
「カタン・エネルギー」は、「カタンの開拓者たち」をベースに、再生可能エネルギーのテーマを取り入れたバージョンです。このゲームでは、プレイヤーは資源を活用してエネルギー施設を建設し、環境に優しい形で発展を目指します。
カタンといえば、「交渉」!!
・・・ですが、今回はソロで遊ぶので、そういうものはざっくりカットぉ!(いいのか?)
ということで、ソロ用に考えたルールが次のとおりです。
ソロルール:カタン エネルギー
目標
・10勝利ポイント(VP)を達成する。
セットアップ
通常の3人用のゲームセットアップを行いますが、以下の通りを変更する:
・個人ボードは1人分だけ使用。
・倉庫タイルは使用しない。
・4人用を除いた緑のイベントチップをランダムに18枚選び、個人ボードの右下のスペースに2枚一組で重ねて配置。
・「最長交易路」および「環境保全活動賞」のタイルは使用しない。
ターンの流れ
・通常通りにイベントフェーズ、収入フェーズ、アクションフェーズを実行する。
ソロプレイ特有のルール
イベントの調整:
イベント【気候会議】の場合、サイコロを1つ振って、1〜3の出目なら「環境汚染度が低いプレイヤー」として、4〜6の出目なら「環境汚染度が高いプレイヤー」として扱う。
・それ以外のイベントの他のプレイヤーに関する効果は、自分に影響する形に調整。(例:「環境汚染度が最も高いプレイヤー」を「自プレイヤー」に変更)
環境汚染トラック:
個人ボードの環境汚染度を3倍に計算して、環境汚染トラックへ反映させる。(例:個人ボードの環境汚染度が「3」なら、環境汚染トラックは「9」とする)
村を配置する際の間隔ルール:
村を配置する際は、他の村と3つ以上離れた交差点に配置しなければならない。
出目が7だった場合:
・環境調査官の移動によりバーストチェックを行う際、手札上限は「7」ではなく「5」とする。
・環境調査(環境調査官の移動)はサイコロを2つ振って、出目の合計値と同じの地形タイルに移動します。もし、今いる場所と同じ数値、あるいは「7」が出たら振り直す。その後、移動した先の地形タイルに隣接する村または研究都市があるなら、手札を一枚ランダムに選んで捨てる。
開発カードのルール変更:
環境保護:環境調査官を他の地形タイルに任意の場所へ移動させ、その地形タイルの資源を1枚得ます。または、ゲームボード上の地形タイル、村、研究都市から環境破壊マーカーを1つ取り除き、環境調査官のいる地形タイルの資源を1枚得ます。
ゲーム終了条件:
イベントチップがなくなった場合、ゲーム終了。
・勝利条件:
イベントチップがなくなる前に、10勝利点に到達。
・敗北条件:
10勝利点に到達する前に、イベントチップを引かなければならない時に、袋にイベントチップが残っていない時。
何回かプレイしてみたところ、「交渉」をごそっと削ぎ落としたので、その分の面白みはありませんが、村などの初期配置を考え、発電所を立てるタイミングを考えたりと、いろいろ悩ましいところがあって面白い!
手札も5枚までしか許されないので、いつ環境調査官がやってくるのかドキドキもの!
すぐにエネルギーが欲しくて”茶色の発電所”に手を伸ばしたいけど、そうなると汚染が発生して、環境汚染トラックが進んでしまう(通常の3倍)ので、イベントチップを引く枚数が増え、ゲームの進行が早くなってしまいます。
さらに資源が欲しくて村や研究都市を作ろうものなら、これまた汚染が発生して、即!環境汚染トラックに影響するので、緑の発電所を建てて、環境汚染抑えながら開発を進めたいところ。
でも”緑の発電所”を建てるにも、研究都市から生まれる”研究カード”が必要になるわけで・・・と、終始かなりカツカツで苦しい状況です。
少しずつ開発を進めながら、環境に配慮しながら進めていかないと・・・
こんな感じで汚染だらけに!!
こうなると、資源が生まれにくくなり、イタズラにラウンドだけが進んでいき、イベントチップがガンガン引かれて、あっという間にゲームが終了してしまいます。
以前に遊んだ時は「あと1点が届かず敗北!」なんてこともあったので、ダイス運やイベント運に振り回されながらも、けっこう遊びごたえのある感じに仕上がったかなと思います。
3人からしか遊べない「カタン」、なかなか人が揃わない・・・というときでも、まずはソロで遊んでみて雰囲気を掴んでみるのも良いのではないかなと思いました。