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ダイスの組み合わせが楽しい【アグリコラ・エクスプレス】

アグリコラ・エクスプレス(Agricola Express)は、ウヴェ・ローゼンベルク氏の「アグリコラ」にインスパイアされた、1~4人用のダイスベースのボードゲームです。アグリコラのファンによるオマージュとしてデザインされたゲームで、本家同様に農場を発展させることをテーマにしています。

BGGのサイトでこのゲームの存在を知り、実際にプレイ方法も掲載されていたので遊んでみました。

そのためには、まず13個の特殊ダイスを作るところから始まります。

ダイス目のシートを印刷して、一面一面貼り付けていきます。

出来上がった13個の特殊ダイス

特殊ダイスの内訳は…

  • 作物ダイス✕3(食料、食料2、麦、野菜)

  • 資材ダイス✕3(木材、レンガ、石材、葦)

  • 家畜ダイス✕3(羊、猪、牛)

  • 農場ダイス✕2(家、柵、畑)

  • 職業ダイス✕1(市長、建築士、農夫、家畜番、採集係、乳母)

  • 進歩ダイス✕1(窯、調理台、家具工房、陶器工房、カゴ編み工房、石切工房)

と、たくさんあります!


ゲームの流れ

アグリコラ・エクスプレスは3回の収穫(Harvest)を含む計6ラウンドで構成されます。

各ラウンドで、プレイヤーはダイスを組み合わせて選ぶことでアクションを実行します。その際ダイスは…

  • 他のプレイヤーが未使用のダイスの目をそのまま選ぶ

  • 全てのダイスを振って出た目から選ぶ

の2択が選べます。

その後もし、「職業」を持っていれば1つまで使用することができます。

そしてダイスの組み合わせによっていろんなアクションを選択できます。

アクションが行えるダイスの組み合わせ

こうしてみると、いろいろとやりたいことだらけなのですが、ゲームスタート時、ワーカーは2人しかいません。つまり1ラウンドで2回までしかアクションを行うことができません。

なので、早い段階でワーカーを増やしたいけれど、そのためには家を増築しなければならず、でもそのためには資材が必要で…と、ワーカーを増やすだけでも工程が多いのです。

そして、なんとかワーカーを増やすも今度は「収穫」時に備えて食料を確保しなければならない(収穫時にワーカー1人あたり食料2支払い)ので、やらなければいけないことがたくさんあります。

そのうえ、畑を耕して作物を育てたり、家畜を増やしたりしていかないと、最終的な勝利点が伸びないので、計画性のある無駄のないアクション選択が必要となります。

でも結局はダイスの出目によってその計画は簡単に崩れてしまうので、それがなんとも悩ましいダイスゲームとなっています。


そして、ゲーム中のリソースやステータスを管理するシートがこれなのですが…

アグリコラ・エクスプレスのスコアシート

渋い!渋すぎる!

得点計算も兼ねるこのシートですが、リソースが増減するたび書いたり消したりするので、とっても手間!

紙ペンダイスゲームと割り切れればそれで良いんだけど、せっかく「アグリコラ」という冠があるのに、この渋さでは少し魅力にかけるなぁと思いまして…

作りました!それっぽいものを。

自作のプレイヤーシート
リソース管理用のトラック
賑やかし用のコンポーネント

これらを用いて、ソロで遊んでみましたが、リソース管理も簡単で、何より視覚的に状況が把握しやすく、なかなか良い感じです。

パッと見はアグリコラっぽい

特に職業や進歩などは、どういうアクション内容だったのか分かりづらかったので、それを簡略化できたのが良かったです。

「家具工房」職人を持っていると、木材ダイスを取得した時+1木材がもらえます

ソロゲームの場合だと、1プレイが10〜15分程度で終わります。(まさにエクスプレス!)

ソロの目標スコアが85点なのですが・・・

これまでの最高得点72点でも目標スコアには届かず!

計画が空回りになることが多く、なかなかスコアが伸ばせません。

その時その時のダイス目に翻弄されながらも、さまざまなアクションの組み合わせを「あーでもない、こーでもない」と悩むのがとても楽しいゲームとなっていました。

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