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スパイスカレー教室

この写真は2024年11月12日(火)の夜間「世界の食文化」調理実習の出来上がり写真です。

仕事は高等学校の家庭科教員をやっている。

大学を卒業した時、私は決まっていた就職先をドタキャンして家に帰って来た。ドタキャンの主な理由は、前年に心筋梗塞で入院した父が駅のホームで「帰って来られよ」と、いつまでたっても下手くそな富山弁でぼそっとつぶやいたからだ。

大阪で小さな広告会社(みたいな会社、自分でもよくわからない…で就職を決めた)で技術翻訳を担当することになっていた。初任給は約17万円。ボーナスナシ、だったかな?
英語力には全く自信がなかったが、「工業製品のマニュアルの技術翻訳だから日本語センスがあれば機械的に誰でも出来る」ということだった。
この会社ではコピーライティング等の業務もあり、出来ればそっち方面に転向できれば…と考えていた。しかし、年明けに「入社前に(無給で?)インターンシップを…」という話しが来て、もしやブラック⁈ と怪しんだこともドタキャンの理由だ。

それよりも何よりも知人の一人もいない大阪の街に住むことに全く興味がわかなかった、というよりも今後の人生に全く展望が持てなかったし、全く地縁も土地勘もない場所で4月から住む住居探しをすることにも展望が持てなかった。…というよりも黄色信号点灯中だろ、自分、との認識だけがあった。

一時退却❗️一旦退避❗️のつもりだった。

で、実家に帰ってとりあえず職安に行って帰ってきたら別件で「講師をしませんか?」とリクルートの電話があり、では、行ってみようかな? と極めて軽く出かけて、30年が経ちました…。

長いモノに巻かれても巻かれても、そこから逃げ出すチカラ💪だけはありました。
浅田彰「逃走論」読んでないけど😅

このスパイスカレーは、某スーパーマーケットの1日料理教室で習ったレシピを活用させていただきました。もちろん、「◯◯で習ったレシピです」と公表しています。付け合わせの「じゃがいものサブジ」にピーマン🫑を入れたのはワタシのアレンジです。彩りとして…。

大学を卒業した時、全く料理が出来なかったワタシが家庭科教員として、30年勤めてしまいました😅いいのかな…?

モチロン! この教科は料理を教えるだけでなくて、浴衣を作って着付けて記念撮影したり、赤ちゃんを学校にお招きして抱っこ会をしたり、家族のお悩みを解決するホームプロジェクトの方法を学んだり…最近では投資!のことまで触れて下さい、とのこと…。超人並みです!

30年、いつも自転車操業です。
ABCクッキングのパン教室、ANAホテルのケーキ教室…、習ったことを即吸収して授業時間内に収まるように予算も考えて高校生向けに落とし込む!

教員の仕事の本質は「教えること」ではなく、「学び続けること」にあると実感しています。
「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」の心境です。

子どもと一緒に自転車🚲に乗る機会を逸したのがこの人生の痛恨‼️

子育ては一瞬‼️

登山に家族で行ったのは子どもたちが成人してから。久しぶりの立山登頂は荷物を全て子どもたちに持ってもらって!
「介護だよ、コレ」とは子どもの言葉。
まさに!

カレー🍛は家で何回か練習したので、子どもたちもスグに出来るようになります💪
これは良かった❣️

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