鴻巣川幅うどん・小山屋食堂
訪れた日:2019年11月19日
2008年、国土交通省荒川上流河川事務所の調査によって鴻巣市滝馬室と吉見町大和田の間を流れる荒川の川幅が全国で最長であると確認されました。
そこで設けられた「川幅日本一」の標は鴻巣市と吉見町に1つずつ、県道27号東松山鴻巣線上にありますが(日本一と認定されているのはここの標から600m程上流の区間とのことです。)天気の良い日に御成橋を通行してもほとんどその流れを見ることはありません。
山梨・埼玉・長野の県境にあたる甲武信ヶ岳を起点とし東京湾へと流れる荒川の中域にあたる鴻巣市周辺の実際の川幅は下流域と比べて狭く普段は数メートルほどしかありません。しかし国土交通省の規定によると「堤防から対岸の堤防まで」の距離を川幅の定義としているため広大な農地を含めた河川敷までを川幅と呼んでいます。古くは「あばれ川」と言われ度々氾濫していた荒川には広い貯水地が設けられ下流の東京を洪水から守る役割を担っています。
鴻巣市では川幅日本一に認定されたことから市内の様々な飲食店が「川幅グルメ」を考案し販売しています。どら焼きやロールケーキ、鉄火丼など様々な種類がある中でも一番知名度のある川幅グルメともいえる「川幅うどん」を食べました。
鴻巣駅からほど近くにある小山屋食堂さんというお店です。ここのお店の特徴は豊富にあるうどんメニューの全てを「川幅うどん」に変更できることです。
店内はテーブル席と座敷があります。
鍋焼きうどん(900円)を川幅うどんに変更し注文しました。海老天やわかめ、肉や揚げなどの具たくさんの具と共に幅広のうどんが煮込まれています。
見た目は桐生市の「ひもかわうどん」と似ていますが一般的にのどごしの良いひもかわうどんと比べて鴻巣市の川幅うどんは厚みがあり食感が違うんだそうです。また麺の太さはお店によって違いがあります。
*****
【小山屋食堂】
営業時間:11:00~14:00、17:00~19:0
定休日:日、祝、第二土曜
駐車場:有り(3台くらい)
価格帯:かけうどん450円〜
その他:喫煙できる、駅から近い、出前有り、お酒メニュー有り、宴会できる、大盛り100円増