テレルジ国立公園
訪れた日:2019年5月28日〜
モンゴルの首都ウランバートルから東に車で2時間ほどのところにある国立公園で、広大な草原の中で羊、ヤギ、ヤク、ウマ、ラクダなどの生き物が放牧されています。空港やウランバートルからの立地の良さとモンゴルにしては珍しく山や岩場が多いことからトレッキングを楽しむためにモンゴル国内からも観光客が訪れるそうです。
旅行者用のキャンプに泊まりました。観光客の多さゆえ公園内に住む遊牧民の方のゲルで民泊できることもあるそうです。付近には街灯が全くない為星が綺麗に見えます。
キャンプには番犬がいます。この辺りは狼も居るとのことでほとんどのゲルの外では番犬が飼われていました。
この日は馬に乗って移動しました。乗馬はキャンプでツアーに申し込むか、ユービーホユルという場所で手配します。公園内にはたくさんの特徴的な岩があり、この奥の大きな岩は、かつて政府の宗教迫害から逃れるため多くの僧侶がここに隠れて1年を過ごしたといわれる100人僧侶の洞窟です。1990年にはじまった自由化政策により宗教も自由化され、現在では寺院も多数建立されるようになりました。モンゴルで多く信じられている宗教はチベット仏教と、シャーマニズムだそうです。
洞窟にいる間に馬たちが自由に出かけてしまいましたが、しばらくして戻ってきました。
2〜3時間ほど進んだところにある草原のゲルにて食事をいただきました。モンゴルでは白い食べ物(乳製品)と赤い食べ物(肉製品)が主な栄養源であり、乳製品を加工してつくられる白い食べ物(ツァガーン・イデー)は夏場の食べものです。右下の細長いものはアーロールと呼ばれる干したヨーグルトで市場などでも多く売られています。左下はチーズ、上のクリームは奥に写っている揚げパンにつけて食べました。
これはモンゴルでよく飲まれるミルクティ、スーテーツァイです。薄く煮出したミルクティにバターと塩が入っているそうで、料理によってはここに麺や餃子を浸して食べることもあるそうです。
この後また2〜3時間馬に乗りキャンプ場のゲルに戻りました。乗せてもらった馬は鬣を角刈りにされていてとても可愛かったです。
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【テレルジ国立公園】
行き方:
・チンギスハーン国際空港で車を手配し2時間弱
・ウランバートル市内から1日2便の直行バス
・ナライハからミニバス
公園への入場料:3000tg(約200円)