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バラン(4. 暗中模索編/1stシーズン終了)
これまでは、マイクロストリップラインに同軸コネクタを載せていた。
PCBの誘電体の厚みは1mmで、裏側にはGNDプレンがべったりなっている。またノイズ対策として、シグナル線に沿って距離2mm離して表面にもベタGNDが塗られてる。
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「波長3mの信号で伝送線路長1cm程度は集中定数の世界でしょ」と思うのだが、もはやGNDが気になる始末。
Non-PCB型
というわけでマイクロストリップラインをやめて直にはんだ付けすることにした。
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一見バランに見えないが、差動線路部分を最短で結合している。
これをまた同軸をつかってネットアナでS11,S21を計測した。
もはや結果は載せないが、性能は変わらずPCBの時と同じだ。
GND独立型
同軸線路のグランドが共通になってるのが悪いのかと、独立させることにした。基板がないと壊れやすいので、ユニバーサル基板の片面のメタルをやすりでそぎ取った。そこにバラン部品をのせハンダで線路を作った。
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これをまた同軸をつかってネットアナでS11,S21を計測した。もはや結果は載せないが、性能は変わらずPCBの時と同じだ。
ここまでのまとめ
・MinicircuitsのTX1-1のバランをいろいろ作った。
・2つのバランを差動部分で対向させて、不平衡信号側の同軸ポートでS11,S21を計測した。
・S21は100MHz超えると2dBを大きく超え、S11は5dB程度まで悪化する。データシートのような性能が出ない。
・集中定数の世界だから関係ないを証明するかの如くマイクロストリップラインGNDなどは影響しない。
・バランとの格闘1stシーズン終了
今後
TX1-1は絶縁タイプなので、直結タイプのバランも買ったのでそれで試してみる。