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バルザッリ引退…2006ドイツW杯アッズーリ戦士達は今…【前編】

先日、ユベントス所属のアンドレア・バルザッリが今シーズン限りでの引退を発表した。

ドイツW杯からサッカーを追い続けた筆者クローゼ(同大会得点王)としては非常に寂しいものがある

そこで今回は当時のアッズーリ優勝メンバーが今どうしているのかをできる範囲で探ってみた。

決してテレ朝の『あいつ今なにしてる?』のパクリではない。え?WSDでも似たようなの見たって?うっさい!!そういうこと言う奴はマルコスジュニオール のかめはめ波食らわすぞ!

↑埼スタ現地で2発食らいました(気円斬)


【GK編】未だに一線に立ち続ける守護神

ご存知の通りW杯ではGKを3人登録しなければならないというルールがある。

まずは当時の3人の現在を見ていこう

ジャンルイジ・ブッフォン 現役 PSG所属

長年過ごしたユーヴェを去り今シーズンからパリに所属してるブッフォン。アレオラとの併用とはいえCLには出続けている。ユナイテッド戦で信じられないミスしたけど!

特筆すべきは当時からパフォーマンスが全く落ちないこと。

あのカシージャスですらブラジルW杯では目も当てられない状況であったのに同大会のブッフォンはGL敗退したイタリア代表の中でも好セーブを連発し続けた。ウルグアイ戦も敗れたとはいえ人外セーブの連発だった(裏でキエッリーニが噛まれたけどね!) 

クラブシーンでも変わらずユーヴェのセリエA復帰に始まりリーグ7連覇に貢献。ただ彼のキャリアはビッグイヤーだけ足りていない…引退するまでにビッグイヤーを掲げるブッフォンは観れるのか…

マルコ・アメリア 

背番号14とGKでは珍しい番号で登録されたメンタル的に不安があるアメリア

ジェノア、パレルモなどと中堅で着実に活躍した後にブラジル代表GKジーダの後釜として加入。

レギュラーと目されていたがジーダにポジションを奪われていたアッビアーティがまさかの大活躍

そのままスクデット獲得まで貢献した

アメリアはその後レギュラーをとるに至らず、チェルシー、ヴィチェンツァと渡り歩いて引退

現在はセリエDのルパ・ローマで監督をしている

アンジェロ・ペルッツィ

98年フランスW杯正GK候補だったものの怪我により離脱。その後確執などもあり日韓には選出されなかったもののドイツW杯で戻ってきた大ベテラン

身長181cmと小柄ながら抜群の反射神経で長年ラツィオのゴールを守り続けたが06/07シーズンのローマダービーにおいて指を骨折。

これがきっかけとなりシーズン終了を待たずして引退してしまった。

その後イタリア代表、サンプドリアでアシスタントマネージャーを務めた後、現在はラツィオに帰還しチームマネージャーを務めている。

【DF編】 失点わずか2 カテナチオを支えた男たちの今

失点数2というのはドイツ大会でのイタリアの成績。しかも失点内容はオウンゴールとジダンのPKのみ。つまり錚々たる国のエースストライカーからゴールを許さなかったのである

そんなDF陣の今を見ていこう

ファビオ・カンナヴァーロ

このチームのキャプテンを務めていたカンナヴァーロ。まさにこの大会がキャリアハイとでも言うべきかシルバーボールを受賞し、同大会での活躍が評価されてDFとしては異例のバロンドール受賞

までは良かったのだがユーヴェが八百長による降格による影響でレアル・マドリードに移籍。

しかし思った活躍を挙げられずユーヴェに帰還後もかつての輝きは戻らず。同じく代表でも南アフリカ大会では失点に絡むなどまさかの前回王者がGL敗退する事態になった(思えばここからW杯優勝すると次大会GL敗退のジンクスが続いてる)

その後はUAEで晩年を過ごし引退。

引退後は中国を出たり入ったりの人生になり現在は広州恒大と中国代表監督を兼任。

中国で築けるかカテナチオ

と思ったら中国代表監督としての契約はチャイナカップの2試合だけらしい。

なにがしたいの中国代表…

未だにスキンヘッドじゃないカンナヴァーロに違和感を感じております!

マッシモ・オッド

ミランで出番を得られずレンタル生活を送っていたオッド

しかしラツィオに移籍して代表にも定着して堂々とミランに帰還

したのはいいけどザンブロッタの加入やアバーテの台頭もありやはりミランでは絶対的な存在になれず、バイエルンやレッチェにレンタル移籍し、そのままレッチェで引退

オッドが現役中に最もインパクトを残した出来事はW杯優勝直後にあのカモラネージの断髪式を執り行った事だろう

そんなオッドの現職は監督

ペスカーラをセリエAへと押し上げる実績を残したもののウディネーゼを経て今シーズンからセリエBのクトローネを救うことは出来ず8試合で解任されて現在はフリーである

アレッサンドロ・ネスタ

イタリアサッカー界を長きにわたり支え続けた名DFなものの怪我などで出場したW杯3大会の経験があるものの決勝Tのピッチに立ったことがない不遇の男

ラツィオでデビューするとすぐにラツィオに欠かせない存在となり、20代前半でキャプテンも任された。

ラツィオの財政難によりミランに移籍する際には反対の署名活動が起きたほど

その後移籍したミランでも好パフォーマンスを披露

ミランのスクデット獲得、CL制覇など長年にわたり貢献した

その後インド、MLSと渡り歩き引退

現在は中田英寿が以前所属していたことで知られるペルージャの監督を務めている

ちなみにネスタは学業もかなり優秀だったらしく弁護士とサッカー選手の二択に本気で悩んだという逸話がある

ジャンルカ・ザンブロッタ

ウクライナ戦で強烈なミドルを決め、ベスト4に導く活躍をしたザンブロッタ

サイドバックのイメージが強いが元は攻撃が売りのサイドハーフの選手で名将リッピがSBコンバート。以来両サイドをこなせるユーティリティなSBになった

ザンブロッタもカンナヴァーロたちと同様ユーヴェの八百長の影響でバルサに移籍

バルサには馴染めなかったもののその後ミランに移籍するとアバーテやアントニーニとポジション争いをすることになるものの両サイドをそつなくこなせる確実に計算できる選手と重宝されスクデット獲得に貢献した。

その後スイス二部でプレイングマネージャーとして監督キャリアをスタートさせるも上手くいかず、インドでも失敗

カペッロの誘いで中国でかつてのチームメイトブロッキと共にコーチを務めるもカペッロ退任によりコーチ陣も退職

現在フリーである

ファビオ・グロッソ

準決勝ドイツ戦で鮮やかなコントロールショットを決め、決勝でも最後のキッカーを務め見事イタリアを優勝に導いたグロッソ

そんな時の人をビッグクラブが黙って見てるわけなくパレルモからインテルへ移籍。

しかしその後W杯の披露もありあまり活躍出来ずその後リヨン、ユーヴェと渡り歩き引退

引退後は指導者になりバーリで監督キャリアをスタートさせるもバーリは破産寸前の状態

グロッソを残すお金はなく退任となった

(その後バーリはチェゼーナの共に無事破産しました)

現在はセリエBヴェローナの監督をしており昇格プレーオフ圏内に付けている

マルコ・マテラッツィ

名前を聞いただけでサッカーファンでなくともイメージはつくだろう。

そう、ジダンに頭突きを食らったあの男だ

世界中で話題になったこの事件

後年これをネタにしたマテラッツィ出演のCMが作られたほど

ちなみに半年後、リーグ戦で今度はマテラッツィが相手に頭突きして退場しました

そんなマテラッツィだが大会中ヘッドで2ゴールを記録しておりうち1点は決勝で奪った貴重な同点弾

ネスタの代役で回ってきたスタメンとはいえネスタ以上に大暴れした大会となった

クラブではインテルに長らく在籍

なぜか長友とやたら仲良かった

マテラッツィといいカッサーノといいこのあたりともうまく人間関係を築ける長友の人間力は山本昌邦もビックリであろう

そんなマテラッツィの今だがインドでプレイングマネージャーをした後サッカー界にはあまり関わってないらしく『Taboo』というアパレルブランドを手がけているらしい

クリスティアン・ザッカルド

W杯アメリカ戦でオウンゴールを献上してしまったザッカルド

しかし所属先のパレルモではザッカルドらとパレルモの躍進に貢献し、2008年にザッカルドと仲良くヴォルフスブルクに移籍

しかし初の海外移籍に馴染めなかったのか長谷部などにポジション争いに負け、このシーズンヴォルフスブルクは念願の初優勝を飾ったわけだがひっそりとザッカルドはクビを宣告された

その後はパルマやミランなど所属先をかなり転々とする人生で2019年現在サンマリノで現役である

まさかのW杯優勝戦士がこんなとこにいるとは…

アンドレア・バルザッリ

先日今シーズン限りでの引退を発表したバルザッリ。

軽くそのキャリアを振り返ろう

バルザッリはパレルモで頭角を現しイタリア代表にそしてそのままW杯メンバーに。

ザッカルド、グロッソと共にパレルモから3人選出されることとなった

(カテナチオDF陣に3人も輩出とか今のパレルモじゃ考えらない!!)

いや、割とパレルモも育成型クラブなんですけどね。会長がアレですが

話をザッカルドに戻そう

その後ザッカルドと共にヴォルフスブルクへ

ザッカルドとは違い定位置を確保しリーグ制覇にも貢献。だが2年半でイタリアに復帰

その時に移籍したのがユヴェントスである

移籍してきたシーズンのユーヴェは低空飛行だったものの翌シーズンからコンテが監督に

ここから現在にまで至るユーヴェの連覇が始まる

バルザッリ、ボヌッチ、キエッリーニの3バックはレアルのBBCトリオに準え、逆BBCトリオとも呼ばれた。

一瞬ボヌッチがミランに移るも1年で出戻り

しかしルガー二などの台頭もあり今年はリーグ6試合の出場にとどまっていた

今ユヴェントスはリーグ王手がかかってる状態

昨晩のCLでアヤックスにこそ敗れたが35個目のスクデットはほぼ手中に収めている。

8連覇を飾ってブッフォンやデルピエロ同様バルザッリを花道で送り出せるか

残りのユヴェントスの試合とバルザッリの雄姿に注目しよう

え?いい感じに締めたけどMFとFW編が残ってる??

こーはんへ続く(cvキートン山田)






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