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誰も知らない"ラテラルシンキング"の話
どうも皆さん、レジル教育LABOのさむです!
今回は誰も知らないラテラルシンキングの話を書いていきたいと思います。
【今回の流れ】
・そもそもラテラルシンキングって何?
・ラテラルシンキングの実例
・何故ラテラルシンキングが必要なのか?
そもそもラテラルシンキングって何?
まずラテラルシンキングという言葉にあまり聞き馴染みがないと思います。まだあまり浸透していない考えなのでそれもそのはずです。
ラテラルシンキングは思考法の一種で水平的思考とも呼ばれます。聞き馴染みのある言葉と対比するならばロジカルシンキング・論理的思考でしょうか。
まあよく耳にするロジカルシンキングの親戚という風な認識で大丈夫です!
ここからラテラルシンキングの抽象的な説明に入ります。まずGoogle先生に聞いてみましょう。
ラテラルシンキング
意味:様々な視点から考え、解決策を生み出すこと。
前提条件に縛られない自由な発想
なるほど、よくわかりません。これではあまりにも抽象的ですね。題2で具体的な例を用いて考えていきましょう。
とりあえずこの題ではラテラルシンキングがとても大切ということだけ覚えておいてください。
ラテラルシンキングの実例
題1ではラテラルシンキングの本質的な説明をしましたが理解し難いと思いますので実例をご用意しました。
[ラテラルシンキングの実例①]
10個のりんごを3人で均等に分けたい。どうすればいいか?
みなさんも一度考えてみてください。どうすれば均等に分けることができるでしょうか?
まあ普通に一人に3個ずつ配って残りは自分がもらったり、あまりを三等分して再度配る等色々あるでしょう。
しかしそれらは全て論理的です。数学的に考えて10÷3=3+1/3なのでその通りに分割するということですね。
他の回答を用意出来た方はラテラルシンキングが出来ているかもしれません。
ではこの問題に関してラテラルシンキングを使って考えるとどうなるかを書きます。その答えは…
ジュースにして同じ量を配る
これです。それがあったか!という考えですよね。このずるい考え方がラテラルシンキングなのです。
別に固形のまま配るという条件はマストではありません。しかしついその条件下で考えてしまいますね。これはロジカルシンキングが当たり前になって頭が固くなっているのです。
実際にこの回答は幼稚園児が考えたものです。この柔らかい考え方こそがラテラルシンキングの正体です。
ではもう一つラテラルシンキングについての面白い話を紹介します。
かなり昔の話でまだアメリカとソ連が宇宙開発の競争をしていたときのお話です。
アメリカはソ連に負けたくないし、ソ連もアメリカに負けたくありません。
両国ともロケットは開発済みで優秀な操縦士も用意しました。では宇宙に飛び立ち、様々な情報を書き留めてこようとした時にある問題が起こりました。
それはボールペンが使えないという問題です。宇宙空間では無重力なのでインクが落ちてこないためにボールペンが使えずに情報を記録できません。これではせっかく作ったロケットも鉄くず同然です。
焦ったアメリカは大至急無重力空間でも使えるボールペンを開発しました。天才科学者を総動員させ巨額のコストを掛けて開発したのです。
これでソ連に負けずに済む。なんならソ連にはこんな素晴らしいボールペンは作れないはずだといい気分になっています。
ではソ連はどうしたのでしょう?コストを掛けずに最強のボールペンを作成したのでしょうか?
全く違います
ソ連でも同じ問題は起こりました。「宇宙ではボールペンが使えない。どうする?」これには科学者達も困ってしまいました。しかし会議に参加したうちの一人がこう言いました。
ボールペンが使えないのですね。では鉛筆を使いましょう。
この一言でアメリカが巨額のコストと沢山の時間をかけて作ったボールペンと同じソリューションを提示したのです。
これはラテラルシンキングの例として作られたフィクションかもしれません。ただこの話の真偽はどうでもいいのです。大事なのは
その手があったか!
という感覚なのです。この面白い考え方がラテラルシンキングなのです。では題3でラテラルシンキングの必要性について書いていきます。
何故ラテラルシンキングが必要なのか?
では最後にラテラルシンキングの必要性について書いて終わりにします。
このスキルを養う必要性は簡単です。誰も持っていないスキルだから重宝されます。会社に入って巨額なコストがかかるボールペンを作る会議の際に鉛筆という柔らかいソリューションを提示できたのであれば昇進間違いなしです。
ただの会社員で終わりたくなければこのラテラルシンキングを身につけるといいでしょう。
じゃあ具体的にどうすればこのスキルを身につけることができるかと言うと、それはまた今度書きますのでお楽しみに。
では今回はここまで。最後までお付き合いいただきありがとうございました。ではまた次の記事でお会いしましょう。