クリーンネスが大切なわけ
8月7日に立秋を迎えましたが
残暑が厳しくて
まだまだ夏真っ盛りのような暑さが
続いていますね。
空や雲を見ていると
少しづつ秋を匂わせる感じがします。
北陸方面は
先日の大雨の影響で
断水になっています。
暑い中本当にお疲れ様です。
水道をひねれば
当たり前に水が出る日本という国に
生まれたことに感謝します。
再生請負人のお仕事の中に
覆面調査(ミステリーショッパー)
というものがあります。
いろんな会社様の調査を
お引き受けして感じるのは
お店を拝見させて頂く上で
大切にしていることは
どの会社様も同じところに
フォーカスしています。
接客面、お店、
そしてクリーンネス
SV時代も
クリーンネスに対しては
どんなことよりも
優先順位を一番に考えていました。
お店って
ほんとに、やることいっぱい
ありますよね。
お客様の接客も大切
お店の演出も大切
だから
クリーンネスって
つい
まあ〜いっか〜って
なってしまいがち
それでも
やっぱり
クリーンネスは大切です。
クリーンネスとは
清掃=ゴミ、汚れがない状態で清潔で衛生的な状態
整理=必要なものと必要でないものを分けて
必要ではないものは捨てる
整頓=必要なものを必要な時に必要なものが
取り出すことが出来、戻しやすい状態
のことです。
知っているよって
聞こえてきそうですが
出来ていないお店
かなり多いです。
どのメンバーであっても
同じクオリティで清掃を維持できているお店は
お店のビジョンが行き届いています。
スタッフ任せになっていると
個人の主観や価値観で判断してしまいます。
「キレイに掃除してね」って指示ほど
結構難しく、伝わりにくいです。
お店としてのどの位のクオリティーを
求めているかを言葉だけではなく
一緒にやりながら
見本を見せているのか。
お店のリーダーの価値観が
一番見えてきます。
調査をさせて頂いた
あるビストロのお店では
ランチタイムのお客様が多い時間帯に
お客様が退席された後の
客席の清掃を店長自らやりながら
お手本を見せていらっしゃいました。
コロナ感染対策もあるので
次に客席を使うお客様が
安全で安心してお食事を楽しんで
もらいたい
そんな思いが伝わってきました。
意外と見落としがちな
テーブルの裏側まで
そのリーダーから
教わったスタッフさんは
やはり同じクオリティを
目指して丁寧に清掃をします。
お店の姿勢
大切にしているものが何か
店舗格差が出て来やすい項目です。
整理がきちんとできているお店は
売り上げが安定しています。
売れているもの
売れていないものが
明確になっているお店です。
売れているものがどれなのか
スタッフ全員が共有することが
キチンとできています。
売れていないものに関しては
売れる工夫をしたり
期間を決めて対策を考えています。
自店舗では売れないから
他店舗に移動させる
価格変更の要望を出している
それはお店の中だけではなくて
ストック(倉庫)にまで
反映させられています。
それは商品だけではなくて
帳票類などもです。
毎日使うもの
週間で使うもの
月間で使うもの
半期で使うもの
年間で使うもの
資料や報告書なども
使用頻度に合わせて
片付け方や保管方法が変わってきます。
期間の過ぎたものは
日にちを決めて処分する。
溜めてまとめて
やろうとすると
結構な時間がかかってしまいます。
月末に処分するなどを
決めておくことで
無駄な時間を減らすことができれば
接客に使える時間を
増やすことができます。
最後に
整頓について
こちらも時間短縮だったり
本部から頂いた重要な資料などを
スタッフ全員で共有し活用できていると
知識を接客面に反映することができます。
整頓ができていないと
必要な時に必要なものが見当たらず
探す時間がかかってしまいます。
物販のお店だと
ストックの商品が見つけられず
スタッフ2人がかりで
大探ししている光景をよくお見かけします。
「この商品のサイズ違いは?」
「この商品の色違いは?」
お客様から一番よくいただく質問です。
たくさんある商品の並べ方の
規則性をお店で共有されていると
すぐにお応えできる質問です。
探し回って
お待たせした上
「完売です。」
なんて悲しすぎますよね。
作業の内容に合わせて
使う道具を一つにまとめておくのも
時間短縮になります。
店長時代お店でやっていたのが
納品、返品セット
作業に必要なものをケースにまとめておく
佐川急便の送り状
個口ステッカー、時間指定、貴重品
ハサミ、カッターナイフ、PPテープ
返品に使いやすいように
洋服の大きさ別に袋を分けていました。
もちろん
使い終わったら
元の場所に戻す。
整頓ができていると
日々の作業効率が上がってきます。
カウンター周りに不要な
事務用品が大量に置かれているお店を
見かけることがあります。
お客様から
ギフト包装を依頼された時
スムーズに対応しているお店のカウンターは
不要なものがありません。
商品を畳んだり
包装紙を広げられるスペースが確保されています。
一番手に取りやすい引き出しには
ラッピングに必要なリボンの準備ができています。
ラッピングの時に
お客様が一番目に止まる場所って
カウンター
手垢で汚れている上で
商品を畳んでたりすると
お店のレベル格差がモロに
出てしまいます。
気配り、目配り、思いやり
お店の土台の部分
一番わかりやすく出てしまうのが
クリーンネスです。
お店のリーダーが
クリーンネスを大切にしているかどうか?
リーダーシップを考える上で
もっとも大切だと思っています。
そろそろ
晩夏物〜初秋物へと
新商品が入荷してくる頃
床に置いている
ブーツが埃まみれになっていませんか?
棚上の商品を下ろしたら
一緒に埃が落ちてきませんか?
ミーテイングの議題に
取り組んでいただけたら
嬉しいです。
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