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【蒔いた種は、生える】

皆さん、いかがお過ごしですか?

わたしは・・・

花粉症じゃない!と、意固地になっていましたが、
認めざるを得ないほど、滝のような鼻水と
目がかゆくてかゆくて、鏡をみたら、顔全体が真っ赤!!!
かわいそうな自分になっていました

これは
意固地になっている場合じゃない!と思い、
薬局に行き、花粉症の薬とスプレー、目薬を買いました。

今年の花粉はひどくないですか?嫌ですね~
さて、花粉症の話は、もういいとして・・・

今日は
【蒔いた種は、生える】というお話をしたいと思います。

これはズバリ!
私の父の言葉です。

まだ私が小学生だったころから、

ずーーーーーっと、事あるごとに
この言葉を教えてくれました。

私だけじゃなく妹や弟にも、教えていました。
この言葉には続きがあって、

「キュウリの種を植えれば、キュウリになる。
 お父さんはメロンが大好きだけど、メロンは生えない」

・・・(-_-;)

子供ながら、
なんて当たり前のことを言っているのだろう?と
何回聞いても思っていました。

私が社会人になっても、同じことをまだ言うんです。

そうすると・・・
だんだん意味が、理解できてきたんです。

父はこうも教えてくれました
「自分で蒔いた種はな、自分の心にまかれるんだ」

「そして刈り取るのは、己(おのれ)で刈り取るんだ」

「蒔いた種はな、すぐには生えてこない。
 芽が生えてきて、立派な木になって、たくさんの実(み)がなっても、
 腐って落ちてしまうものもある。
 立派な実(み)がなって店頭に並ぶものもある。
 それも芽はな、1本じゃない、2本も、3本も、生えることもある。
 成長の途中で枯れて死んでしまうものもある。
 芽(め)すらでない、ものもある」

と。

皆さん、お気づきになられましたか?

そう。

「人間」と同じなんです。

「人間」のことを教えてくれていたんですね。

人それぞれ
あんな人、こんな人。いますよね。
ぐんと早く成長して、たくさんの実がなって
たくさんの人を笑顔にしている人。

かと思えば
途中で、成長がとまって枯れていってしまう人。
そもそも芽が出てきていない人。

いま人間関係で悩んでいる方。
相手のことが理解できない方。
世の中に、様々な自然(草木含め)があるように
様々な人間がいると思えば、少しは気が楽になりませんか?

あなたはあなた。
その方はその方。の花を咲かせているだけなのです。
もしかしたらあなたやその方は、
芽がでて成長している途中なのかもしれませんね。

私は、抜いても抜いても生えてくる雑草だと思っています(笑)

人間だけじゃありません。
「全てのことは、自然が教えてくれる」と父はいいます。
また、人間の誕生そのものが、

種から(生命が誕生し)
芽がでて(赤ちゃんとして生まれ)
草木になり(子供になり)
実がなり(成人になり)
枯れて(大人になり)
再び種として土に戻る(死)

ですよね。

皆さん親鸞聖人はご存じですか?

そうです、鎌倉時代前半から中期にかけての
日本の仏教家。浄土真宗の宗祖されるお方です。
この親鸞聖人は、
【蒔かぬ種は生えぬ】とおっしゃっていたそうです。

これには、父も驚いていました。
自分は親鸞の生まれ変わりじゃないか、とまで
言ってました(笑) (それは・・・ない)

父はどこでこの事に気が付いたか。
それは、経営している商売が上手くいかないとき、
自宅の隣にあるキャベツ畑をボーっとみていたとき、
畑作業をしていたおばあちゃんがいたそうです。

そのおばあちゃんが、種を植えている姿をみて・・
ハッと気が付いたそうです。
父はおばあちゃんに尋ねたそうです。

父:「すみません!! キャベツになってほしいときは、
   キャベツの種を蒔くんですよね?」

おばあちゃん:「あたりまえだぎゃ~(名古屋弁)」

そこで父は、
「自分は助かる!!!!」
と確信がもてたそうです。

それはなぜか・・
それは父が「蒔いてきた種が、生えるから」ですね。

皆さんは、どんな種を蒔いていますか?
立派な実(み)をつけるには、
太陽と水、あと栄養も必要ですよね~
あなたにとって、太陽や水、栄養は・・・誰(何)でしょう。

種は自分で蒔かないと生えてきませーーーん!!!

人生=時間=命です!

今日より早いことはない!

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