002.子のありがたみ
「親のありがたみ」という言葉はよく聞きますが、「子のありがたみ」という言葉はなかなか聞きません。先ほど車を運転していた際に、ふと頭の中でニョキニョキッと生えてきた言葉です。
言葉を聞いたことがないだけで、子どもへの感謝の気持ちは特に変化はないのですが、改めて子どもへの感謝の気持ちを再確認することができました。
昨年度末、子どもが加入していたジュニアスポーツクラブの卒業式がありましたが、その際、他の保護者が話された「子どもが見せてくれた景色」という言葉がとても強く胸に残りました。よくある言葉かもしれませんが、当時の感情との相乗効果もありとても強く残ったのです。
一生懸命練習に励む景色。コーチや私に怒られて反抗的に生意気になる景色。コロナのせいで悔しい思いをした景色。ギリギリのところで競り勝つ景色。どんどん強くなっていく景色。負けて悔し泣きする景色。そして仲間と一緒に楽しそうに遊び大笑いする景色。その他、本当に数多くの様々な景色たち。
もちろん私達保護者も大変なことは多くありましたが、私達だけでは決して見ることのなかった景色を子どもたちが見せてくれましたし、また決して行くことのなかった様々な場所へも連れて行ってくれました。このような貴重な経験をさせてくれた子どもたちには、心から感謝です。
このような景色以外にも「子どもが見せてくれる景色」を感じ、また楽しめる機会は数多くあるのではないかと思います。
普段の生活の中では、怒られたりケンカをしたりすることも多々ありますが、なかなか気付けないだけで子どもに感謝をする場面も多くありますし、ただ元気でいてくれるだけでもありがたい。
皆さんにとって「子のありがたみ」を感じるのはどんなときでしょうか。
子どもへの感謝を再確認させてくれた言葉でした。