057.警鐘を鳴らさせていただきたい!
突然ですが、警鐘を鳴らさせていただきたい!
子どものメディアとの関わり方ついて。
今朝、小学生の次男が、学校から配られているタブレットをテーブルに置いて、日本地図の学習ができるアプリをしていたのですが、その様子を見た途端、「今すぐやめなさい!」と、語気を荒げて注意をしてしまいました。
なぜなら、タブレットと顔の距離はたったの15㎝程度。
タイムを競うアプリのため、熱中してどんどん顔がタブレットに近付いていってしまったのでしょう。
テーブルに置かれたタブレットと顔が平行になるほど前のめりになっていました。スマホネックどころの話ではありません。
あまりにも近すぎると思い、とっさに注意をしてしまいました。
わが家では、子どもたちのメディアとの関わり方について、次のようなルールを決めています。
これは、数年前にゲームを買った際に親子で話し合って決めたものです。
ただ、厳密にという訳ではなく、もちろん例外もたくさんありますが、基本的にはこのようなルールがあるということを、親子で共通の認識を持って、メディアと関わっています。
時間設定など、かなり厳しいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
当然、子どもたちには、もう少しゲームをしたいという様子も見受けられますが、ゲームというものをやり始めたときから決めていることなので、わがままを言うことも全くなく、時間になると自分たちで止めることができています。
また、私と妻も、子どもたちに言っている以上、関わり方を気を付けるようにもしています。
先日、中学生になった長男の個別面談があり、その際に、担任の先生から「他のご家庭では、メディアとの関わり方、特にゲームばっかりやっていて困っているという声が多い」という話を伺いました。
わが家では、先ほどのようなルールを決めているので、特に困っているということはないと伝えると、「それはいいですね。やっぱり、そういう関わり方が大切ですよね。」とのこと。
やはり、最初が肝心だと思いました。
メディアに限らず、最初から決まっている事に対しては、あまり抵抗はありませんが、それまでできていた事ができなくなるのは、かなりの抵抗があります。それをする労力も大きい。
また、ルールをしっかり話し合って決めていて良かったとも思いました。
ルール作りをすると、おそらく必ず時間を制限するルールが含まれてくると思いますが、確かに、時間を制限することも大切ですが、そこにこだわる訳ではなく、子どもたちには、時間の管理も含めて、メディアの使い方、関わり方をしっかりと学んでほしいと思っています。
今の社会、メディアは必要不可欠です。
だからこそ、関わり方をしっかりと学んでほしい。
どのように関わっていけばメリットがあるのか。
どのように関わっていくとデメリットとなるのか。
私は、メディアとの関わり方には、メディアを使用するときの姿勢も含まれると思っていますし、またメディアのデメリットを知ることも含まれると思っています。
今朝の次男のような姿勢で使い続けていれば、確実に視力は低下するでしょう。子どもはテレビを見ていると、徐々に徐々に画面に近付いてしまうような気もします。
私も、昔は親から「テレビから離れなさい」と注意をされていましたが、そのおかげかどうかはわかりませんが、おっさんになっても視力は両目とも1.5です。(ただ、おっさんなだけに、最近老眼が…。)
デメリットは、視力の低下だけではありません。
日本医師会のホームページにも、メディアとの長時間の関わりによって睡眠不足や体力の低下、学力の低下、脳機能へのダメージ、コミュニケーション能力の低下や依存症などのデメリットについて書かれています。
その他、学校や家庭でのルール作りと意識改革が必要とも書かれています。(小学校の行事の際に、メディアについて調べる必要があったのですが、その経験が役立ちました。)
今日の次男の姿が衝撃的すぎて…。
(極論かもしれませんが)本音を言ってしまえば、都道府県の位置を知らなかったとしても生活にはそれほど影響はないように思いますが、視力が低下して、眼鏡やコンタクトレンズが必要になれば、生活への影響はとても大きいです。
確かに、メディアは便利というだけでなく、様々な機会を与えてくれるものでもあります。
生活に必要不可欠なものになっていますし、今後、さらにメディアとの関わり方が強くなっていくと思います。
だからこそ、メディアにはメリットだけでなく、様々なデメリットがあることも、親として、子どもたちとしっかり話し合っていかなければいけないと感じたのです。
今回は、取り上げていませんが、ネットリテラシーと呼ばれることについても同様です。
今朝の次男の姿勢に少し怖さすら感じてしまい、大事になってしまう前に、少しだけ鐘を鳴らすことにしました。
感謝です! 絵本を通じて、子どもや育児をされる方々に還元していきたいと思います!