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081.「心」って何なのでしょうか…その後
絵本屋開業を夢見るおっさん、(自称)絵本作家のれいです!
以前「018.「心」って何なのでしょうか…」という記事を書きました。
目に見えないけど、確かにある。それだけは間違いない。
そんな、人間にとってとても大切なものなのに、それが何かということは誰も答えられないような。
などと書かせていただいたのですが、未だに「自分なりの心とは何か」という問いに対する答えは見つけられていません。
先日、あることに気づきました。
それは、私がある言葉を国語辞典で調べていたときのことです。
偶然開いたページに「こころ【心】」が載っていたのですが、見てみると「心」についての記述が他の文字や言葉に比べて圧倒的に多い。
もし、今お手元に国語辞典がある方は見ていただけるとお分かりいただけるかもしれませんが、私が使っている簡易的な国語辞典でも、1ページ以上「心」について書かれていますし、大きな国語辞典では10ページ以上にもわたって書かれているものもありました。
漢字辞典も確認してみると、やはり心や忄(りっしんべん)に関する漢字がとても多い。
これだけ「心」について書かれているということは、それだけ「心」という言葉が大切なんだということが言えると思うのですが、さらにもう一つ、思ったことがありました。
ここからはあくまでも私の空想なのですが、もしからしたら「心」に関する様々な言葉を作ってきた昔の人たちも、やはり「心とは何か」ということを考えていたのではないかと思ったのです。
実際に辞典に書かれている言葉を少し書いてみると
心暖まる
心が動く
心が折れる
心が弾む
心に浮かぶ
心に掛ける
心に刻む
心を痛める
心を入れ替える
…
と、このような言葉が数多く並んでいます。
そしてこれらの言葉をよく見てみるとその多くは、「心」に続く言葉が人の動作であったり現象であったりと、全て容易に説明ができる言葉となっているように思えたのです。
つまり、「心とは何か」ということについて考えていた昔の人たちは、
「心」という説明できないものがあるけど、なんとかして解き明かしていきたい。
少しでも「心」というものを明らかにするために、容易に説明できる言葉と繋げてしまえば「心」について何か明らかになるかもしれないし、「心」を説明するのも容易になるのではないか。
等と考えて、数多くの「心」にまつわる言葉を生み出し、「心」を明らかにし、「心」と繋がろうとしたのではないかと思えたのです。
わからないものを、説明が容易なものと繋げて安心したかったのかもしれません。
言い換えれば、やはり「心」というものは、それだけよくわからないものだと。
あくまでも私の空想ですが、もしかしたらあながち外れていないのかもしれません。
「心」と同様に、説明がなかなか難しい「気」という言葉。
この言葉も、国語辞典ではかなりページが割かれているような「気」がします。
人は、一人一人「心」を持っています。
82億人の人がいれば82億通りの「心」があります。
全く同じ人がいないように、全く同じ「心」もありません。
また、自分の「心」は決して他人にはわかりません。
自分の「心」は自分で見つけるしかありません。
前回も書いたように、「心とは何か」なんて見つける必要もないのかもしれませんが、できれば前回の記事の最後に「いつか、自分なりの「心とは何か」の答えが見つかるといいなと思っています。」と書いたように、これからもいろいろな視点を持って、その答えを見つけられるようにしていきたいと思います。
ちなみに「心」という文字は、心臓の形から作られた象形文字だそうです。
いつごろ、どのような経緯で「心」という文字が誕生し、いつごろから心臓が心臓と呼ばれるようになったのか。
どのように調べればいいかなかなか見当がつきませんが、面白いエピソードがありそうな気がしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんにとって何か少しでもいい気づきがあれば嬉しいです!
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