冬の棚田でできること。
2021.01.13
この日は、ある催し物の準備でヤマノミナトへ。
ふつう冬の農地には、雪が積もるばかりですが、
僕たちは今日もせっせと足を運びます。
企みごとがあって。
棚田の段をスクリーンにして映画を上映してしまおうとしている。
「山にある農地は、自然条件に左右されるし生産性が低い。
そうかもしれないけど、それは農地が荒廃していく理由にはならない。」
自然環境が豊かだからこそ、見出せる価値があるはずだ。
そして山にある農地を起点に、色んな営みがつむがれて、
現代の暮らしにフィットするんじゃないか。
そんな「現代版の里山」を描いている僕たち。
冬なのに、むしろ冬だからこそ、農地を楽しめることってきっとあるはず。
そんな想いから、準備にいそしんでいます。
そして、僕にとってとても嬉しいのが、
この催し物のきっかけが僕たち以外の人から出てきているということ。
この間、地域で活動している若い衆で話していた時に、ぽろっと出たアイデアに「いいねいいね」と肉付けをしていったのがこの企画。
いろんな人が関わって、一緒に面白がれる。
ヤマノミナトで、そんな化学反応が起きたら、なんてワクワクしながら準備をしていました。