【ドアノブ】₋063 死は生命の最大の発明
私の好きな言葉の中にタイトルの「死は生命の最大の発明」という言葉があります。
これは皆が知っているであろう、Macやiphoneを作ったアップルの創業者の一人スティーブ・ジョブス氏の言葉です。
彼はガンになった時に医師に「数か月で準備をしておきなさい」と言われたそうです。
本来数十年かけて行う事を家族に対して数か月で行えという言葉として彼は捉えたようです。
幸い当初は、治療が出来るタイプのガンだったと病理的にわかり、手術を受けて一時回復されスタンフォード大学の卒業スピーチを述べた時に、上記の話をしていました。
私は英語はわかりませんのでyoutubeに上がっていた字幕翻訳されたものを観ました。
「毎日を人生の最後の日だと思って生きてみてください。いつかその日が来るから。」
彼は一度自分の作ったアップルからクビを言い渡されて失業しています。その後、自分がしたい事が仕事だったと改めて気が付き、社会上失ったものがあった半面、初心に戻れたと述懐していました。
そして、このようにも述べていました。
「今日で死ぬとしたら、今日は本当にすべきことをするか?」
「その答えが何日も「No」のままなら何かを変える必要があると気づきます。」
「すぐに死ぬ」という覚悟があれば、人生で重要な決断をする時に大きな自信となります。
「周囲からの期待、プライド、失敗や恥をかく事への恐怖などそういったものは、死に直面すると消え去るからです」
「あなたの時間は限られています。無駄に他人の人生を生きないこと」
「他人の雑音で心の声が搔き消されないようにしてください。」
「業に囚われないでください、それは他人の考え方に付き合った結果に過ぎません」
「直観とはあなたの本当に求めていることを分かっているものです。」
「それ以外は二の次です」
私はニートの時間、年齢的に無職の時間を過ごしたときにこの動画を100回は視聴しました。
一年に何度か見直します。それをし始めて5年は経つかと思います。
私を奮い立たせる一つのスピーチでした。
このスピーチの数年後にスティーブ・ジョブス氏は亡くなるのですけれども、きっと、今も生きていたら、みながアッと驚くような、ワクワクするような新しいツールが生み出されていたのかもしれません。
私はアップル製品は全然使ってはいないのですけれども、スティーブ・ジョブス氏が生きていた頃は基調講演(新製品のプレゼン)がオンラインでされているときは観ていました。リアルタイムで追いかけるサイトなどをずっと眺めたり、動画の配信があるときはそれを視ていました。
私がその言葉に出会ったのは偶然でした。
学生時代にプレゼンの能力を上げたいと思った時期がありました。どうやれば分かりやすくなるのか、どう説明したらみんなが理解してくれるのか。
私はその能力を上げるために、私が気に入り学ぼうとしたプレゼンがアップルのそれでした。
その基調講演や過去の基調講演からプレゼンを学びたいと思い、何度も視聴していたのです。
その中でスティーブ・ジョブス氏が亡くなり、過去のスピーチなどがネットに上がるようになった事で観るきっかけとなったのです。
そこから人生の立て直しを何度もしました。そして、実行にも移しました。そして、失敗しました。
私が本当にしたいことは何だったのだろうか。直観ではわかっています。人には言いたくはありませんが、そういう何かを持っているのは確かです。
すべてに無駄なのないスピーチで私としては一度視聴してみる価値はあると思います。
他にも、「点と点を繋ぐ」お話が中に含まれています。
自分か興味を持って学んだこと、知った事。それがいつか何かの先の事に繋がり新しいものを生み出すきっかけになる話です。
「人生において今やっていることが、どのような形で未来に繋がるかはわからない」とスティーブ・ジョブス氏は述べています。
今、あなたが行っていることは未来に繋がっているかもしれません。何が未来に繋がるかは成功者でもわからないのです。
人生に限りはあります、その中であなたの今の生き方が未来に生きてくるような何か点と点が繋がるような何かに結びつく行動をしているでしょうか。
私は偶然プレゼン能力を上げたくて動画を観ていただけです。それが切っ掛けでその動画に出会った。それが今の私に役に立ったかはわからないけれども、私の人生の何かに切っ掛けを与えてくれた点は間違いありません。
点と点を繋げる。スティーブ・ジョブス氏は技術における例を上げていましたが、話の流れとしては人生として語っているように私は思いました。
何か行動するためには、自分の直観による行動をし、それが見つからないなら探し求め、行動してみる。その積み重ねが、未來の点と点を繋げる何かになると私は捉えています。
私は摂食障害や睡眠障害、双極性障害など患いましたが、それも見方を変えれば経験で、それに抗うためにいろいろ学んだし、医療に関する知識も得ました。
本当は医療に携わる目標がありましたが、もしかしたら、その他にも、この医療知識と、自分の精神疾患になって治療中の経過の過程なども何かしら未来の点として繋がるのかもしれないとも思っています。
名台詞と言われる「ステイ・ハングリィー、ステイ・フーリッシュ」という言葉で最後は締めくくれられますが、そこには、「探究者であれ、ハングリー精神」であれという意味合いが含められていると私は解釈しています。
何かを探求していますか?
ハングリー精神がありますか?
そして、それを行動に移せていますか?
あなたの今の行動によって、あなたの未來の点と点を繋ぐ切っ掛けになりますように、願っています。