エスペラント情報誌『La Revuo Orienta』編集部
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私たちの出した本『クロコディーロ』(日本語・エスペラント 対訳版) Krokodilo (japana-esperanta dulingva versio) 【中嶋 美紀】
Esperanta Ponto著、自費出版、2024年、115p、1100円(税込) 世界戦争後、AI技術を使って人類が統一し、5年が経った。 世界共通語はエスペラントになり、ウェアラブルコンピュータによって全ての人がエスペラントでコミュニケーションを行うようになった。そんな時代に感染が拡大する正体不明の流行り病、「クロコディーロ」*。両親がクロコディーロに感染し、姿を消してしまった事をきっかけに、主人公の旅が始まる……。 本書は、そんな設定の、読者の選択次第で結末の
わが出しし文ども『エスペラント訳 源氏物語 一~五』Rakontaro de Genĝi partoj Ⅰ~Ⅴ【やました としひろ】
紫式部 著、やましたとしひろ 訳、belmonto出版、2020-23年、 各巻約400p、第一部特価3100円、ほか2200円から(税込) 日本を代表する古典文学といえば『源氏物語』。しかし高校の古典ではむずかしい原文でならい、また現代語訳でよんでもおもしろいとはおもえない。よみとおして源氏物語がどんな内容なのかわかったひとはすくないのでは?「日本語でもよんでないのにエスペラントなんてとても」というそこのあなた、ぜひこのGenĝiをおよみくだされ。メンドウな敬語法や制度
私の出した本『エスペラント現代用語集 〈12,000表現〉』 Nuntampaj Japanaj Vortoj kaj Esprimoj en Esperanto 【山川 修一】
山川修一編著、日本エスペラント協会、2023年、408p 4400円(税込)、ISBN 978-4-88887-107-5 <ついに本格出版> 2021年2月、64頁、2600語の手作り本として出発した『日エス現代用語集』ですが、2023年11月、第5版を『エスペラント現代用語集』と改題し、外部印刷製本による本格的な印刷物として出版しました。収録表現数12000超、408頁の大作です。 <皆さんの協力> 本書の出版については多くの方々に助けて頂きました。感謝に堪え
私たちの出した本『絲綢之路(世界語):Rakontoj pri la Silka Vojo kun Koloraj Bildoj』【佐藤 隆介】
『絲綢之路(世界語):Rakontoj pri la Silka Vojo kun Koloraj Bildoj』 朱 利栄(Zhu Lirong) 著、棗荘学院(Zaozhuang-a Universitato) 編訳、北京燕山出版社、2023年、248p、2310円(税込) 中国山東省にある大学、棗荘学院の教育は実践的だ。学生にとって親しみやすい教材も作るが、同時に、学生自身が本物に触れ、本物を作ることを重視している。エスペラントを単に教育と商業の手段ではない本物の語
“エスペラントは触れるだけで勇気がもらえる” (株)Unicoco代表取締役 杉田 ぱんさん インタビュー 【聞き手:臼井 裕之】
2022年8月29日から11月7日まで、ゆにここカルチャースクール による全6回のオンライン講座「国際語エスペラントへの案内」が開催された。本誌2022年10月号(p.37)、2023年1月号(p.53-54)で報告されているが、どんなカルチャースクールなのかもっと知りたい読者も多いだろう。そこでスクールを運営する(株)Unicoco(ゆにここ)にお邪魔してお話をうかがった。(臼井 裕之) ゆにここ という名前の由来 臼井 裕之(以下、臼):まずは、ゆにここ というスク
「仮想(バーチャル)の時代に仮想の言語を!エスペラントの新戦略?」臼井裕之×J-MENT (第110回日本エスペラント大会 プレ企画第3弾報告) 【金子 陽子】
第110回エスペラント大会プレ企画第3回は2023年5月27日(土)19時から行われ、34人(オンライン参加が30人、中継会場のエスペラント・ビーガンカフェSOJOから4人)が参加。前半は本誌編集部員でもある臼井裕之さん、後半はゲーム制作者で、『ことのはアムリラート』をより言語学習に特化させた『ことのはレルナード』を開発中のJ-MENTさんが発表した。司会進行は黒薔薇アリザさん。 「エスペラントはザメンホフの仮想言語」 臼井裕之さん 「AIとエスペラントの可能性は利用者次