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キャラクターの誘惑〜何となくでそっち選んでない!?【お菓子編】
皆さんこんにちは!!リバイバルブックスのななみなです。
先週アップした、広告業界編はもうご覧になりましたか?まだの方はそちらも是非ご覧ください! さて、今回は食品業界編です!
皆さんは、キャラクターがついている飲み物やお菓子などを、ついつい買ってしまったことはありませんか? CMや街中、スマートフォンの中……。私たちの身の回りの至る所にあふれているキャラクターたちですが、ただ可愛いだけではないんです!
目次
Ⅰ はじめに(調査を開始した動機)
II キャラクターマーケティングの具体例
Ⅲ まとめ
I はじめに(調査を開始した動機)
皆さんはよくお菓子を食べますか?私たちはよくお菓子を食べます!
お菓子や飲み物は様々なパッケージが施されたものがありますよね?
商品の味だけでなく、見た目で商品を買うこともあるのではと考え、パッケージのキャラクターにある秘密を探ってみようと思いました!
そもそも、なぜ商品ののパッケージにキャラクターを入れるのでしょうか?
企業キャラクターは、企業の信用の証になります。知っている企業のキャラクターが描かれていると『あの会社の商品なら安心感があるな』と思いませんか?購買するかしないかが左右されるくらい、キャラクターの影響って大きいらしいです。新たなマーケティングの施策として、顧客の心を掴み、商品の差別化にもつながるキャラクターを起用するというのも一つの手であると言えます。キャラクターを上手に育て、適切に使い続けることで、企業の信用が高まります。そのため、企業にとっていいことだらけなんです!
Ⅱ キャラクターマーケティングの具体例
長嶋広太先生によると、以下のキャラクターマーケティングは9種類に分けることができます。
①キャラクターそのものを売るコンテンツビジネス
②企業のブランド構築としてキャラクターを作り、商品を売る
③商品にキャラクターをつけて、キャラクターグッズとして売る
④キャラクターの利用権利を他社に売るライセンスビジネス
⑤キャラクターのイラストがついたパッケージで商品を売る
⑥キャラクターで地域おこし
⑦消費者がキャラクターを育て、それを利用して商品を売る
⑧すでに存在するものをキャラクターにする
⑨AIを利用した接客において、キャラクターを設定して話しかけてもらう
私たちは主にお菓子・飲み物のパッケージのキャラクターについて調べるので、②、⑤に注目してみました。今回は、②について詳しく見ていきたいと思います!
まず、
②の企業のブランド構築としてキャラクターを作り、商品を売る
とは何かを説明しようと思います。
例えば皆さんは企業のキャラクターと言ったら何を思いつきますか?キョロちゃん(チョコボール)でしょうか?それともゴールドベア(HARIBO)でしょうか??
沢山のキャラクターが思い浮かぶと思います。
そもそも、なぜ企業のキャラクターを作成し利用するのでしょうか?それは、これらのキャラクターを育てていくことにより、企業のブランド構築にも繋がるからです。
例えば、チョコボールについて皆さんはどのようなイメージを持っていますか?『よくわからないけど、可愛くて親しみやすいなぁ。』と思ったりしてませんか?それは、キョロちゃんを思い浮かべたからではないでしょうか。
この動画を見ると、『可愛くて親しみやすいなぁ。』と思ったりしますよね。
そう思ったら、ついつい購入してしまうことがあるのではないでしょうか?これが企業がキャラクターを作る意味なのです。
そのため、企業のキャラクターを作成する際には、企業の特徴や個性がしっかりとわかるようなものを作れるかどうかが重要になってきます。その際、新規顧客層の視線も考慮することができれば、より多くの人に商品を手に取ってもらえるかもしれません。このように、商品の顧客層へのターゲティングに、キャラクターが役立つのです。
もうひとつの例として、ロッテのコアラのマーチと明治のプッカという2種類の商品があります。
皆さんは、コアラのマーチやプッカを知っていますか??
コアラのマーチは皆さん1度は食べたことがあるのではないでしょうか。商品名にもある通り、コアラが印象的ですよね。それに対し、プッカは目立ったキャラクターがなく、あまり馴染みがないという方もいると思います。
実際に、私たちがそれらの商品を購入するのに訪れた8店舗全てにコアラのマーチが置かれているのに対し、プッカは1店舗しか置いていませんでした。
コアラのマーチは、キャラクターを成長させられたという点もあり、プッカと差別化ができたと言えるのではないでしょうか。キャラクターマーケティング成功ですね!
Ⅲ まとめ
②では、この2つの例から、
商品の特徴がよく分かるキャラクターで親近感と興味を持ってもらうことで、より多くの人に魅力を伝えられる
類似商品との差別化などで有利になることができる
ということが分かりました!
ここまで、パッケージのキャラクターにある秘密を探ってきましたが、いかがでしたか?今まで身近にあったものが、異なる視点で見えてきたのではないでしょうか。皆さんもぜひ次回お菓子売り場に行く際に、企業側の視点で考えてみてください!
そして次回は、
⑤キャラクターのイラストがついたパッケージで商品を売る
について詳しく見ていきたいと思います!
今後も、リバイバルブックスでは商品のマーケティングに関わらず、様々な業界について情報を発信していきますので、是非そちらもご覧ください!!
参考文献
LINK UP TOYO (2018年)『キャラクターマーケティングとは?顧客との架け橋になる可愛い“あの子”の秘密』
(2020年10月22日参照)
画像は『イラストや』さんからお借りしました!