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音高は正しく当てなければならないのか?

何を当たり前のことを、と返ってきそうな質問がタイトルになっていますね。
みなさん理解している通りかと思いますが、

「音高は正しく当てないといけないです。」

歌唱を上達させたい人にとって当たり前のことです。
カラオケ大会においても音高管理があまりにも甘い方が上位にいくことはほとんどありません。

でもたまに聞きませんか。
「音程なんか適正でなくていいんだ、大切なのは表現だ」
というお声。

私はこれを真っ向から否定してかかるつもりはありません。
歌唱は表現こそが楽しいものの一つであることは事実だからです。
自分ならこの楽曲をこう表現する。そういう個性を提示して聞き手に驚きや感動を与えることが出来たらそんなに素敵なことはないではありませんか。

私、藤井というボーカルトレーニング講師・大会審査員はどんな人間かというイメージ調査をしたら「音高管理やリズム管理至上主義」という答えが返ってくることがあって驚きました。

実際はそんなことはまったくありません。
そのように誤解させてしまうようであった自分は反省をしなければいけないなと思います。
私は歌唱の楽しみ(歌う方も聴く方も)は表現にこそあるはずです。
トレーナーとしてのお手伝いもそこが最も大切なところだと思っています。

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