ゴスペラーズ『Mi Amorcito』から着想した掌編
ずっと酔っ払ってるみたいだ。
クレオパトラの生まれ変わり?
寝ても覚めても君のことが頭から離れない。
沼女子ってやつ?
1人、また1人と堕としていくのが至上の喜びみたいにはしゃぐ。
あの瞳に、何もかも見抜かれている気がする。
不意に思い出して、心臓が跳ね上がる。
それなのに、時に無防備な表情も見せる。
いったい本当の君はどっちなんだ?
そんなことを考えて眠れない日々。
「こんな凡ミスするなんて、らしくないな」
言われてはっとするくらい、心を囚われている。
ちゃんとしなきゃと思えば思うほど、足を取られ引きずり込まれていく。
「お前があの子にハマったら絶対やばいからやめとけよ」
そう言われたけれど、もう遅かった。
人生ごと狂わされてる。
こんなに危険なひと、そうわかっているのに視線を君から外せない。
だけど君が微笑みかける相手は、きっと僕だけじゃないんだろう?
僕に向かって笑っているの?
それとも僕を嗤っているの?
いっそ他の誰のことも考えられなくなるくらい、…
…そこまで考えて、自分が自分で恐ろしくなった。
こんな欲望に塗れてしまった自分が自分で嫌になる。
それでも、君に触れたい。
君の愛が欲しい。
今夜もまた、君のことばかり考えて酩酊してしまうんだろう…きっと。
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ゴスペラーズ
Mi Amorcito
…って感じかな。
菲才はモヒート飲んだことないし恋愛方面の経験値そんなにないので困った、本当はアフタースランバーで書きたかったけどあれ読めば読むほどメンバー自身のことだよなと思ったらうまいこと思いつかなくなって。
苦肉の策でこっちにしてみたけど上手いことまとまらず。
一番共感した歌詞は
『知らない傷が残ってるのはなぜ?』
の部分。
菲才もいつの間にか脛に青アザ作ってることあるから…ってそういうことくらいでしか実感できないよ〜!
相変わらずな出来だけど、そろそろなんか書いておかないとなと思ったので投稿。
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