視覚障害スポーツ(グランドソフトボール編)

皆さんこんにちは~。ようやく首の痛みが減ってきたようちゃんです。別にお金が増えたわけではありませんが(笑)

さて、今回のテーマは「視覚障害スポーツ」です。今回紹介するのは

「グランドソフトボール」

です。ようちゃんは盲学校時代、5年間このスポーツにはまっていました。めっちゃ面白いスポーツなので紹介したいと思います(`・ω・´)ゞ

まずは、この動画をどうぞ。

グランドソフトボールは視覚障害者の野球です。「転がしソフトボール」という呼ばれ方をすることもあります。ハンドボールと似たようなボールを使用し、中に鈴などは入っていません。視覚障害のある選手が1チーム10人で競技をします。男女の区分はありません。<<10人のプレーヤーのうち4人以上は全盲の選手、その他は弱視(大会により晴眼者も可能)の選手>>です。
全盲選手は、アイシェード(目隠し)をすることになっていますので弱視者や晴眼者でもアイシェードをすることによって全盲選手としてプレーすることも可能です。
なぜ全盲選手まで目隠しをするかというと、中には「見えているのでは?」と思われるほどすごいプレーをする選手がいるため、「見えていません」ということを示すために目隠しをすることになっています。
投手は全盲でなければなりません。言葉での支持は不可となり、捕手は手を叩くことによって投手にストライクゾーンを伝えます。多くの変化球と剛速球を武器に、晴眼の野球経験者でも三振してしまうようなボールを投げる投手がたくさんいます。走塁も、全盲者にはランナーコーチが手を叩くことによって塁の方向を指示します。また、全盲選手がぶつかったりするのを避けるため走塁用ベースと守備用ベースが分かれています。
全盲選手が、ボールが動いている間に捕球すれば、ゴロであってもフライアウトと同じになります。このため例えば外野にゴロが転がっても、すぐにヒットと断定できません。安易に次の塁に進むと思わぬゲッツー(併殺)を喰らうことになります。
実はこのルールが、グランドソフトボールの奥深さのひとつでもあるわけです。高レベルの全盲選手がいるチームは、次々にヒット性のあたりをアウトにしてしまうため、勝利にグッと近づくわけです。
マウンドの半径1.5mの円内に送球されたときは試合停止(ボールデッド)となります。全盲選手がボールを持ったまま、どこに投げていいかわからず、その間に走者が走り放題になることを避けるためのルールです。
最後に、何より大切なのは、「静かな野球」だということです。音が頼りなので、特に全盲選手が打席に立ったときは、絶対にベンチから大きな声を出してはいけません。
ここで紹介したことは、グランドソフトボールのルールの一部にすぎません 。実際にやってみると、もっともっと奥が深く楽しい競技です。
晴眼者の方も、(アイシェードをしなくても)この競技の楽しさと奥深さを味わうことができます。さらにアイシェードをすると、今度はこの競技の難しさを知ることができます。
もちろん視覚障害者だけでなく、その他の障害をお持ちの方も楽しむことができます。みなさん、ふるってご参加ください!

          ※全日本グランドソフトボール連盟ホームページより

ルール自体はちょっと複雑なような気がしますが、慣れるとかなり面白いスポーツですよ。うちの筑波大学附属盲学校のチームは

ピッチャー、サード、レフト、ライトショート(10人目の守備、ある程度自由に配置できる)これらのポジションが全盲の人が対応していました。

基本的に打つときはゴルフのようなスイングになるのですが、うまく当てないと意外とボールが飛びません。ピッチャーも早いボールやカーブ、シュートなど使い分けてきますので、意外と打つのも難しいですよ。

ようちゃんはセンターを守っていたのですが、全盲のレフトのことコンビを組んで、レフトに指示をしながら守備を行っていました。

このスポーツの醍醐味の一つに全盲プレーヤーとの連携があります。ゴロをとればアウトとなる全盲プレーヤーをうまく利用し、全盲プレーヤーに取らすふりをして自分がとってボールを投げ、動いていないランナーを刺す!!っというプレーが決まるとめっちゃ気持ちいいです!!

盲学校ではかなりメジャーなスポーツなので実際に見てみたい方は調べてみてはいかがでしょうか?面白いスポーツですよ~♪

結論:チームワークが大切(byようちゃん)

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