父と絵と見方
皆さんこんにちは。今さら「お願いマッスル」という曲にはまっているようちゃんです。きれてるよ、きれてるよ~。
さて、今回のテーマは「全盲の方に絵を見せるときどうするか?」です。ようちゃんがちっちゃいころから父にやっている方法ですので他の人とは違うかもしれませんが、結構皆さん似たようなことをしていると思いますので~、今回もまったり「サイドチェスト」しながら見てください(`・ω・´)ゞ
私がまだかわいい?小学生だったころ、小学校のクラスで自分の絵が表彰されることがあった。子供の私は表彰されることが初めてだったこともあって、めっちゃ、めめめめっっちゃテンションが上がっていた。
自宅に帰ってただいまも言わず、
「絵っ!!」
って叫んだほどだ(笑)今思うと意味不明である。いや、本当。
まずは母親に見せた。母はもともと美術部にいたりして趣味で絵もかいていた。
母「おお、うまいやん。よくかけとる!」
母に褒められたようちゃんはさらにテンションUP↑
興奮そのままに父に絵を見せに行くことに。
私「おとーさん、絵、入賞した~。見て~!」
父「おお、よかったな。ようかけとる、ようかけとる」
父、早速ほめてくれる。しかし、絵と目線の先があっていない(笑)(父は全盲)。今なら華麗にスルーして話を続けるようちゃんだったが、当時は子供(今でも頭の中身は子供)、スルー出来るわけもなく、
私「ちゃんと見てっ!!!」
さんまさん並みのキラーパスを父に放り投げるようちゃん(笑)。当時の私よ、空気読め。
父「どれや、触らせて。そして何がどこにあるかをちゃんと教えて。」
ようちゃん、しぶしぶ納得し、父の指を鉛筆みたいに持ちながら、
私「ここが僕で(指でなぞりながら)、これが車のおもちゃ(車周辺を丸で囲みながら)、そしてこんな感じになって遊んでいるの(体使い、それを触らせながら説明)」
父、ちょっとした伝言ゲームを受けることに(笑)
父「なるほどな。ようわかった。今のでよくかけていることがよく分かったわ。すごいな。表彰されるってよっぽどやぞ。」
子供ようちゃん、さらにテンションUP↑。テンションの特盛に(玉付き)
そして、子供ようちゃん特大な爆弾を投下。
私「おとーさんも絵~、書いて!!!」
全盲の父に子供ようちゃん、超無茶ぶり(笑)。このことを思い出すととりあえず穴掘って「いやーーーーーー」と叫びたくなります(笑)
父「いや、お父さん、絵うまくないから・・・・」
私「いや、うまくなくても書くの。そしたら上手になるから」
そして、ようちゃん、自由帳と鉛筆を持ってきて父に渡す。父、とりあえず、ヒョロヒョロの線を描きながら犬?ぽいものを書いてくれました。
父「どうや、うまくかけたか?」
私「おとーさん、めっちゃ絵へたくそやね!!」
子供ようちゃん、強烈なボディブローを父に(笑)
当時のことを父に聞くと・・・・
父「あんときは思いっきり頭をはたいたろうかと思ったわ。」
結論:無茶ぶりが過ぎる(by父)
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