気を付けて!!

「ほらっ!!気を付けてっ!って言ったでしょ!!」


病院や介護、自宅でよくみられる光景だと思います。子供が転んだ時や高齢者が転倒した時、物を落としてしまったときなど。

とっさにこのような言葉が出てしまいます。ようちゃんもついつい口に出してしまいます。

では、実際にことを起こしてしまった本人はどうでしょうか?

本当に気を付けていなかったのでしょうか?


誰も転びたくて転んだり物を落としたくて落としている人はいないと思います。もちろん、わざとしている場合は別なのですが・・・・

そして、言われた方はどうなるでしょうか?関係性がいい場合は「うるさいな、わかっとるわ。」なんて軽口で行ってすむ場合が多いと思います。

しかし、これが介助者相手だったりリハビリスタッフだったり、看護師だったりしたらどうでしょうか?

多くの方は申し訳なさと情けなさなどがごちゃ混ぜになってしまい、さらにこれ以上迷惑をかけられないからより一層気を付けないとと体全体が緊張してしまうのではないでしょうか?

果たしてこれが「正常」な状態でしょうか。この状態では本人の力を100%発揮できないとようちゃんは思います。


残念ながら病院勤務していた時にこのような言葉をかけているシーンに何度かあったことがあります。病院スタッフも人間ですから余裕がない時にいろいろことがおきてしまうとイラついてしまう気持ちはすごくわかります。

でもそこで患者さんに「気を付けてっ!!」といったところでより一層体がすくんでしまうだけだと思います。

まずは患者さん自身の体を気遣い、体に異常がないかを確認し、異常がなければ何をしようとしてそうなったかをしっかりと分析します。そうでなければまた同じことをしてしまうかもしれませんからね(´・∀・`)

必要であればどんどん他のスタッフに相談して問題ごとを一緒に考え、解決していくことが必要だと思います。

ただ、別に「気を付けて」という言葉が悪いわけではありません。いい方だと思います。優しく「気を付けてね~」っていうのはいいと思いますよ。

そして話は少し変わりますが、最近うちの職場では朝礼後に「気を付けて」という挨拶から「ご安全に」という言葉に代わっています。

これは製造業などにかかわっている方たちにとってはなじみの深い言葉だと思います。自分もこの「ご安全に」という言葉は結構気に入っています。

皆さんも「ご安全に」

最近、母が転倒しやすくなってしまい、このようなことをよく考えるようになったようちゃんでした。

結論:転倒するとした方も周りもショックを受けてしまいますね(byようちゃん)




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ようちゃん(たなよう)
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